深田あり的な解釈と選択。
もし5人の中に深田ありにとって大切な人、ないし5人を助けることで深田ありに何らかの利益がある場合、深田ありはレバーを引いて1人には死んでもらう。 が、もし全員が赤の他人であったなら、申し訳ないが5人には死んで貰う。 それは元々5人は死ぬ運命にあるからだ。 運命をねじ曲げる価値がない限り、深田ありは運命をねじ曲げない。 人間の数は問題じゃない。 命の価値は無限大と考えるので、一人の命も五人の命もどちらも無限に尊いと考える。 誰だって死にたくないし、生きたい。 5人のために1人が死ぬ道理などない。 命は数で区別されない。 ではどちらが死ぬべきか。 そんなの『元々死ぬ運命にある方』に決まってる。 人数は関係ない。全部尊い命だから。 だから、死ぬのは最初から死ぬ運命にある方だ。 数は問題じゃない。 本来死ぬべきだった方が死ぬべきだ。 それをねじ曲げるのは欲望しかありえず、レバーを引く人間にとって大切な人がいる方を助けたいし、助けて何か利益がある方を助けたい。 人間だからね。 でもそれがないなら、なら、命の価値は無限なので、地球より重いので、数は問題じゃないから5人には運命と思って死んで貰う。 1人の命も5人の命も無限で同じだからな。比較できない。 だって誰にだって人生はあって、幸せはあって、夢があって、頑張って生きてんだぜ? 数で塗りつぶされるほど軽いものであるわけがない。 スポンサーサイト
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ビールは最近ヱビスとプレモルばっかで新しいの飲んでなく、煙草はあらかた吸いつくし(記事が1000超えてるしな)、オデオは沼を抜け出してもう買うことはない。
そんなわけで最近深刻な記事不足に陥っているのだが……どうしたもんかね? 最近デュポングッズと時計を買うようになったわけだが、それのれびうでもするか? しかし時計って何をれびうしたらいいんだ? |
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取り敢えず二ヶ月放置はまずいので痕跡残す。
とはいえ、何を書いたらいいものか……。 |
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2018年発売
参考比較(5段階評価) 高音……★★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★★★ 総合……★★★★★+α EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 深田あり最後のオデオである。 本当はD6000を最後にしたかった、finalのね。 しかしD6000が発売する気配が全くなく、このままではいつまで経っても沼から抜け出せない。 そんなわけで急遽代替品としてこいつでオデオを終わらせることにした。 こいつを選んだ理由は以下の通り。 ・D6000と同じ平面駆動であること ・D6000よりも音が間違いなくいいと断言できること ・ブランド的価値があること ・ハイエンドヘッドホンであること ちなみにハイエンドには違いないが、日本価格でこそ15万8000円とイーリアたんより高いのだが、イギリスだとこいつ定価800ポンドなんだよな。 ちなみにイーリアたんは1000ドルだ。日本価格で13万円(かつては17万円)だけど。 明らかに日本価格はぼったくりである。 そして後述するが、15万8000円の音はしていない。ていうかイーリアたんに負けている。 ただ、まあD6000がいずれ出ても負けるような音はしていないから許す。 ちなみに候補は他に ・EAH-TZ700 ・Lab1 ・FI-BA-SST の3つがあったのだが、どれもそれぞれに問題があり、最終的にERA-1を選んだ。 一応上の3つよりはERA-1の方が音がいい(Lab1は聴いたことないけど、負けることはあるまい) さて、聴く前にQuadというメーカーについてだが、これはイギリスのピュアオーディオメーカーであり、『コンデンサー型スピーカー』で有名である。 出た! ピュアオーディオ! やっぱ深田ありはピュアが作ったイヤホンやヘッドホン好きなのよ。 で、Quadといったらコンデンサー型スピーカー、というほどコンデンサーが有名な会社で、Quad自身もコンデンサーには並々ならぬこだわりがある模様。 そんなQuadかヘッドホン参入……したら何故かコンデンサーではなく平面駆動だった。 へ、平面駆動??? 何故? スピーカーは作れてもヘッドホン用のドライバーは自前では作れなかったからどこかのOEMにしたとか? 自前でヘッドホン用のドライバーも作れるFocalと比べて情けないなあ。 とはいえ証拠はないがね。 では、そろそろ聴いていこう。 我が最後のオデオを!!! 傾向はフラット。 高音……SONOROUS Ⅳ CTには劣るがイーリアたんには勝る。ただし超高音はイーリアたんの方が上。浅い高音はイーリアたん唯一の欠点なので、そこは超えている。伸びやかできらめきもあり、少々刺激的。サ行が少し刺さるが、あまり気にならんレベル。 中音……非常に近く、ボーカルはSONOROUS Ⅳ CTよりもイーリアたんよりも遥かに近い。厚みもあり、細い感じはしない。艶や生々しさもある。ただしイーリアたんのような妖艶なエロさはなく、しっとりした魅力は伝わってこない。非常に淡々とした感じで幾分機械的。 低音……平面駆動とは思えぬやたらパワフルな低音が炸裂する。SONOROUS Ⅳ CTよりずっと強い。イーリアたんと量は互角か。深さではイーリアたんが上回る。また質もイーリアたんのようなリッチな感じはなく、締まりもあって質はいいのだが『締まりがある』と評価してる時点でイーリアたんには勝てていない。ただそれでも平面駆動らしからぬ迫力の低音は素直に称賛したい。 解像度……SONOROUS Ⅳ CTよりは上だがイーリアたんには劣る。とはいえ基本的な解像度は十分ハイエンドのそれで、MDR-CD900STに負ける解像度ではない。つまり必要十分。 クリア……割とクリアな部類。イーリアたんよりはクリア。しかしSONOROUS Ⅳ CTよりは篭る。なので許容範囲というべきか。 音場……イーリアたんよりもSONOROUS Ⅳ CTよりも狭い。ハイエンドとしては狭い部類だろう。ただ開放型であるため抜けはよく、別に窮屈さはない。まあフツーか。ちなみに音は真横から来る典型的ヘッドホンの音。 全体的にはどの帯域においても過不足のない万能選手。 ただしどの帯域においても特別強烈な魅力はなく、地味。 音そのものは明るく、イーリアたんみたいな暗さはない。 しかしSONOROUS Ⅳ CTのような派手さもなく、淡々としている。 音場の広いSE846みたいな音。 ただしSE846と決定的に違うのは『響き』。 ERA-1はかなり響く。イーリアたんほどではないが倍音効果もかなりあり、響きと混ざって独特の香りを残している。 低音も中音も高音も全て高水準で隙がないが、逆に言うと小さくまとまった感じで、ウルトラハイエンド特有の『凄い』という感覚がない。 なんていうか、一段レベルの低いところで器用にまとまった音。 かなりモニター寄りだが響きが強いのでリスニングになる。 そのためハイエンドによくある『スゲー魅力があるが隙もある』タイプとは違い『隙はないがスゲーと思う箇所もない』という形でハイエンドに位置する感じ。 アッパーミドルはスゲーと思わないくせに隙があるからな。 深田ありの感覚だと(あくまでヘッドホン。イヤホンは基準が違う) ウルトラハイエンド……スゲー音で隙がない ハイエンド……スゲー音だが隙がある アッパーミドル……凄くはないし隙もある ミドル……魅力はあるが隙だらけ エントリー……値段を考慮すれば凄いのもあるが隙が多すぎる ウルトラエントリー……隙のカタマリ。魅力を探すのも無理ゲー こんな感じ。 しかしERA-1には隙らしい隙はどこにもない。 ただスゲーと全く思わない。ぶっちゃけアッパーミドルの音色。ただ、隙がないからハイエンドに位置してる感じ。 イーリアたんはウルトラハイエンドとも戦える魅力はあるが、隙があるからハイエンドなのとは対照的だ。 ちなみに平面駆動だけあって歪みはない。ここは平面駆動のメリットやね。 ただ平面駆動はあくまでDDなので、音はとてつもなくDD臭い。コンデンサーきある『絹のような音色』は一切しない。あくまでDDの音で歪みがない。 深田ありが本機に割と辛口なのには理由がある。 それはこいつ、SONOROUS Ⅳ CTより少しだけ音がいい程度なんだよ。 イーリアたんには太刀打ち出来ていない。 確かにSONOROUS Ⅳ CTよりは音いいんだよこいつ。 しかし、少しだけなんだよ。イーリアたんとSONOROUS Ⅳ CTとでは明らかにランクの違う音なのに、ERA-1とSONOROUS Ⅳ CTとでは本当にギリギリERA-1の方が音がいい音なんだよね。 それの何が気にくわないかって。 ハイエンドで 故障率が高く しかもディスコン のヘッドホンがこの程度なことに決まってる。 まあこいつイギリスでは800ポンドなので、そう考えると値段なりの音ではある。 そう、こいつはまさに800ポンドの音だ。値段なりなのだ。 イーリアたんは1000ドルだけど安過ぎィ!な音だからショックなあるんだな。 間違っても15万8000円の音はしていない。 いいとこ10万円の音。 イーリアたんは17万円時代ですら安いと言われていたのに(個人的には17万円くらいの音だとは思うが。隙があるので20万円の音はしていない) とはいえ、腐っても800ポンドのヘッドホン。EAH-TZ700よりは絶対的に音がいい。 D6000に負けることはあるまい。 だからまあ、許す。 ちなみに平面駆動だけあって音量は全然取れない。 ER-4Sの6割増しくらいの音量を必要とする。 また音色はちょうどイーリアたんとSONOROUS Ⅳ CTの中間みたいな感じなのよね。 暗くて地味なイーリアたんと明るく派手なSONOROUS Ⅳ CT。 そしてこいつは明るく地味な音。 まさに中間だ。 割とモニターチック。まあリスニングだけど。 とまあ我が最後のオデオ。 最後を飾るには少々不満もあるが、元よりハイエンドはイーリアたん、SE846、DORADO、FI-BA-SSで十分だし、家ではイーリアたんとSONOROUS Ⅳ CT、外ではDK2001をZX100で聴くというスタイルでとっくの昔に完結していて、これは蛇足というか、オデオを終わらせるためにやったことだからね。 ちなみにこれ以上は買わない理由がある(それを買った理由もある)。 それはこれで深田ありのイヤホン、ヘッドホン、耳かけの合計がピッタリ100本なんだよ。 だから買ったんだ。100本という美しさのために。 そしてだから今後はオデオを『買えない』んだ。100本でなくなるのが嫌だから。 そんなわけで最後のオデオ、Quad ERA-1。 色々言いたいことも言ったが、でもこれでよかったんだと思うよ。 足るを知るってやっぱ大事だし、これ以上買っても使い道ないし。 今まで長々とオデオれびうをしていたけど、これにて閉幕です!! |
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サンプルで貰った煙草。
忙しいのでとっととれびうする。 ん? あ、これは美味い! 葉の荒さの割には火付きも火持ちもよく、とろんとした甘さが口腔に広がっていく。 それでいて品があり、後味に何とも言えない洋酒的な複雑さもある。 ナッツ感もあるな。 ……しかし、これ、サンプルで貰ったわけなんだけど、銘柄間違えてね? 34thミクスチャーはイングリッシュタイプのはずだが……。 味わいは確かにそういう気配があるともいえるが、かなり着香的だぞ? いや、間違ってはいないのか? 吸ってくと確かによわーいラタキアを感じる。 しかしナッツ感がつよく、あーこの甘さはブラキャベの甘さが。 着香だと思ってコモイ使ったのは失敗だったな。ダンヒル様使うべきだった。 まあ今回はよしとしよう。 |
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100本(完結)
ヘッドホン18本、耳かけ3本、イヤホン79本 ACHICOO ・C18付属イヤホン AGPTEK ・A01付属イヤホン ALPEX ・HSE-A1000 ・HSE-A1000R ・HSE-A1000PN(有線ピヤホン) ATOMIC FLOYD ・SuperDarts+Remote at.Q ・AT-ES02 ・AT-ES05 ・AT-ES06 ・AT-ES11 Apple ・EarPods with 3.5 mm Headphone Plug ASUS ・ZenEar Pro Audio Technica ・ATH-EW9 ・ATH-CK100pro ・ATH-CKM1000 ・ATH-CKW1000ANV ・ATH-CK52 ・ATH-CK7 ※断線 ・ATH-C502 ・ATH-CV5 ・ATH-IM50 AUGLAMOUR ・RX-1 Astell&kern ・ICP-AT500 BASN ・BC100 Blon ・BOSSHIFI B8 Blue Ever Blue ・Model1200 Cardas Audio ・EM5813 Model1 Campfire Audio ・DORADO Clear Tune Monitors ・VS-2 Cyberdrive ・Forte Impact DURA BASS ・Forte Classic BASS DAISO ・HQ-003 ・ステレオイヤホン カップカナルタイプ ・ステレオイヤホン ブリリアントタイプ ・ステレオイヤホン ジェリービーンズタイプ DUNU ・DN-2000 ・DK2001 DENON ・AH-C820 ・AH-C100 ・AH-C710 ※断線 ELECOM ・EHP-CH2000 ELEGA ・CBS SONYスタジオ用Pro monitor stereo headphone ETYMOTIC RESEARCH ・ER-4S Focal ・Elear ・Spirit One ・Sphear ・Sphear S final ・SONOROUS Ⅳ CT ・FI-BA-SS3 ・Adagio Ⅲ ・Adagio Ⅱ ・E500 G4 ・G451 GRADO ・SR325e ・GR10e IDEA LABEL ・i Sound 3D Earphone Rock intime ・碧light JVC ・HA-FXZ100 ・MR-L235 KOSS ・KSC75 ・THE PLUG(新旧共に所持) ・SPARK PLUG(新旧共に所持) KZ ・ZS5 ・ZS6 ・ZS10pro NAGAOKA ・P908 Nantera SELECTION (パソコン工房) ・IE-006 Marantz ・HP101 Moondrop(水月雨) ・CHACONNE ・SpaceShip OKCSC ・ZX1 oBravo ・erib-8a「パシテア-Pasithea-」 Panasonic ・RP-HDE10 ・RP-HJE150 ・RP-HJ337 Pioneer ・SE-A1000 ・SE-500 ・SE-CL751 ・SE-CL721 Quad ・ERA-1 Sabbat ・X12 pro SCOSCHE ・IEM856 SHURE ・SE846(Perfect Edition) ・SE215 Special Edition SKULLCANDY ・CRUSHER SONY ・MDR-CD900ST ・MDR-Q55SL ・MDR-XBA-A2 ・MDR-NWNC33(ウォークマン付属イヤホン) SONOCORE ・COA-803 Soul ・SL99 TDK ・neo:n03 ※紛失(れびうもしてない) Technics ・RP-DH1200 TTPOD ・T2 Ultrasone ・HFI-780 Ultimate Ears ・UE9000 ・Super fi 5 EB ・Triple fi 10 pro ・UE900s Xiaomi ・IN-Ear Headphones Pro HD YAMAHA ・HP-50 アシダ音響 ・ST-4000R 城下工業 ・Sound Warrior SW-HP10 上海問屋 ・DN-12883(問屋ハイブリッド) ・DN-13578(問屋ハイレゾハイブリッド) |
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100本。
ヘッドホン18本+耳掛け3本+イヤホン79本。 final D6000が発売する兆しが見えないのでオデオは終わらした。 D6000が今後発売するならその時考えるけど、現状としてはオデオは終わった。 ヘッドホン(18本) 密閉型(9本) ・final SONOROUS Ⅳ CT……50ミリD×1+BA×1 ※Cタイプイヤーパッド+シルバーコートケーブル ・Focal Spirit One……40ミリD×1 ・ウルトラゾーン HFI-780……40ミリD×1 ・ソニー MDR-CD900ST……40ミリD×1 ・テクニクス RP-DH1200……50ミリD×1 ・城下工業 Sound Warrior SW-HP10……40ミリD×1 ・SKULLCANDY CRUSHER……40ミリD×1+サブウーファー×1 ・アルティメットイヤーズ UE9000……50ミリD×1 ・アシダ音響 ST-4000R……口径不明4chD×2※4chヘッドホン 開放型(6本) ・Focal Elear……M字型40ミリD×1※フルオープン ・Quad ERA-1……平面駆動D×1 ・GRADO SR325e……40ミリD×1 ・パイオニア SE-A1000……50ミリD×1 ・パイオニア SE-500……6.5μ厚ハイポリマー素子×1 ※ハイポリマー型ヘッドホン ・OKCSC ZX1……57ミリD×1※フルオープン 半開放型(3本) ・エレガ CBS SONYスタジオ用Pro monitor stereo headphone……D×1 ・YAMAHA HP-50……平面駆動43ミリD×1※オルソダイナミック型 ・Blon BOSSHIFI B8……50ミリD×1 耳掛け式ヘッドホン(3本) ・オーディオテクニカ ATH-EW9……28ミリD×1 ・ソニー MDR-Q55SL……30ミリD×1 ・KOSS KSC75……45ミリD×1 イヤホン(79本+断線2本) ハイブリッド型(18本) 2ドラ(8本) ・アルティメットイヤーズ Super fi 5 EB……D×1+BA×1 ・アトミックフロイド SuperDarts+Remote……D×1+BA×1 ・intime 碧-light……D×1+VST×1 ・上海問屋 DN-12883(問屋ハイブリッド)……D×1+BA×1 ・上海問屋 DN-13578(問屋ハイレゾハイブリッド)……D×1+BA×1 ・SCOSCHE IEM859……D×1+BA×1 ・パイオニア SE-CL751……D×1+ベースエキサイター ・oBravo erib-8a「パシテア-Pasithea-」……D×1+プラナーマグネティック(平面駆動) 3ドラ(6本) ・Campfire Audio DORADO……D×1+BA×2 ・DUNU DN-2000……D×1+BA×2 ・ソニー XBA-A2……D×1+BA×2 ・TTPOD T2……D×1+BA×2 ・Xiaomi IN-Ear Headphones Pro HD(Piston5)……D×2+BA×1 ・Blue Ever Blue Model1200……D×1 +ETLモジュール×2 4ドラ(3本) ・DUNU DK2001……D×1+BA×3 ・KZ ZS5……D×2+BA×2 ・KZ ZS6……D×2+BA×2 5ドラ(1本) ・KZ ZS10 PRO……D×1+BA×4 ムービングアーマチュア型(マグネチックアーマチュア型)(1本) 1ドラ(1本) ・GRADO GR10e……MA×1 バランスドアーマチュア型(8本) 1ドラ(2本) ・final FI-BA-SS3……BA×1 ・エティモティックリサーチ ER-4S……BA×1 2ドラ(2本) ・ジーフォー G451……BA×2 ・Clear Tune Monitors VS-2 ……BA×2 3ドラ(2本) ・オーディオテクニカ ATH-CK100PRO……BA×3 ・アルティメットイヤーズ Triple Fi 10 pro……BA×3 4ドラ(2本) ・シュアー SE846……BA×4 ・アルティメットイヤーズ UE900s……BA×4 ダイナミック型(51本) 1ドラ(45本) ・Focal Sphear……D×1 ・Focal Sphear S……D×1 ・Cardas EM5813 Model1……D×1 ・シュアー SE215SPE……D×1 ・マランツ HP101……D×1 ・デノン AH-C100……D×1 ・Astell&kern ICP-AT500……D×1 ・Sabbat X12pro…… style="color:#FF00FF">D×1 ・Soul SL99…………D×1 ・final Adagio Ⅲ……D×1 ・final Adagio Ⅱ……D×1 ・final E500S……D×1 ・オーディオテクニカ ATH-CKM1000……D×1 ・オーディオテクニカ ATH-CK52……D×1 ・オーディオテクニカ ATH-C502……D×1 ・オーディオテクニカ ATH-CV5……D×1 ・Moondrop(水月雨)CHACONNE……D×1 ・Moondrop(水月雨)SpaceShip ……D×1 ・KOSS THE PLUG……D×1 ・KOSS SPARKPLUG……D×1 ・Cyberdrive Forte Impact DURA BASS……D×1 ・Cyberdrive Forte Classic BASSS……D×1 ・ソニー MDR-NWNC33(ウォークマン付属イヤホン)……D×1 ・ソニー MDR-EX51……D×1 ・パイオニア SE-CL752……D×1 ・Apple EarPods with 3.5 mm Headphone Plug……D×1 ・パナソニック RP-HDE10……D×1 ・パナソニック RP-HJE150……D×1 ・パナソニック RP-HJ337……D×1 ・エレコム EHP-CH2000……D×1 ・JVC MR-L235……D×1 ・NAGAOKA P908……D×1 ・アルペックス HSE-A1000……D×1 ・アルペックス HSE-A1000R……D×1 ・アルペックス HSE-A1000PN……D×1 ・Nantera SELECTION IE-006……D×1 ・ACHICOO C18付属イヤホン……D×1 ・AGPTEK A01付属イヤホン……D×1 ・ダイソー HQ-003……D×1 ・ダイソー ステレオイヤホン カップカナルタイプ……D×1 ・ダイソー ステレオイヤホン ブリリアントタイプ……D×1 ・ダイソー ステレオイヤホン ジェリービーンズタイプ……D×1 ・at.Q AT-ES02……D×1 ・at.Q AT-ES05……D×1 ・at.Q AT-ES06……D×1 ・at.Q AT-ES11……D×1 2ドラ(5本) ・オーディオテクニカ ATH-IM50……D×2 ・ IDEA LABEL i Sound 3D Earphone Rock……D×2 ・SONOCORE COA-803……D×2 ・デノン AH-C820……D×2 ・BASN BC100……D×2 3ドラ(1本) ・JVC HA-FXZ100……D×3 ・デノン AH-C710……D×1 ※現在断線中 ・オーディオテクニカ ATH-CK7……D×1 ※現在断線中 ・TDK neo:n03……なくした。 スピーカー ・深田システム(YAMAHA YST-M100+エレコム MS-P08UWM+エレコム MS-W02WBK 木のスピーカー+ロジクール Multimedia Speakers Z213の同時接続による6ドラ化)(ワークステーション用) ・サンワサプライ REAL SOUND(遊び用PC用) 据え置き ・ワークステーション→銀メッキ単結晶銅USBケーブル+iPurifier DC→DA300USB→ノイマンRCAケーブル→Topping A30 ・ThankPad X200→AT-HA90USB 使用DAP ・ラストフィナーレ(Cayin N6+oBravo HPA-1) ・Digital&Analog Calyx M ・AK120 ・aune A50(walkman A55(ペールゴールド)+aune BU1) ・ TEAC HA-P90SD(レッド) ・三段A16(WALKMAN A16(ブルー)+HAA FEE HA8-Ⅱ+AUGLAR GR-1改) ・Cayin N5+C5 ・Pioneer XDP-100R+新生AUGLAR GR-1 ・SONY WALKMAN ZX100 ・COWON Plenue V(シルバー) ・Cyberdrive JR-1S(ガンメタ) ・古き良き三段弁当(Fiio X3(初代)+XDuoo XD-01+ORB JADE To Go) ・ACMEE MF01「DAP」 ・Zishan Z3 Pro(AK4493)+TCG SKINA ・ACHICOO C18 ・Sandisk sansa e280 with Rockbox to NX1s ・Sansa View ・ローファイDAPさん(謎の激安中華DAP) ・D701iWM(Music Porter Ⅱ) ・ケンウッド MG-G708 ・東芝Gigabeat F20 ・日立 i.μ's HMP-V204+Bluetooth ・まさに大低音(AGPTEC A01+M-AUDIO Bass Traveler+CAVジャパン BRT-PA1 BuruTta) ・SONY WALKMAN A876(ソニーストア限定モデル) 破損 ・ウォークマン S746(使えるけどボタンが壊れてる) ・グリーンハウス kanaRS(完全に壊れた) ・Sandisk sansa e250(動くんだけど、画面の9割が見えない) ・ONN X5(イヤホンジャックが不調) ワークステーション用 使用DAC ・デノン DA-300USB……PCM1795+Advanced AL32 Processing(DAC部)、NJU72341+ディスクリート(ボリューム部)、NJM8068(アンプ部) 使用アクセサリー ・i Purifire DC……DA-300USBの電源部に装着。 ・ノイマンRCAケーブル……DA-300USBとTopping A30の接続に使用。 使用ヘッドホンアンプ ・TOPPING A30 Hifi ヘッドホンアンプ……OPA1611×2+MUSES01×2(アンプ部)、TPA6120A2(出力段) ノートPC用 使用DAC/ヘッドホンアンプ ・オーディオテクニカ AT-HA90USB……AK4396(DAC部)、MUSES8820 E01(アンプ部) ウォークマン用 使用DAC ・HAA FEE HA8-Ⅱ……ES9038Q2M(DAC部)、OPA1652(アンプ部) 使用アンプ ・AUGLAR GR-1……OPA2107(入力段×1)+MUSES8920D×2(出力段×2) 使用ケーブル ・MOGAMI2534(mini-miniケーブル) AGPTEK A01用(まさに大低音) ・M-AUDIO Bass Traveler……LM358(アンプ部) ・CAVジャパン BRT-PA1 BuruTta……AD8397(アンプ部) sansa用 ・Topping NX1s……OPA1652+LMH664(アンプ部) ・PA-SD07 Silver Point……OPA2134(アンプ部)※DACは非搭載。単四電池4本使用。現在断線中につき使用不可。 使用音楽ソフト ・ハイレゾ……PlayPcmWin ・MP3……Kb Media Player ちなみにこれらの機種の発売年にするとこんな感じ(所持ロットではない) ちなみにER-4Sについては日本の発売は2000年なんだけど、ER-4自体は1991年発売だから両方載っけた。 括弧の星はお気に入り度ね。最高が5つ星。音質ではなく、お気に入り度。だから音質がよくないイヤホンでも星が多かったり音質がよくても星が少なかったりする。 2020年発売 ・DK2001(★★★★★+α) ・HSE-A1000PN(★★) ・AT-ES11(★★★★) 2019年発売 ・CHACONNE(★★★★★+α) ・KZ ZS10 PRO(★★★) ・Sabbat X12pro(★★★) ・SpaceShip(★★★★) ・HQ-003(★★) ・ACHICOO C18付属イヤホン(★★★) ・P908(★★★) ・E500(★★★) 2018年発売 ・Quad ERA-1(★★★★★+α) ・碧light(★★★★) ・OKCSC ZX1(★★★★) ・HSE-A1000R(★★) ・AT-ES05(★★★★) ・AT-ES06(★★★★) ・BASN BC100(★★★) 2017年発売 ・パシテア(★★★★★) ・Focal Sphear S(★★★★) ・CTM-VS2(★★★★) ・KZ ZS6(★★★) ・KZ ZS5(★★★) ・HSE-A1000(★★★) ・ダイソー200円(★) ・AT-ES02(★) ・AGPTEK A01付属イヤホン(★★) 2016年発売 ・Focal Elear(★★★★★+α) ・デノン AH-C820(★★★★★) ・Forte Impact DURA BASS(★★★) ・Forte Classic BASS(★★★) ・Xiaomi ProHD(★★★) ・問屋ハイレゾハイブリッド(★★★) ・Blon B8(★★★★) ・IE-006(★★★) ・RP-HDE10(★★★★) 2015年発売 ・GR10e(★★★★★) ・Blue Ever Blue Model1200(★★★) ・SR325e(★★★★★) ・Focal Sphear(★★★★) ・TTPOD T2(★★★★) ・問屋ハイブリッド(★★★) ・ICP-AT500(★★★) 2014年発売 ・SONOROUS Ⅳ CT(★★★★★+α) ・CRUSHER(★★★) ・DN-2000(★★★★★) ・XBA-A2(★★★★) ・UE900S(★★★★) ・CH2000(★★★) ・Z213(★★★) ・SE-CL751(★★★★★) 2013年発売 ・SE846(★★★★★+α) ・UE9000(★★★★★) ・G451(★★★) ・EM5813 Model1(★★★★) ・ATH-IM50(★★★) ・ダイソーブリリアント(★) ・ダイソージェリービーンズ(★) 2012年発売 ・Focal Spirit One(★★★★★) ・SE215SPE(★★★★) ・HA-FXZ100(★★★) ・EarPods (★★) ・AH-C100(★★★) 2011年発売 ・ATH-CK100PRO(★★★★★) ・ATH-CKM1000(★★★★★) ・ATH-CKW1000ANV(★★★★★+α) ・SuperDarts+Remote(★★★★) ・Adagio Ⅲ(★★★) ・Adagio Ⅱ(★★★) ・SL99(★★★) ・COA-803(★★★★) ・IEM856(★★★★) 2010年発売 ・FI-BA-SS(★★★★★+α) ・ソニー付属イヤホン(★★) ・i Sound 3D Rock(★★★) 2009年発売 ・デノン AH-C710(★★★) 2008年発売 ・HP101(★★★★) ・ATH-CK52(★★★) ・RP-HJE150(★★) 2007年発売 ・10pro(★★★) ・HFI-780(★★★★) 2006年発売 ・5EBちゃん(★★★★★+α) ・ATH-CK7(★★★)※断線した(れびうはしてある) 2005年発売 ・SPARKPLUG(★★★) 2004年発売 ・RP-DH1200(★★★★) ・SE-A1000(★★★★) ・MDR-EX51(★★) ・KSC75(★★★) ・ATH-CV5(★★) 2003年発売 ・ATH-EW9(★★★★) ・ATH-C502(★★) 2002年発売 ・THE PLUG(★★★) ・サンワサプライ REAL SOUND(★★) 2001年発売 ・RP-HJ337(★★) ・MDR-Q55SL(★★) 1991年/2000年発売 ・ER-4S(★★★) 1998年発売 ・ヤマハ YST-M100(★★★★) 1994年発売 ・MR-L235(★★) 1988年発売 ・CD900ST(★★★★) 1970年代発売(詳細不明) ・HP-50(★★★★) 1977年発売 ・CBS SONYスタジオ用Pro monitor stereo headphone(★★★) ・KH-53(★)※ドライバ壊れた(れびうはしてある) 1975年発売 ・SE-500(★★★★★) 1973年発売 ・ST-4000R(★★★) こんな感じですの。 ![]() 人気ブログランキングへ |
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最近糞忙しくてれびうする暇がない……。
昨日も3万字書いたし。 でなわけでざっくり。 マックバレンシリーズの中では一番吸いやすい。 乾燥しやすく巻きやすい。 味はマックバレンの王道のそれで、PL88に近いがあれよりは渋味が強いか。 アメリカンブレンドとは甲乙つけがたく、ピュアの方がやや渋いのが好みの分かれるところか。 個人的には味はアメリカンブレンドの方が好きだが、吸いやすさは圧倒的にピュアの方が上なんだよな。 正直味は似ててあんまり差はないので、ピュアでもいい気はする。 |
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そういやこいつのれびうしてなかったよ!
あー、もう残り少ない!! 急いでれびうするね!!! バージニアブレンドよりは遥かに複雑でコクがあり、何より甘味がある。 後味に若干の渋味と酸味……。多少ピリリとタンバイト。 全体的にはあっさりとしているが、鰹ダシを思わせるジューシーな旨味があり、中々に美味。 強烈な甘味こそないが、ふんわりと複雑で玄妙な甘味があり、バージニアブレンドみたいな単調さはなく、出来は非常にいいと思う。 ただマックバレンの特徴なんだけどさ、葉が細かすぎ。 手巻きにするとドロー重くなりやすい。 煙管の方が遥かに吸いやすいというね。 もうちょい葉が荒い方がよかったな。 |
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2018年発売
参考比較(5段階評価) 本機(通常版) 高音……★★★ 中音……★★★★ 低音……★ 総合……★★ 本機(大当たり品) 高音……★★★ 中音……★★★★ 低音……★★★★ 総合……★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 98本目のイヤホン。 99本目はあくまでパシテアちゃんだからね。まあ入手が遅れたから99本目なんだろうけど、置いとく。 これはAT-ES06、AT-ES11と同じシリーズなのだが、この05は明確に低音が削られている。 そのため音はかなり似て非なるもの。 で、このイヤホン、実は大当たり品というのがある。 早い話個体差なんだけどね、この低音の削減に『失敗』してほんのちょっとしか低音が減ってない個体がある。 しかしそのサウンドがやばい。 AT-ES06やAT-ES11にかなり近い音なんだけど、ちょっとだけ低音が弱くなっているためバランスが非常によく、特に分離がAT-ES11よりもいいのである。 解像度も高くなり、AT-ES11では聴こえない音がこの大当たりのAT-ES05なら聴こえるのだ。 しかし通常版のAT-ES05は違う。 低音が本当にゴッソリ削られており、スカスカもスカスカ。 よくもここまで低音削れるなってくらい削れられており、非常に軽いペラっペラな音がする。 そして低音がさっぱり出てないが別に高音がブーストされているわけじゃないので、むしろ篭りが目立つ。 中音の厚みや低音の太さが篭りを上手く消していたのがなくなったので、詰まった高音による篭りだけが目立つクソ機になっている。 とはいえ百均にしちゃクリアだけどね。 細かいれびうは……上で全部語ってしまったな。 音の傾向はAT-ES11を見て欲しい。あれに上の要素を加えたのがAT-ES05だから。 |
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2017年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★★★+α 低音……★★★ 総合……★★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 深田ありにとって最後のイヤホンはDK2001であり、最後のDAPはZX100だ。 その気持ちは今も変わっていない。 元々はSE846とaune BU1で終わるはずだったのにズルズルズルズルと色々な『ココロノコリーズ』を買ってきてしまった。 そしてそれを、止める手だてはなかった。今までは。 しかし買って買って買って、ある現象が起きた。 それはイヤホン、ヘッドホン、耳かけの総数がちょうど100になるということである。 これだ! オデオを終わらせるにはこのタイミングしかない!! これが多分最後のチャンス! で、最後の100本目はfinalのD6000(発売日未定)でフィニッシュと決めてるから、99本目が実質的なラストといえる。 そしてその栄えある99本目が、このパシテアちゃんだ。 パシテアちゃあああああん!! この子を選んだ理由は以下の条件を満たしたのがこれだけだったから。 ・スピーカーのような鳴り ・平面駆動 ・高すぎない 候補としてはCardasのA8があった。前から気になってた。スピーカーサウンド枠として。 しかし平面駆動ではないし、CardasならEM5813を持っている。 他に中華のとある平面駆動イヤホンが気になった。 しかしあれはスピーカーサウンドではない。 そしてその両方を満たし、しかも安く買えたのがこのパシテアちゃんだった。 名前もかわいいし。パシテアちゃんですよパシテアちゃん。 オーブラボーは非常にニッチというか、ピンポイントの音を目指している台湾のメーカーだ。 それは『1970年代のスピーカーの音』である。 ……すげえ。 いくらなんでもピンポイントすぎる……。 そのため好き嫌いはかなり極端に分かれる。 あとオーブラボーは世界一高いイヤホンも売ってたね。110万円のイヤホン。 そのくせリケーブルは純正しかダメというクソ仕様。 ……尖ってんなあ。 パシテアちゃんは2万5000円なんだけどね。 オーブラボーではキューピッドの次に安い。 そしてオーブラボーは上位モデルにはハイルドライバーを、下位モデルには平面駆動を使うという特徴があり、DDもそれらを合わせた2ドライヤホンしか作らない。 全部2ドラだ。違いはDDのサイズと筐体の素材。 パシテアちゃんは6㎜DDもキューピッドと同じ一番小さいサイズ。平面駆動は8㎜だ。 キューピッドとの違いはリケーブルできないことと、アルミ+ウッド筐体であること。 ここに価格差がある。まあ5000円。 そう、1970年代のスピーカーの音を目指すメーカーの、平面駆動イヤホン!! そして名前がかわいい!! まさに狙いどおりのイヤホンだ。99本目に相応しい……。 ではそろそろ聴いていこう。 傾向はかまぼこ。 まあ1970年代のスピーカーの音を目指してるからな。かまぼこにしかならん。 高音……明らかに苦手な部類。徹底的に苦手な部類。重く濁って潰れた高音で、なるほど1970年代のスピーカーか。そんな感じがする。刺さりはないが、明らかに苦手。キラキラ感もない。 中音……ウルトラ素晴らしい。クリアで艶やかでなめらかで、そうなめらか。物凄くなめらか。自然すぎる。こんなになめらかな中音はかなり珍しい。てかイヤホンではこれ以上はないかと。ハイポリマーやコンデンサーみたいな中音が出る。ここはすっげえ。ピアノもかなり美しい。中音に関しては文句無しの100点。 低音……6㎜DDだけあってぶっちゃけ弱い。上位機種はDDかデカいので多分パワフルな低音になるんだろう。とはいえ、締まりはあるし、奥の方から聴こえるので意外と綺麗。重低音も苦手だな。 解像度……まあ及第点。悪くはないがそこまで高くもない。 クリア……1970年代のスピーカーの音を目指したというからかなり身構えていたが、意外とクリア。 勿論全体的にヴェールがかかっていて完全なクリアさはないが、それでもかなり上等。多分低音が弱いからマスクしないんだ。あとなんだかんだ一音一音が歪みなく綺麗なので濁らない。 音場……メチャクチャ広い。え? これマジでイヤホン? ってくらい広い。広すぎてどう表現したらいいかわからない。流石1970年代のスピーカーの音を目指しただけはある。ヘッドホン並の音場。立体感もあり、奥行きも十分。音場は100点満点。 その他……これは言わなければならない。タッチノイズが酷い。酷すぎる。今まで聴いてきたあらゆるイヤホンの中でぶっちぎりに酷い。タッチノイズのカタマリ。 絹のような音色で、コンデンサーかと疑うようなサウンド。 すっげえ自然な音。 音色がとにかく抜群にいい。 そして音場が凄まじく広大で抜けが抜群にいい。 イヤホンとは思えない音がする。 そして中音なものすごくなめらかなので『聴いててスゲー心地いい』 しかも平面駆動のおかげか歪みがないので意外とクリアなのよ。ここが素晴らしい。 イーリアたんより幾分クリア。 未だかつてこれより『気持ちいい』イヤホンは聴いたことがない。 確かにこれはかまぼこだ。 低音も高音も弱く、中音だけが際立つ。 しかしそのサウンドの気持ちよさときたら! なるほど1970年代のスピーカーサウンドというわけか。聴いて納得。 低音が弱いのは下位機種だからで、上位機種ならここでパワフルな低音が出るって寸法だろう。 でも個人的にはこれくらいの方がいいと思う。 低音強いと多分篭る。 マスクするから。 音そのものが非常に繊細でなめらか。実になめらか。 だからこそ繊細さが大切になる。 能率はかなり悪い。イーリアたんの方が音量取れる。 まあここら辺は平面駆動やね。 イーリアたんと比べた場合やはり中音の艶かしさやエロさではイーリアたんが上回る。パシテアちゃんもかなり頑張ってるがこの点においてはイーリアたんとは越えられない壁がある。 無論、低音は言わずもがなだが。 でも、それでも。 これは素敵だ。 素敵素敵なサウンドだ。 かなり気持ちいい音がする。 音ではなく音楽を楽しめる音がする。 すげえよこいつ。 パシテアちゃんは万人受けする音ではないと思うし、イーリアたんと比べるとやはりあらゆる点で劣る。買ってる部分が……クリアさくらいしかない。 ただ、それでもね。 かまぼこでさ、こんなにクリアな音は割と信じられないし、中音が実になめらかで気持ちよく、音場がイヤホンとは思えないほど広いんだよこの子。 凄いわこれ。 まさに1970年代のスピーカーサウンド……。 まあ上位機種みたいな低音のパワフルさはないんだけどね、低音かなり弱い。 でも歪みなく、自然で、とにかく何度も言うがなめらかな音。透き通っているのにぬるぬるする不思議な音がする。 中音好きには是非試して欲しいイヤホン。 マジでいい中音してる。 そしてこの音場! 中音と音場が本当に文句のつけようがない。 高解像度ゴリゴリの今時の音が好きな人には全く受け付けない音だとは思う。 そういう人にパシテアちゃんは向かない。 低音も高音もほんっと弱いから。 中音と音場に特化している。 まあ、クリアなんだけどさ。かまぼことは思えないほどクリアなんだけどさ。 あとなめらかだけど音そのものは結構あっさりして薄味なので濃密なサウンドを求める人にも向かない。 かなりピーキーなサウンド。 深田ありはめっちゃ気に入ったけどね、パシテアちゃん。 ただ、マジでタッチノイズが酷い。 これは許容できないレベル。 パシテアちゃんを外で使えるのか不安になるくらいタッチノイズが酷い。 あらゆるイヤホンの中でもぶっちぎりに酷い。 この致命的な欠点を許せるかどうかが分水嶺だろうね。 ちょっともう一度、ガチでイーリアたんと聴き比べてみる。 あ、イーリアたんの方がクリアだわ。 正確にはヴェールはイーリアたんの方がかかっているのだが、音単体の濁りはパシテアちゃんの方が濁る。 つまり篭り方が違う。 そしてパシテアちゃんは2ドラ特有の繋がりの悪さがある。つまり平面駆動とDD(平面駆動もDDだが便宜上別とする)の音がバラバラに聴こえる。繋がりの悪さがある。 全体的に濁りがパシテアちゃんにはある。 そしてイーリアたんの方が生々しく濃厚な音で、パシテアちゃんはちょっとインチキ臭い。 音場は……パシテアちゃんの方が広いな。抜けば互角か。やっぱパシテアちゃんの音場狂ってる。信じらんねえ。 分離はイーリアたんの方が上。あと距離感や定位はイーリアたんが上回る。立体感もな。流石にパシテアちゃんが勝ってるのは広さだけだ。 ボーカルの距離は同じくらい。 どちらもスピーカー的な鳴りをめざしてるだけあってなんか似てるところがある。音色で。 自然さは間違いなくイーリアたんの勝ち。繋がりのよさなど比べ物にならない。 あと低音は圧倒的に差がある。 解像度はイーリアたんの方が上。 ドライバーの音としては、イーリアたんはやはりDD臭いが、パシテアちゃんはDDぽさが全然ない。マジでコンデンサーみたいな音がする。 しっとりとした艶や温もり、あたたかさなどはイーリアたんが遥かに上回る。倍音もそう。 そのため聴いてて『陶酔しそうになる』のはやはりイーリアたんだな。 まあ値段が違うわな、流石に。 とはいえ、どちらもスピーカーサウンドを目標としてるだけあって、似ているところもあるな。 やっぱパシテアちゃんすげえよ。 |
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アクロポリス後継の旅で取り敢えず買ってみた。
……葉が細かすぎる……。湿り気も強く乾燥させないとまともに吸えない。 この時点でこいつ後継は無理。 煙管の方が吸いやすいとかどういうこと? PL88の方がこの点においてはよっぽど便利だったわ。 吸う前の香りはトマト的。 で、お味だが……。 凡庸な味というか、淡白な味。 一応熟成されとバージニアの味がするのだが、甘味が稀薄でコクも足らない。 それこそPL88の方がよっぽど美味かった。 ダメだなこいつは。 とてもアクロポリスの代わりは勤まらん。 吸いにくいし、味は平坦だし、まるでいいところがない。 れびうすることもあまりないんだよな。 淡白な味すぎて。 玄妙かがないというか、複雑さがないというか。 ダメだな、こいつは。 |
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間違ってれびう消してしまった……。もう書く気しねえ。
取り敢えず、軽めの喫味で熟成の強い感じ。 あー、もういいや。 やっぱさ、れびう間違って消したり消えたりすると、もう書き直せないね。やる気が起こらん。 |
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2018年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★ 中音……★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 一年半前、有線イヤホンを完全ワイヤレスに出来る魔法のアイテム、TRN BT20を購入した。 スマホ用にすると当初から決めていた。3.5ミリジャックついてるんだけど、でもでも完全ワイヤレスやりたかった。ミーハーだなおい。 しかし買ったはいいが問題があった。 それは使うイヤホンがなかったのである。 ガーン。 それから一年半、こいつはずっとホコリをかぶっていた。 本当に使い道がなく、もういっそ売ろうか本気で迷った。 最大の問題がMNCXだったことなんだ。 2pinなら安中華のZS5やZS6が使えるが、MNCXは使うイヤホンがない……。 音のいいやつを完全ワイヤレスにしてスマホ運用なんかしたくねえ。 てなわけでずーーっと放置してた。 そんな時、ツイッターで知り合った人に非常に強くオススメされたのがこれだ。 日本でのレビューはろくにない。というか全然ない。 正直なんの興味もなかったのだが、同軸2DD構成でアメリカのイヤホンと聞いたので、まあ、話のタネにはなるかと買ってみた。 3800円だし。 ……ZSTXより高いんですけどね。 ちなみにこいつ、装着感が非常に悪い。 手持ちのどのイヤホンよりもぶっちぎりで悪い。 どのイヤピ使ってもL側がまともにフィットしねえ。 正直買わなきゃよかったような……。 今回はやる気があんまないこともあり、スマホで、TRN BT20つけた状態でのれびうとする。 元々これ以外で運用する気ねーし。 ではそろそろ聴いていこう。 傾向は低中音より。 高音……結構つまり気味で、質もよくない。明らかに一番苦手。 中音……かなり近いところから聴こえる。明らかに一番得意な部類だが、質が悪い。かなり悪い。ピアノがすげえ汚ない。ボーカルもなんか変。 低音……一応深いところまで出ているし、そこそこパワフル。しかし世にある低音ホンと比べると幾分落ちる。今の中華ハイブリッドならこれくらい余裕で鳴らす。 解像度……一応モニターだけあってそこそこある。まあ値段なりか。 クリア……割かしクリア。多少篭りはあるが気にならん部類。 音場……ここだけは妙に凄い。やたら音場が広い。モニターとしてそれどうよ? な気もするが、とにかく広い。 普段は据え置きで、しかも有線で聴いているからスマホで完全ワイヤレス化したこいつだと音質が本気を出せないのは仕方ない。 有線で据え置きだともうちょい誉められる音になる。低音もしっかりするし、高音もまあまあ出る。 ただ、こいつの使い道がスマホで完全ワイヤレスだから仕方ない。 一応スマホにもいくらか曲をいれてあるが、基本的にこいつは人のいるところでの動画視聴を目的としているので、音質についてはあんま気にしていない。 ただこいつをまともに運用するとなると、モバイルバッテリーと箱を買わないといけないんだよな。 TRN BT20って、二連ケーブルだけは付属するが、バッテリー付属しねーから、こいつを入れる箱とモバイルバッテリーが別途必要になる。 ……スマホって、手軽なのが売りじゃなかったっけ? 思うにね、完全ワイヤレスって、全然お手軽じゃない。 どう考えても有線の方が楽! まあ、歩くとき引っ掛からないの『だけ』は魅力だけどさ。 それ以外誉めるとこねーよな。 |
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1977年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★ 中音……★★★★★ 低音……★★★★★ 総合……★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 900STなんかヘッドホンじゃねえ。 かつて、MDR-CD900STのことを指してそう吐き捨てたメーカーがある。 エレガという。 ソニーにヘッドホン作りのノウハウを叩き込んだ師匠であり、数多くの技術を提供し、そして袂を分かったメーカーである。 ソニーの型番のMDRとはエレガの型番であるDRが元となっている。 またソニーも昔はDRの型番を使っていて、それらはエレガのOEMだった。 そう、ソニーにとってエレガは師匠だったのだ。 ではエレガとはいかなるメーカーか? エレガというのは藤木電気という会社のブランド名であり、NHKの放送用モニターヘッドホン(DR-631)を作っていることで有名な会社である。 現在はDR-631Cしか作ってないようだが、かつては無数のヘッドホンを製造・販売・OEMしていた。 昭和ヘッドホンの半分以上はエレガのOEMだったと言っても過言ではない。 そう、デノンもケンウッドもオプトニカもNECもテクニクスもダイアトーンも、ヘッドホンはエレガだった。 エレガとは日本ヘッドホン界の父であり、巨人の中の巨人。 昭和ヘッドホンとはつまるところ、エレガか、それ以外かの世界と言っても過言ではなかった。 アシダ音響とかホシデンとかSTAXとか自前でやってたとこはあるからね、一応ね。 でも、それてエレガの勢力は最強だった。 エレガはあらゆるヘッドホンを作った。平面駆動もコンデンサーも4chもやっていた。 やってないのはそれこそハイポリマー型くらいだ。 さて、そんなエレガは当然スタジオモニターの定番でもある。 弟子であるソニーのスタジオでは1989年になるまでエレガのモニターヘッドホンを駆使っていた(900STか開発されたのが88年なため) それが置き換わったのが、CD900STによってである。 さて、ここから少し憶測の話に入る。 証拠はなく、ネットの又聞きだ。そこを了承して欲しい。 そもそも900STとはエレガの民生品のデッドコピーである900の磁石をネオジムに変えた代物でしかない……らしい(あくまでらしい) 900STのドライバーはエレガ製であり、初期はサマリウムコバルトを磁石に使っていたが、ソニーがそのままネオジムに換えた。 しかしサマリウムコバルトからネオジムに換えた際にドライバーの再設計をしていないし、当時のソニーには出来なかった『らしい』ので、所詮はコピーのさらにいじくり回した失敗作でしかない……らしい。 そしてそのことでエレガは怒り狂い、「900STなんてヘッドホンじゃねえ」という言葉も残した……らしい。 CD900STが業界標準になったのは音ではなくソニーブランドの力でしかない……らしい。 エレガの直系の弟子といえるソニーと城下工業。しかしその道は違うことになった。 で、今回深田ありはその、ヘッドホンじゃねえCD900ST以前にソニースタジオで実際に使われていたエレガのヘッドホンを手に入れた! ちゃんとCBS SONYのロゴがついた本物である。非売品だろう。超レア品だ。 そう、ヘッドホンじゃねえ900ST以前、つまり、『本物のヘッドホン』であるエレガのスタジオモニターヘッドホンが聴ける時が来た! 果たして本当に城下はエレガの魂を受け継いでいるのか!? 確かめさせて貰おう。 ちなみに型番かヘッドホンに載ってなくて、しかもOEMではなくちゃんとエレガの名前がついているのだが、多分これはDR-206Cではないかと思われる。 ただOEM品ではなく、エレガの名を冠していて、その上で型番がないので、断言はできない。 したがってこれはソニースタジオ用エレガ特性ヘッドホンと考えていいだろう。 多分DR-206Cだと思うけどね。 ちなみにこれ非売品なので超レアである。 多分入手はほぼ不可能。 型番すらないからな。エレガの名前だけはあるけど。 ではそろそろ聴いていこう。 傾向は低中音より(かまぼこじゃないのが凄い) 高音……かなり弱い。詰まりもあるし、これと比べるとCD900STの高音は非常に強い部類。びっくりするほど高音が弱くて、よく言えばアナログチックな音。悪くいうと高音ドン詰まりのカス。 中音……CD900STとの違いがわからん……。あまりにも全く中音か出る。距離も質も量も全く同じ。これ同じドライバー使ってんじゃね? ってくらい同じ音がする。 低音……CD900STよりも圧倒的に強い。というかメチャクチャ強い。物凄い低音か出る。急遽ヘッドホン史上最強の低音を鳴らすRP-DH1200と比べたが、流石にこいつには勝てなかった。しかし比べようと思うくらいには強く、ハチャメチャに低音が強い。なんで70年代のヘッドホンでこの低音が出せるのか皆目検討もつかない。マジオーパーツ。質についてはCD900STとほとんど一緒。緩さとかもう同じレベル。ただ、エレガの方が至近距離から低音か出る。 解像度……ここは非常に低い。モニターとは思えないくらい低い。CD900STとは比べ物にならない。 クリア……メチャメチャ篭る。CD900STかクッソクリアに聴こえる。多分高音が弱いせい。まあ昭和ヘッドホンらしい篭り方。 音場……CD900STとだいたい同じで、正直狭い部類。まあモニターだから仕方ないが、半解放型だけあって抜けはそこそこ良く、空間表現は実は上手い部類。ただ、音場狭いけどな。 似ている……。 CD900STと音がメチャクチャ似ている。 正確には音色がそっくりだ。 確かに低音はエレガの方が強いし、高音はCD900STの方が遥かに遥かに遥かに遥かに強い。 あとクリアさ。エレガふかなり篭る。CD900STの方がずっとクリアだ。 しかし逆をいうと違いはそれだけなのだ。 低音の質も、音場も、分離も、距離感も、全てがCD900STと似ている。 特に中音は全く同じに聴こえる。違いがわからん。 本当にあの噂は正しいんじゃないかと思えるくらい、音がクリソツなのだ。 そう、ドライバー一緒で磁石を変えただけ、という。 それくらい似てるのだ。 また、このヘッドホンが1977年発売と考えると信じられない特性をもつ。 それは低音がハチャメチャに強いということだ。 とにかく凄まじく低音が強い。 ぎょっとするほど強い。 しかも距離が近い。CD900STより近い(質は同じ) なんだこの低音??? 普通70年代のヘッドホンというとかまぼこをイメージする。 というか、かまぼこ以外ほとんどない。 フラットもあるにはあるが、低音は非常に弱い。 普通そのはずなんだ。かまぼこになるはずなんだ。 しかしエレガは違った。 マジでビビるほど低音が強い。 ちょっと信じられない。 70年代のヘッドホンですよね!? オーパーツめいたことやっとる……。 高音はさーっぱり出ないんだけど、それは70年代のヘッドホンならよくあることで珍しくもないんだけど、低音は現行機種の、それも低音ホンと張り合えるくるい強い。 ありえねえ……。 70年代でそんなことできるのかよ……。 昭和ヘッドホンの常識を覆すサウンド。 質はCD900STと全く同じなんだけどね。 しかしこうして聴くとなるほどエレガはソニーの師匠だ。 音がそっくりだ。 ソニーサウンドはエレガだったのだとわかる。 装着感は昭和ヘッドホンにしちゃ上等の部類。いや、昭和ヘッドホンらしく側圧は強いんだけど、昭和ヘッドホンにしちゃかなりマシ。 CD900STよりずっと小振りなのが効いてるな。 ヘッドホンじゃねえCD900STの登場によってこの名も無きヘッドホンは存在を抹消された。 ソニーの歴史から完全に無かったことになっている。正確には全く語られない存在である。 しかし、歴史に嘘をつくことはできない!!! 確かにこのエレガはソニーの歴史に存在していたのである! それはデザインからもわかる。CD900STは明らかにこいつの後継機ってデザインなのだ。 しかしこの名も無きヘッドホンについて語ってくれる者はもういない。 エレガがソニースタジオのヘッドホンだったと知ってる人はいてもその名前も、音も、誰も知らないのだ。 ソニーはこの名も無きヘッドホンの存在を隠蔽している。 可哀想なエレガ……。 ならば深田ありがこいつに名前を与えてやろう!!! CD900STは95年に一般販売されるまではMDR-CD900CBSという名前だった。 ならこいつの名前はDR-206CBSだ!!!! 今決めた! 深田ありが決めた! こいつの名前はDR-206CBSぞ!!! |
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2014年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★★ 低音……★★★★★+α 総合……★★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 低音の悪魔に魂を売ってしまったイヤホン。 そう呼ばれるイヤホンがある。 世に低音は数あれど、そんな称号を持つイヤホンはひとつしかない。 それが今回紹介するパイオニアのSE-CL751である。 このイヤホンはベースエキサイターという、低周波をキャッチすると振動を起こすという、スカルキャンディーのクラッシャーみたいな機能を有しているハイブリッド型イヤホンだ。 ハイブリッドと言ってもフルレンジDD一発にこのベースエキサイターをつけてるだけなのだが。 そのため後述するがDDからも低音は出てくる。 このベースエキサイター搭載機種は SE-CL751 SE-CX7 SE-CX8 SE-CX9 の4機種存在するのだが、CXシリーズに使われてるのはベースエキサイター2という、小型化したベースエキサイターだ。 なんせこのベースエキサイター、とてもデカイのだ。スゲーデカイのだ。20㎜以上ある。 そのため装着感が悪く、見た目も不恰好なので、後継機では小型化が図られた。 しかし代償として小型化したベースエキサイター2は振動も弱くなっており、唯一初代ベースエキサイターを搭載したSE-CL751に比べると低音が控えめになっており、低音ホンとしての地位も低い。 特に最上位のCX9はフルレンジBAにベースエキサイターなので、あくまで弱い低音の補助でしかない。 つまり、純粋に低音の極みに達しているのは、このSE-CL751だけと言える。 そしてその低音が……ヤバい。 5EBちゃんとトータルでは互角の低音が出る。 重低音に限ればイヤホンの枠を超え、スピーカーや生演奏でしかありえない低音を擬似的に出せる。 ぶっちゃけこいつに比べたらTHE PLUGもDURA BASSもハナクソみたいなもんだ。 ちなみにイヤーピースは絶対に付属以外は使ってはいけない。 というのもこいつのイヤーピースはベースエキサイターの低周波振動を増幅させるように特別に設計されているので、他のイヤピを使うと低音が弱くなる。 世界最高峰の低音はイヤピの力も加わってこそなのだ。 余談であるが、こいつは定価7650円、終売期には4000円台まで値下がったのに、深田ありは中古品を8200円で買った。プレミア価格だ。 でも後悔はしていない!! むしろ買わなかった方がよっぽど後悔していた!! それだけの低音が炸裂する!!! では早速聴いていこう。 傾向は低音寄り。超低音寄り。 高音……結構丸い詰まった高音ではあるが、柔らかく優しく、それでいて必要最低限は確保されたパイオニアらしい心地いい高音。5EBちゃんはこれと比べると強さはあるが刺々しく鋭い。 中音……特段近いわけではないし、艶かしいわけでもないがほどよく響き、クリアで割かし心地いい中音。太さもある。5EBちゃんの方が目立つが、5EBちゃんはモコモコする。 低音……トータル的には5EBちゃんと互角。ただしそれは深い低音はこいつが勝って、浅い低音は5EBちゃんが勝ってる、という意味だ。詳しくは後述するが、とにかくすんげえ低音が出る。ここではとても語り切れぬ。 解像度……正直低いというか、値段なりで大したことはない。5EBちゃんの方が上。 クリア……この手の低音ホンにおいては群を抜いてクリア。というのもベースエキサイターは低周波振動しかしないため、中音をマスクしないのである。とはいえ篭りはある。DDそのもののグレードが低い上に低音よりだからな。5EBちゃんよりはずっとクリア。 音場……結構広い。特に低音がかなり遠いところで鳴っている。5EBちゃんと互角の広さ。 低音がとにかくすんごい。 この重低音についてだが、まず言うべきことは『リアルの重低音』ではないということ。 そもそも重低音というのは人間の耳にはほとんど聴こえない。体で浴びる波動だ。 そのため従来の常識では『真の低音』はイヤホンやヘッドホンでは味わえないとされてきた。スピーカーか生演奏でしかわからないと。 しかしこのSE-CL751はその常識を超えた。 このベースエキサイターは低周波をキャッチすると振動する仕掛けになっていて、つまり『人間の耳には聴こえない低周波』も構わず振動する。 そのため本来人間にはわからないはずの重低音を少し浅く変換して聴かせてくれる。 だから本当に深い低音が『音波』となって耳に伝わるのである。 つまり擬似的に重低音を作り出すイヤホンで、それ故にこいつは5EBちゃんを超える重低音を出せる。 なんとパイプオルガンの低音すら擬似的に鳴らせるのである。 パイプオルガンの低音は5EBちゃんにもイーリアたんにも出せないので、この世のいかなるイヤホン、ヘッドホンにも不可能と言っていい。 その不可能をこいつは可能にしたのである! すげえ。 しかし低音の質はぶっちゃけおよろしくない。 ただベースエキサイターが振動するだけなので、いわゆる低音の解像度は低い。 またイーリアたんのような『抜けのいい低音』も出せない。 あくまで量だけだ。 また、浅い低音はDDが鳴らしていて、ベースエキサイターの補助があるとはいえ、ここはそんな大したことない。 5EBちゃんの足下にも及ばない。 DD自体も低音よりではあるが、全然大したことない。 そのためこいつは重低音だけがアホみたいに聴こえる特殊なイヤホンとなっている。 だからリアル的ではないんだ。はっきり言って。 低音の解像度はイーリアたんやDORADOどころかFXZ100にすら劣る。 しかし量だけは紛れもなく世界一。 絶対に世界一。 スピーカーや生演奏でしか出せない低音をこいつは出せるのだ!! とはいえ浅い低音は大したことないから、トータルでは5EBちゃんと互角だろう。 しかしそれでも凄い……。 しかもベースエキサイターの特性上他の音をマスクせず、割とクリアなのも素晴らしい。 パイオニア特有の心地よい音色はそのまましっかり聴こえるからな。 これが本当に凄いんだ。 普通低音ホンって他の帯域マスクするから。 DURA BASSみたいに上手くやるケースもあるが、その代わり中音がかなり引っ込む。これはAH-C820にも言える。 しかしSE-CL751は分厚い中音を持つ。 本当に凄い。 このイヤホンを手に入れてよかった。 無理して買ってよかった。 この低音は凄すぎる。まさに無敵。 低音の悪魔に魂を売ったイヤホン。 その名前に恥じない最高の低音ホンだ。 |
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2015年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★★ 総合……★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ HDSSという技術がある。 アメリカのTBI社が開発したもので、High Definition Sound Standardの略だ。 これはETLという音響モジュールをハウジング内に設置することで音の歪みを抑制する。 そもそも音の歪みとは何か? それは振動板のメカニズムにある。 振動板は前後に振動し、その圧力で音を出すのだが、当然『前後』に振動するということは音圧は後ろにも流れていくのである。 ところがイヤホンの狭い筐体では後ろに流れた音があちこちにぶつかり、反響してしまう。 イヤホンの素材によって音が変わるのはこのためだ。 また筐体内は密閉であるため圧力が高くなり、加熱される。これが振動板のピストン運動を阻害する結果になる。 これこそが音が歪む原因なのである。 このETLとは特殊なフォームが詰められており、これが背面に流れる音圧を吸収する。 つまりは吸音材だ。 これにより音の歪みを抑制している。 また、ETLが吸音することにより、筐体内では音が無秩序に反響することがなくなるため加熱が起こらず、ドライバーは本来のサウンドを奏でることができるようになる。 結果として録音された音源を忠実に再現することが可能となり、これが広い音場感や立体感を生み出す。 ……という理屈なのが、HDSSだ。 Blue Ever Blueは古くからこの技術を搭載しており、常に自然で臨場感のある、スピーカー的なサウンドをめざしてきた。 その一つが今回れびうするModel1200である。 こいつはETLモジュールを2基搭載し、ますます音の歪みを軽減させ、Blue Ever Blueの狙いどおりのサウンドを実現させている。 では聴いていこうか。 傾向は低中音より。 高音……ここは苦手な部類。結構大人しく控えめな高音。とはいえちゃんとシンバルが鳴り響くし、スネアもきちんとしてる。相対的に弱いってだけで実はそんなに悪くない。少なくともEM5813よりはよっぽど出てる。 中音……ここが素晴らしい。響きのある太い中音で、距離もかなり近い。DDでここまで太い中音は珍しい。ちゃんとリバーブがかかり、倍音豊か。聴いてて非常に心地よい中音。ピアノも響きがあって美しいぞ。 低音……そこそこ締まりはあるパワフルな低音。他のモデルはもっと低音が強いらしく1200はこれでも弱いんだそうだが、必要十分の低音が鳴り響く。やはりスピーカー的なんだろうね。 解像度……かなり高い。GR10eより明らかに高い。これがETLモジュール2基の力なのだろうか? クリア……これは少し篭る。別にモコモコではないし、さして気にならん程度だが、クリアとは言えない。COA-803と同じくらいだろうか。 音場……かなり広め。分離もよく、定位もいい。立体感があるかは微妙だが、詰まった感じは全くせず、伸びのある音がする。ここは非常なよい。 正直歪みの有無はわからないし、他のHDSS搭載機(ヌアールや上海問屋)が言うような3D感があるようにも思えない。 しかし濃厚で響きのある中音は非常に素晴らしく、なんていうSE215speの上位互換みたいな音がする。 RP-HDE10にも似ているが、あれより音場は広いし響きもあるのでこっちの方が好きだ(個々の音質はRP-HDE10の方が上だが) 音の傾向は確かに低中音よりのピラミッドバランスなのだが、フラット的な雰囲気もちゃんとある。 そしてETLの効果だろうか、どことなくリバーブ感があり、響きがきちんとしてる。これは素晴らしい。 筐体で響かせるというより、ETLで響かせてるのだろうか。 聴いてて楽しく心地いい。 太い中音がとにかくいい。しかしくどくない。あっさりさも兼ね備えている。 これは名機ですわ。 思うに、スピーカー的な鳴りって低中音よりになるのだろうか? 例外がほとんどないんだよな。それこそイーリアたんですらそうだ。 多分スピーカーはスピーカーでもピュア的な大型スピーカーの音なのだろうか、めざしているのは。 どしんとくる低音あってこそのスピーカーか? まあ低音弱くてスピーカー的な音を鳴らすイヤホンもあるけどね。360度から音が出るあれとか。まあ、あれは『小型のPCスピーカーの音』と揶揄されるけど。 つまりスピーカー的とは低音にありってことかな。 オーブラボーとかもそういう傾向らしいし。あれは1970年代のスピーカーの音をめざしたという、超ピンポイントな音作りをしているメーカーだ。 それと比べると1200はイヤホン的というか、結構万人向けしやすい。 個人的にこれは当たりの機種。 今までノーマークだったわ。 こんなのがあるんだな。 オデオの終わり目前で気づけてよかった。 実際DK2001でオデオそのものは終わってるので、今やってるのはロスタイムだからな。イヤホン・ヘッドホンのトータルが100になるまで心残りを潰してるだけだ。 |
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2015年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★★★+α 中音……★★★★★ 低音……★★★★ 総合……★★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ バランスドアーマチュアというと、どの会社を思い浮かべるかな? Knowles? Sonion? Bellsing? スター精密(モレックス+final)? ソニー? EARNINE? KZ? これらはまさしく『バランスド』アーマチュアである。 そして世界におけるBA型というのは基本的にこのいずれかしかない。KZはBellsingだとは思うが、念のため別にした。 さて、これらとは違うとある会社がある。 ヤシマ電機というんだけどね。 この会社は上記のメーカーが作っているBAとは原理的に違うドライバーを開発した。 その名も『一磁極性バランスドアーマチュア』 ではそもそもバランスドアーマチュアとはなんなのか? それはアーマチュア(電動子)と呼ばれるものを2つの磁石でサンドイッチし、『上下から均等に磁力を与えて』アーマチュアを動かし、音を作る。 だから『バランスド』なのである。 これをヤシマは二磁極性バランスドアーマチュアと言っているな。 ひるがえってヤシマのBAは原理が違う。 これはアーマチュアを動かして音を出すのは同じなのだが、動かすのは2つの磁石ではなくムービングコイルだ。 このムービングコイルによってアーマチュアを動かすため、ヤシマは『一磁極性』と言っているわけだ。 しかしそれ、原理的にどー考えても『バランスド』ではない。 そのためこのヤシマBAをグラドは『ムービングアーマチュア』、TDKは『マグネチックアーマチュア』と名付けた。略してMAだ。 深田ありもそう思う。 これは『バランスド』アーマチュアではない。 また、アーマチュアはそもそもBAしかないわけではない。 世界初のスピーカーはアーマチュアなんだぞ。バランスドではないだけで。 従って深田ありはヤシマのBAは『MA型』と定義する。 ムービングアーマチュア、もしくはマグネチックアーマチュアだからな。 さて、このヤシマのBA(MA)を採用しているメーカーはそう多くない。 オルトフォン、アコエフ、ナガオカ、ローゼンクランツ、そしてグラドだ。 うちグラド以外はあくまでドライバーだけ使用し、筐体は自前で作っている。ナガオカとかルビー入れてるし、ローゼンクランツは純銀だ。やたらバブリーだ。 ところがグラドは違う。 なんとヤシマ電機の業務用イヤホンをそっくりそのまま名前だけ変えて売っている。 筐体デザインはおろかカラーまで同じなのである(カタログにデザインがある) つまりこのGR10eとは100%ヤシマの『N20-5』というイヤホンなのだ。100%だ。 さて、そんなGR10eだが、なんで買ったかというと、理由は2つ。 1つはMA型を1つほしかったこと。 もう1つは……ER-4Sより圧倒的に音がよかったのである。 深田ありのシングルBA(こいつはMAだが)購入基準が『ER-4Sより圧倒的に音がいいこと』なので、それを満たしたこいつは是非とも欲しかったんだな。 ちなみに全くどーでもいいことであるが、このヤシマのBA(MA)搭載機はかならずシングルになる。 2ドラ以上やハイブリッドには絶対ならない。 必ずシングル使用なのだ。 理由はわからんが、ヤシマの要望だろうか? ちなみにヤシマ電機いわく、この一磁極性バランスドアーマチュアは普通のBAの半分のコストで作れるらしい。 ……その割にはヤシマ搭載機はどれも高額である。 ローゼンクランツのあれとか目玉飛び出るぞ。 ま、それは置いといて。 では、そろそろ聴こうか。 傾向は高音より。 今回はER-4S、FI-BA-SSと比較する。 高音 GR10e……非常にきらめく高音。かなり強いが意外と刺さりは少ない。物凄くキラキラして素晴らしい高音を鳴らす。 FI-BA-SS……GR10eより少し濁るが、きらめきはFI-BA-SSの方がちょびっと上。非常に音が似ている。物凄く似ている。ブラインドで当てる自信ない。 ER-4S……まったくきらめかない。出てはいる。それもかなり強く。しかしキラキラしない。刺さらないとも言えるが。 中音 GR10e……妙にDD臭い音色がする。かなり距離が近く、少し濁りがある。とはいえフツーの機種と比べたら十分クリア。 FI-BA-SS……GR10eよりかなりBA臭い音色。距離的には同じくらいか。ちなみに中音はFI-BA-SSの方がクリアで響きも艶もある。生々しさはFI-BA-SSの方が少し上。少しな。ただしGR10eの方が中音は太い。FI-BA-SSの方が細い。 ER-4S……一番分厚い中音を出し、一番距離も近いが、一番濁ってる。やはりER-4Sの中音嫌いやわ。 低音 GR10e……結構締まっていて低音の量感もしっかりあるが、ここは割とあっさり気味。いくぶん物足りなさがあるが、質は非常にいい。締まりはあるがちょっと柔らかめの低音。 FI-BA-SS……若干FI-BA-SSの方が強い。明らかにFI-BA-SSの方がパワフル。とはいえ差はそんなになく、FI-BA-SSを100としたらGR10eは87くらい。質についてはFI-BA-SSの方がギチギチに締まってる。 ER-4S……一番弱い。質はいいんだけど、FI-BA-SSはおろかGR10eと比べても一番弱い。 解像度 GR10e……ここは最大の欠点。非常に低い。他が非常にいいだけにここの酷さはちょっと驚いた。かなり低い。 FI-BA-SS……FI-BA-SSの圧勝も圧勝。比べるレベルにない。 ER-4S……多分ここはこいつが一番強い。こと解像度はやっぱ最強クラス。てかGR10eの解像度は本当に低い。 クリア GR10e……中音以外はFI-BA-SSより少しクリア。本当に少しだけど、確かにクリア。中音がわずかに濁る。でも何度も聴き比べるとGR10eの方が篭ってる気もする。かなり互角で差がわかりにくい。 FI-BA-SS……GR10eよりほんのちょっと篭る。ただし中音はFI-BA-SSの方がクリアで綺麗。そのため何度も聴き比べるとFI-BA-SSの方がクリアに感じる。トータル的には互角だろうか。 ER-4S……明らかに一番篭る。GR10eやFI-BA-SSの超クリアっぷりと比べると絶対的に篭る。 音場 GR10e……これは面白い。GR10eは前後の奥行きがとてもいい。横の広さもかなりのもので、音場は非常に広い部類。抜けも非常によく、空気感凄い。ただ分離は少々悪く、ここが解像度の低さに繋がってる。 FI-BA-SS……GR10eほどの前後感はないが、横の広さはFI-BA-SSの方が勝っている。空気感はどちらも素晴らしいが、若干GR10eの勝ちか。分離はFI-BA-SSの方がいい。 ER-4S……明らかに一番狭い。奥行きも立体感もなく、抜けもかなり悪い。 ヤシマのBA(MA)は、音色がそもそもBAの音色じゃない。かなりDD臭い音色。 やはりこれバランスドアーマチュアじゃねーよ。 ただ、音は流石にいい。 2015年から売ってるだけはある。 ER-4Sに勝てるシングルBAとかFI-BA-SS以外にもあったんだな。 まあ、MAだけど。 とはいえ『こいつ単品で聴いた場合』は確かにBAだと思うかもしれん。 DDっぽいけど完全にDDの音ではないし、そもそもこんなに高音きらめいてるのに中音が太いDDなどない。少なくとも聴いたことはない。IE800sでも無理だ。 DD臭いんだけど、DDではありえない音がしている。 個人的にこの中音の太さはかなりいい。 高音がFI-BA-SS並にきらめいてこの太さだからな。素晴らしい。 ただ、解像度がお世辞にも誉められないのがちょっと……。 音場はすげえんだけどね。BAらしからぬ音場。 現在のヤシマはN20-6が出来てるらしく、このドライバーは何に使ってるんだろう? YSM-04か? こいつはN20-5と一世代古いからなあ。 ヤシマにしか出せない音があるというが、聴いて納得。 ただ『こういう意味で』だとは思わなかったが。 個人的にはかなり好きよ。 ただし注意点がひとつ。 こいつFI-BA-SSと同じで、ESSのDAC搭載機だとろくな音がしねえ。高音がきらめかない。 このれびうは据え置き(PCM1795)で鳴らしてるわけだけど、それなら本当の音がでる。 あるいはアンプかもしれんが。多分TPA6120A2もしくはMUSES01か02使ってるアンプなら鳴らせられるかも。 |
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フルーティーな感じ。
苦味、渋みあるが香りが強めか。 麦の重みはあまりない。 うーん、あまり好みではない。 |
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まろやかでフルーティー。
柔らかくてすきっとしていて、丸い味。 甘味はそこそこ。渋み強い。 結構美味い。 |
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オランダの煙草、バイブスですの。
トロピカルフルーツ着香とかいうのに惹かれた。 吸う前の香りは……なるほど、トロピカルフルーツか。 口に咥えると何故かホープっぽい感じ。 では一服。 ふーむ。なるほど? トロピカルフルーツというのは正直よくわからんが、確かになんか複雑な……ナタデココみたいな味というべきだろうか? ちょっと独特。 甘味はそこそこ強め。 個人的にはちょっとくどい味だな……。悪くはないが。 |
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2011年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★★★+α 低音……★★★★ 総合……★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 世界初のハイブリッド型イヤホンは? そうだね5EBだね(2006年) では世界で2番目のハイブリッドは? スーパーダーツだ(2011年6月) で、世界で3番目のハイブリッドがかの有名なK3003(2011年7月) そして世界で4番目のハイブリッドが、今回れびうするIEM846(2011年12月)なんだ。 ……2011年ハイブリ出すぎだろ。 5年間誰も作らなかったくせに。 えーと、ちなみに多分なんだけど、世界で5番目のハイブリッドはマクセルのMXH-DBA700(2012年)ではないかと。世紀の失敗作だ。 いや、ゾネのIQ(2012年10月27日)の方が早いかな。DBA700何月だっけかな……。 別にこれ、買う予定なかったんだけど、最近知り合った人に、 「DN-2000はこれの後継機として買うくらい中音がいい」 と言われて気になってたら、なんとヤフオクにあったので落としてしまった……。 送料込みで6500円……痛い出費だ。 いや、これ定価は2万5000円なんだけどね? この値段は5EBちゃんと同じだが、2011年に出たハイブリッドでは一番安い。 スーパーダーツが3万8000円、IQが7万円、K3003が13万円だったからな。 構成は1D+1BAの2ドラだが、なんでもK3003タイプの音らしい。 後に出るAX60が構成こそK3003クローンと言われつつも音は他のハイブリッド同様のドンシャリであることを考えると、音がK3003の系譜とは非常に珍しい。 K3003的な音を出すハイブリッドは2014年まで出なかった印象がある。それを同年にやってのけたのはスゴい。 ちなみにこの当時のイヤホンなので当然リケーブルはできない。 え? 2006年発売で世界初のハイブリッドである5EBはリケーブルできる? それはそれ、これはこれ。 それにしても痛い出費だ……。 でもこのイヤホン知名度が非常に低いせいか、今回を逃したら多分永久に手に入らないと思ったからかなり無理して買った。 本当に無理して買った。 ちなみにこれで手持ちのイヤホン、ヘッドホンは92本になるわけだが、いかなる理由があっても100本以上は買わないことにしてるのでご了承いただきたい。 それくらい気になったんだよ。中音がどれほどスゴいのか。 ちなみにこれ、当然中古なんだけど、ボロボロなのはいいとしても、LRの音量が違ってた……。 Lの方が2db音量が低い……。 仕方ないのでLR個別に音量調節できるPlunue Vでれびうする。こいつでしかまともに聴けないからな。 逆にいうとPlunue Vだけはちゃんと聴ける。 Plunue Vはこういう神機能があるから素晴らしい。 では聴いていこう。 傾向は低中音寄り。 高音……確かにBAらしい金属的な高音はあるのだが、伸びはイマイチだし量感も低い。しかしこれ、おそらくDDと調和させるにはこうするしかなかったのか、あるいはスピーカーのような鳴りを目指したのか……。音は完全にBA。刺さりはない。 中音……前代未聞の中音。DDの音色とBAの音色が融合し、合体し、異様な音色になっている。今まで聴いたこともないような独特な音色で、しかもそれが魅力的。濃くて非常に響く。若干エコーがかってるような……。エロいとか甘いとかではなく、不思議な心地よさを伴う独特な中音を聴かせてくれる。 低音……割とパワフルな低音で少し緩いもののボワボワではない。深いところも出ていると思う。少々中音をマスクしている感があるが、中々よい。強すぎではなく、ほどよい感じ。ハイブリッドらしいDD丸出しの低音。 解像度……解像度そのものは普通だと思うが、分離がやたらいいのでなんか高く感じる。 クリア……結構篭る。今の基準だと2万5000円でのれは不合格レベル。 音場……そこまで広くはないが、分離はとてもいいのでそこは合格。そう、分離はやたらいい。 このイヤホンの特筆すべき点はその音色にある。 低音は露骨にDDの音。ボリューミーではたるが特筆すべき点はない。 高音はあからさまにBAの音。量は少なく伸びもイマイチ。 そして中音。 なんとDDとBAが合体した音色になっている。 混ざってるというより、融合している。 キチンと調和し、全く新しい独自の音色を確立している。 ここが非常に素晴らしい。 DDとBAが単に混ざって濁ってるのではなく、それぞれの音色が重なりあい、融合し、接続されている。 これは1D+1BAでなければこうはならん。 ていうかこの機種以外にこんなに合体した音は聴いたことがない。 今まで色んなハイブリッドを聴いてきたが、こんな音色はマジで初めて聴いた。 これはハイブリッドの哲学や常識とは大きくかけ離れている。 ハイブリッドというのは大きく分けて3種類ある。 1、DDの音色を主体とし、高音をBAが補助する。 DN-2000やDORADOがこれだ。 2、BAの音色を主体とし、低音をDDか補助する。 DK2001やXBA-A2がこれになる。 3、DDもBAも勝手になり響く。 音がマスクするかバラバラに聴こえるかの違いはあるが、つまり整ってないケース。中華によく見られる。 また静電ツイーターなんかを使ってるのはDD主体の音になるね。 しかしIEM856はそのいずれとも違う。 DDとBAの音色か融合し、合体している。 全く新しい独自の音色を出しているのだ。 これはハイブリッドの解答としては異端も異端。 だって普通失敗するし。 成功例が存在することに驚愕を禁じ得ない。 竜肝宝珍みたいなイヤホンである。 ハイブリッドというのはてDDとBAのいいとこ取りと言われてきたし、実際世にあるハイブリッドのほとんどはそういうコンセプトで作られている。 勿成功作失敗作あるのだけど。 しかしこれは違う。 DDとBAを合体させるという後にも先にもこいつしかやったことのないコンセプトを持っている。 そして、その音が気持ちいいんだよこれが。 実に心地よい中音でね、エロさや甘さはそんなでもないが、非常に聴いてて気持ちがいい中音がする。 単純な音質は正直大したことない。 2万5000円と考えると割高感すらある。 でもこんなに気持ちのいい音は他では味わえない。 こいつだけの魅力だ。 イーリアたんと比べると、絶対的かつ圧倒的かつ無敵にイーリアたんが圧勝して、比べるのもおこがましいほど音質差があるんだけど、でもIEM856と比べるとイーリアたんはダイナミックの音だ。露骨にDD臭い音がする。 まあ、D一発のヘッドホンだから当然なのだけど。 それくらい音色が根本的に違うんだな。 入手困難なのでオススメはできない。 でももし見かけたら、この音聴いて欲しい。 今まで聴いたこともないような、とても魅力的な中音を奏でてくれるから。 まあ、エロさや甘さや生々しさや艶やかさでは、こいつ以上はいっぱいあるけどね。 あくまでこいつの価値はその独特な音色。 それだけがひたすらスゴい。 |
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ブラゼウ!!
最後の銘柄。地味に一番してたのがこれ。 ブラジリアンバージニアは割とメジャーだからな。 ちなみにこのバージニアリーフシリーズには共通する美点があって『雑味がない』というのがある。 さあ、ブラゼウはどうかな? まずは例によってフィルター付きで。 ……一番辛くて雑味があるな。タンバイトも一番きつい。 とにかく辛いな。ジャパンやUSAにはなかった辛さだ。辛い。 両切り ……あー、なるほど。 なんかすげえ『よく味わう味』がする。 ピースというか、他の煙草で。 穀物感と唐辛子的な辛味。マイルドさは皆無で野赴あふれる感じ。 やはり甘味はこの三銘柄どれも希薄で、ピース特有のあの甘さはどうやって出してんだ? ブレンドすると甘味が出るとか? なんつーか『一番普通な味』がする。 うーん、三銘柄吸ってみて、どれも単品としては合格点やれんなあ。 単葉で上手くするのって相当難しいんだな。 松川以外で出来たの知らねえ。 アシュトンゴールドラッシュとかクソだったし。 やはり煙草ってのはブレンドによってその旨味を最低限引き出すんだな。それは純バージニアでも変わらない。 ここら辺が煙草の奥深く、そして難しくところだ。 ぶっちゃけ単純にこの三銘柄美味くない。 どれも味が単調で奥行きがない。吸ってると飽きる。 やはり複雑さがあってこそ美味さに繋がるのだ。 |
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2020年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★★★ 総合……★★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ これが、深田あり最後のイヤホン(予定)である。 この台詞SE846の時も言った気がするが、まあいいとして。 元々2020年までは毎年その年に発売したイヤホンを最低一本は買うつもりだった。 実際深田ありは2001~2020年までの20年間のイヤホンを最低1本は持っているのだ。 イヤホン20年の歩みを深田ありは知ってるわけですな。 それ以前のイヤホンやヘッドホンもあるけどね。一番古いのがヘッドホンのST-4000Rで、これは1973年発売と、47年前になる。勿論使えるぞ。 だからこの区切りのいい最後の年のイヤホンとして、深田ありはDK2001をチョイスした。 理由は2つ。 ・デザインがすっげーいい。 ・DN-2000の後継機っぽさがある。 というところだ。 DN-2000は本当に奇跡の産物的に音がよく、今の基準だと篭りもあるが、それ以上に銅筐体による響きが生み出すエロティックなサウンドが本当に素晴らしい。 手持ちでDN-2000よりエロい音を出すのはイーリアたんだけだ。イーリアたんはDN-2000よりもエロい。凄い。 EM5813はあま~い音はするが、エロさでは劣る。まあ、あのあま~い音はあれはあれで素晴らしいんだが。 しかしDUNUはその後続々とイヤホンを出していくのだが、どれもDN-2000とは似ても似つかぬソリッドサウンドばかり……。 あのウォームなDN-2000はどこへ? しかしこのDK2001。なんかスゲー後継機っぽくて気になった。定価も同じだし。 デザインも美しいし。勿論グリーンを買った。 ただ、筐体が銅じゃなくステンレス+高強度アルミニウムマグネシウム合金なんだよな。ここら辺が気になるところ。 DDもベリリウム蒸着だし。 DN-2000はあの銅筐体による響きがエロさの秘訣だからねえ。 とはあえ、イーリアたんはフルオープンなのでハウジングの影響を受けないのにDN-2000よりもエロいんですけどね。 とはいえ、深田ありは最後のイヤホンにこいつを選んだのだ!! さあ、グランドフィナーレをはじめよう。 傾向は弱ドンシャリ 高音……流石に超高域用BAを積んでるだけあり、高音は伸びやかで良く出てる。刺さりはないがソリッドで少し喜劇的。DN-2000よりクリアに聴こえるのはこいつが明らかにDN-2000より強いことに起因きている。 中音……このイヤホンの生命線。しかしDN-2000と比べると少しソリッドになっており、ウォームな響きは弱くなっている。とはいえここが一番目立つのは変わらないし、意外とピアノとかも綺麗に聴こえる。DN-2000よりは明らかに劣り、エロさに乏しいが響きはあり、比較しなければ十分良質な中音。生々しさは十分あるので、SONOROUS Ⅳ CTの中音に近いか。ボーカルもかなり近いのはグッド。 低音……流石に4ドラなのでそこまで強くはないが、13ミリDDのパワフルで深みのある低音は中々に良質。DN-2000ほどボワつかないのでここは進化しておる。ソリッドなのがいい方向に作用している。 解像度……流石の4ドラ。しかもDDが13ミリの大口径だけあって深いところもちゃんと出てる。これは必要十分。明らかにDN-2000より上。繋がりの良さは相変わらずのDUNU。ただDN-2000はDDっぽい音だったのに対し、DK2001はBAな音になってる。 クリア……DN-2000よりソリッドな分少しクリア。ただし完全にクリアではなく、少し暗めの音。音の濃さはDN-2000より濃くてよりBA的な音色になってる。 音場……結構広い。抜けもいい。上下感はないが左右の広さは中々のもの。 DK3001proやDK4001よりよっぽどDN-2000っぽさがある音で、暗くちょっと柔らかい。 ただそれでもDN-2000よりはソリッドなのでDN-2000みたいなウォームサウンドを期待するとちょっとえ?ってなる。 だけどDK3001proみたいなキレ重視のサウンドではないのでDN-2000の後継機が欲しいなら絶対こっち。 ステンレス+高強度アルミニウムマグネシウム合金筐体+ベリリウムDDだけあってウォームにはならんけど。意外と響きはある。 DN-2000の過剰な響きではないってだけで。 基礎的な音質はDN-2000より上。 ちなみにDN-2000より濃い音。 ん? もしかして響きを出すために純ステンレスじゃなく高強度アルミニウムマグネシウム合金をハイブリッドさせたのか? 純ステンレスは響かないもんな。 後継機として見た場合、ギリギリ合格だろうか。 音色は明らかに違うんだけど、似てるところも割と多い。 個人的には許せる。 高音中音低音どこにも隙らしい隙はなく、割と高音質。 3万8000円として見た場合かなり優秀だと思う。 ただDK3001proやDK4001ほどのキレやリアリティはやはり劣るし、DN-2000の後継機を意識したからか、流行の音のようでどこか古臭い。 そこら辺がちょっと中途半端。 今時の音が欲しい層には受けない音かな。 でも個人的には今の高解像度キレキレの音は好きじゃないのでこれくらいでいいかな。 個人的にはかなり気に入った。 デザインもスゲーいいし。 DN-2000とは違うけど、DN-2000らしさがあって、その上でDN-2000を超えた音質なのがいい。 ちなみにイヤピは純正のL使ってる。緑色のやつね。 DUNUのイヤホンは純正が一番いい音がすると思う。 でもMだと装着感悪いのでデカいの使うのを推奨。 ただし、この機種を聴いて一番懐かしく思ったのは、初めてDN-2000を聴いたときに味わった『衝撃』を、こいつでも感じたことだ。 このイヤホンはDN-2000の時に感じた『深田ありが一番聴こえて欲しい音が一番強く感じる』という現象を、こいつも出せたのだ。 これはDN-2000以外で今まで感じたことはない。イーリアたんですら感じなかった。 それを久しぶりに感じられて、その上でDN-2000よりクリアで濃く聴こえたのは、本当に素晴らしい。 エロさは劣るが、響きはあるし生々しさもあるので、エロくないわけではないし、DN-2000の後継機が欲しいなら選択肢に挙げられる。ただ、DN-2000みたいなエロさはないので、そこが難しいんだな。 聴けば聴くほど味が出るというか、こいつの良さがわかってくる。 このれびう上に書いていた頃はまあいいんじゃね? 程度なのにここまで書き進めるともう5EBちゃん以上に気に入ってしまった。 SONOROUS Ⅳ CTとイーリアたんのいいとこどりみたいな音なのよね。派手だけど暗い。勿論基礎的な音質には超えられない壁があるのだが。 聴いてると案外ウォームさも伝わってくるし、これはかなりいい。 勿論何時聴いてもDN-2000ほどはエロくないんだが。 でも他の要素は全部DN-2000超えてるからねえ。 もはやなんかこれ聴いてると「もうイヤホン買わなくてよくね?」な気になってくる。 深田ありの理想がまさにここにあるというか。 DK3001proよりずーっと好き。てかDK3001pro嫌い。 そういう層にストライクなイヤホン。 |
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多分もう低音ホンは増えないと思うのでちょっとランキングしてみた。
あくまで強さね。そして低音ホンに限定する。 1、5EBちゃん 2、i Sound 3D 3、COA-803 4、DURA BASS 5、Classic Bass 6、SPARK PLUG 7、THE PLUG 8、SL99 9、DORADO 10、Adagio Ⅱ 11、AH-C820 12、Adagio Ⅲ 13、ダイソー300円 14、RP-DH1200 15、AH-C100 16、SE-CL721 17、FXZ100 18、クラッシャー じゃないかなあと思われる。 DURA BASSズとTHE PLUGズは逆かもしれないし、Adagioが低すぎる気もしないでもないが、こんな感じではないだろうか。 SL99は重低音が弱いからTHE PLUGよりは下になる。 低音大王RP-HD1200はXBA-A2と同等の低音しかないので順位は低め。ヘッドホンは単純な量感ではイヤホンには敵わない。 XBA-A2を入れなかったのはあれ低音ホンじゃないから。同様にEM5813も入れてない。 EM5813をランクに入れるなら12位か13位くらいの低音。Adagio Ⅲに勝てるかどうかあたり。 DORADOとAdagio Ⅱのどっちが低音強いかは正直難しい。ひょったらAdagio Ⅱの方が強いかもしれん。 どれも結構僅差なんだよ。 1位2位3位は不動。COA-803の低音はマジすげえ。 イーリアたんは低音ホンではないが入れるとしたら16位。まあ質はぶっちぎりの1位なんだけど、あくまでこれ『強さ』のランキングだから。 しかし低音ホンこんなに持ってたのか、深田あり……。 |
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さて、お次はUSAですの。
グダグダ言わずとっととはじめませう。 まずはフィルター付きで。 着香は同じだろうか。ジャパンと違うようには思えない。 しかし葉の味は大きく異なる。 なんか妙に複雑というか、ハーブ的な味。アメリカンバージニアってこんな味だっけ? やはり淡白さはあって、これも単葉だろうか? タンバイトがあり、これはジャパンとは異なる。 お次は両切り。 癖がない味だ。全然癖がない。 なんだこのつまんない味は??? 穀物的な味で、米みたいな感じがする。アメリカだけに。 あまり爽やかな香りで勝負する煙草ではなく、どっしりとした重厚な重みで勝負するタイプ。 雑味は全くないが癖も全くなく、つまり非常につまらない味。 甘味は思ってたよりは希薄。 コクはある。結構ある。 あまり語ることのない味である。 ただ、個人的にはジャパンよりは好きな味。 ジャパンも飽きる味だったが、アメリカはそれに輪をかけて飽きる味。 ピースはやはりブレンドがスゴいんだなと思わざるをえない。 煙草らしい味ではある。 幾分かのミルク感があり、クリーミーさはあって、なるほどこれを上手くブレンドするとピースになるのか。 後味は割と好き。ピースの濃厚さはこいつに起因しているのだろうか? ただピースって、国産葉100%じゃなかったっけ? 今は変わったのか? そういやピース昔と味違うもんな。今は外国葉とブレンドしてるのかもしれないね。 さて、お次はブラゼウ。 どうなるものやら。 |
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2011年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★★ 低音……★★★★★+α 総合……★★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 伝説の低音ホンがSoul SL99なら、幻の低音ホンとは? そう、COA-803である。 こいつは知る人ぞ知る低音ホンである。 COAとはコアキシャルを意味し、DD2発を同軸配置している。 つまりデュアルドライバだ。2DD構成。 10ミリDDと6ミリDDで構成されている。 同軸配置のイヤホンはちょうどこの頃知られるようになったな。2010年発売のi Sound 3Dも同軸を売りにしてたけど。(あれも最強レベルの低音ホン) SL99はその圧倒的な低音で名を馳せたが、同時期に発売されたこのCOA-803も2ドラを駆使した圧倒的な低音が話題になった。 ちなみにAdagio Ⅱ、Ⅲも2011年発売なので、この年はやたら後世に名を残す低音ホンが排出された年でもある。 まあスーパーダーツやK3003、CK100PROといった機種の方が有名ではあるけどね、2011年。 ……2011年大豊作すぎるだろ。 しかしSL99と比べるとCOA-803の知名度はそれほど高くはなく、いつの間にかディスコンとなってしまった。 いつディスコンになったかもわからん。販売期間はかなり短かったと思う。後継機のCOA-1000出ちゃったからね。803より低音弱いみたいだけど。 しかしその低音の評判はとにかく圧倒的であり、SL99と肩を並べる評判を有していた。 まさかそいつまで手に入るとは……これはれびうしなきゃなるまい! 低音厨として!! ぶっちゃけ深田あり、世の名だたる低音ホンあらかた持ってる感じだよね。 マイルスデイビストリビュートとSE-CL751はどうしても手に入らなかったが、まあこれは仕方ない。 STORM BOLTはそもそも日本に売ってなかった上に会社が倒産してしまったので入手はほぼ不可能だろうからこれもいいとして。 んじゃ、そろそろ聴いていこうか。 傾向は低音より。 高音……おとなしい高音だが2ドラでちゃんとネットワークも使ってるだけあってしっかりと出ている。強さはさほどではないがキラキラ感はあるし中々頑張ってる。ちょっと刺激的で、DAPによっては刺さるかも。 中音……多分2ドラの双方の帯域が混ざってるためだとは思うが、かなり濃くて近い。それでいてクリアなので非常に聴きやすく、不思議と低音とあまりマスクしていない。物凄くいい感じ。びっくりした。 低音……言うだけはある低音。確かにかなり強い。特に重低音はSL99よりも強い。2011年というと低音ホンがやたらいっぱいある、大低音時代だが、その中でもエースを張れる実力。5EBちゃんと比較すると……やべえ、5EBちゃんと互角に近い。あー、でも5EBちゃんの方が若干強いか。若干ね。 解像度……2ドラだけあって中々解像度はある。とはいえ、やはり値段なりなところはあって、2ドラだからこそ頑張れてる感じか。 クリア……2011年製で、定価6500円で、低音ホンというどこをどう考えてもクリアになる要素がないのに、何故かとてもクリア。これかなりびっくりした。勿論クリアといってもやはり篭りはあるけどね。 音場……これはそんなに広い印象はない。でも狭すぎるってこともなく、良好良好。 想像以上に音が良くてびっくりした。 これかなりの名機だと思う。 2013年に出たIM50が初代価格破壊だと思ってたが、違う、こいつこそ初代価格破壊ですよ。 6500円の音じゃねーもん絶対。 1万5000円したSL99より音いいんじゃないか? SL99よりは高音大人しいけど。 昨今の中華は安くて音がいいというが、このCOA-803は全然負けてない。 6500円でこの音やるの??? しかも2011年に??? 今販売されても余裕で戦えるんじゃね? あーでも解像度がちょっと低いから難しいか? でもいい音するなあこいつ。 勿論完全にクリアすぎるわけではない。篭りがゼロではない。 なんならイーリアたんの方がクリアだ。 ていうかSE215speと同じくらいだと思う、こうして聴いてみると。 でも2011年の低音ホンでこのクリアさはスゴい。 それでいてマジで低音バカスカでるからね。 5EBちゃんよりクリアだもんな。 SONOCOREやべえな……。 これかなりの名機ですよ。なんで埋もれてたんだ? 知る人ぞ知るイヤホンになってたが、いや、これはヤバイって。 多分こいつの高音質の秘訣は磁石だと思う。同軸とか2ドラとかもあるだろうけど、決め手は磁石。 というのもこいつメチャクチャ磁力強いんだよ。LRくっつくからね。 1テスラくらいあんじゃね? これにより歪みのないクリアなサウンドを実現していると思われる。 ケーブルは頼りない。SL99ほど頼もしくない。 プラハウジングだし、チープ。 でも音は本物。 6500円が出していい音じゃねえな……。 DURA BASSより低音強いもんなこいつ。それでいてボーカルはよく聴こえるしマスクしてない。 スゴい……。 いや、2020年の今となっては6500円あればこいつくらいの音を出す機種はいくらでもあると思うよ?(低音以外) でもこれは2011年のイヤホンだ。それでこの音はちょっと信じられない。 何が信じられないってこいつ『低音ホン』なんだよ。低音が売りで実際メチャクチャ低音強いんだよ。 なのに中高音ちゃんとしてるんだ。ここがスゴい……。 普通このレベルの低音出るとモコモコになるんだけどな……。DURA BASSも割とそうだし。 なんでこんなクリアなんだ……。やはり磁石か。 まあSL99も低音ホンとは思えぬほどクリアだけどね。でもSL99は1万5000円だ。やってやれないことはない。 しかしCOA-803は6500円だ。……何故出来る? いや、じっくり聞くと篭るよ? 篭るんだけどね? でもここまで低音バカスカ出てこの程度ってのがスゴい。 2011年やべえな。名機の宝庫じゃないですかやだー。 低音は手持ちだと2位か3位だな。 i Sound 3Dより重低音がよく出ているが、量感はi Sound 3Dが勝る。 5EBちゃんと比べると妙に広がりのある低音で、重低音は5EBちゃんより深いんじゃないかこれ? たた量感は5EBちゃんの方が上なんだよな。 ちなみに聞き比べると5EBちゃんってすげえBA臭い音してるんだなあ。 低音は……やはり5EBちゃんの勝ちだろうね。でもSL99には勝ってる。手持ちでここまでバカスカズンドコ低音が出る機種はほとんどない。 i Sound 3Dに肉薄する低音で、こいつはやばい。 しかもi Sound 3Dと違って他の音もいいというね。 これは名機ですわ。 ディスコンになったのが惜しまれるめっちゃ名機です。 中古市場にもほとんど流れないしね、こいつ。 見つけたの本当に幸運だったわ。 これを知らずして低音ホンは語れませんわ。 |
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限定販売のピースですの。
このバージニアリーフシリーズは日本、アメリカ、ブラゼウの産地100%で作られたもので、今回紹介するのは国産バージニア100%によるものだ。 同様にアメリカはアメリカ産バージニア100%、ブラゼウはブラゼウ産バージニア100%となる。 え? なんでブラジルをブラゼウって言うかって? だってスト2でブランカステージの時「ブラゼウ!」って言うじゃん。 だからブラゼウ。 文句があるならカプコンか、ブラジルをブラゼウと発音する英語に言ってくれ。 ま、それはともかく。 今回はジャパン。 アメリカやブラゼウに比べるとタール、ニコチン共に低め。 これ高かったんだよなー。550円もした。 香りはいつものピースだな。着香は変わらんらしい。 んではまず普通に吸ってみませう。 着香はショッピより強いか? 味としては少々薄味。あまりバージニアの甘味が飛んでこない。 酸味は少々強め。ほどほどにパンチも利いてる。 後味に優しくミルクのような甘味があって、アルカリは弱く喉がイガイガしにくい。 個人的には悪くはない。 ただ……550円か。高いな。ロンピより薄いし。 単葉なのかな、味がやたら単調。 早くも飽きてきた。 コクが希薄っつーのかな。 次、両切り。 おっ! これは中々いい。 なんか普通のピースとは違う、妙に複雑でフルーティーな甘味がある! やはりパンチは弱いんだけど、いいぞこれは。雑味もないし。 ただショッピと比べると濃さがないし、甘味の弱さも気になる。 そしてやはり単葉なんだろうね、味が単調。飽きる。 うーん、まあお遊びにはいいけど、これ普段吸えるかっていったら吸えねーなあ。 ぶっちゃけ単葉で許せるの松川くらいなんだよな。しかも煙管で。 やはり煙草ってのはブレンドしてなんぼ。 |
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1994年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 現存する最古のイヤホンというと、何かわかるかな? そう、ER-4だね。1991年発売。 しかしER-4はアメリカではまだ売っているけれど、日本ではER-4SR、ER-4XRの登場と共にディスコンになった。 その歴史は、25年。 四半世紀の時を刻んだイヤホン、それがER-4である。 ちなみに世界最古のBAイヤホンでもあるんだけどね。 さて、アメリカではまだER-4は売っているから本当の意味では更新はされていないのだけど、今年で発売から26年になるイヤホンが存在する。 そう、ER-4よりも長い販売期間という、超ウルトラハイパーロングセラー商品。 それが今回紹介するMR-L235だ。 日本国内で現行販売しているイヤホンとしては、一番のロングセラー。 ただヘッドホンだともっと歴史長いやついるんだけどね、ポタプロっつーんだけど。あとCD900STもディスコンではないし。 そんなわけであくまで『イヤホンとしては』それも『日本国内においては』現行販売している最古の商品が、このMR-L235というわけだ。 このイヤホン、非常にマイナーである。 知っている人間はほとんどいないであろう。 それもそのはず、このイヤホンは普通イヤホンコーナーには置いていない。 ケーブルコーナーやラジオ用品のコーナーにあるのである。 このL235というのは、ラジオ用ステレオイヤホンなのだ。 ラジオ用イヤホンというとモノラルなのがほとんどな中、こいつは珍しくステレオ。 そしてラジオ用だけあって形状がかなり独特である。 昔のクリスタルイヤホンみたいなデザイン。 Piano Forteっぽいというか、インナーイヤー型とカナル型のハイブリッドみたいな形状をしている。 :実は前々からこの形状のイヤホンがひとつ欲しかったのよね。 ただこの形状のイヤホンってことごとくモノラルで、ステレオはマジな話こいつしかない。 多分そこら辺の唯一無二感がこいつを販売期間26年という偉大な記録に押し上げているのかもしれないね。 なんせER-4より販売期間長いからな!! 凄い記録だぞこれ!! イヤホン界なんてひどけりゃ1年でディスコンになるのに!(どこぞの焚き火とかな) そうでなくても3年でディスコンになる製品の多いこと多いこと。 こいつ26年だぞ!? スゲー先輩なんだよ。 かの伝説のイヤホン、EX90SLより12年も先輩なんだぜ? 頭が高い!! ひかえおろう!! さて、そろそろ聴いてみようか、偉大なる先輩、ここに降臨! 傾向はかまぼこ。 高音……ちっともさっぱりキラキラしない。高音は明らかに苦手な部類。大して評価できぬ。ここが特に篭る。 中音……非常に評価が難しい。モコモコが酷く、★★でもよかったんだけど、とにかくボーカルが近い。かなりの至近距離から聴こえる。流石ラジオ用イヤホンというか。蓄膿症サウンドなんだけどね? 低音……インナーイヤー的な低音。妙に抜けがいいが、なんか軽い。スカスカかと思うと意外にも結構でてる。ちょっとおまけで★★★。ここら辺はJVCらしさがある。 解像度……意外と高い。個人的にはこれだけ出てれば十分なくらい出てる。解像度だけはやたら高い。 クリア……すっげえモコモコする。メチャメチャ篭る。ダイソー200円かお前はってくらい篭る。蓄膿症サウンド。 音場……形状が形状だからか、抜けば非常にいい。インナーイヤー的な解放感。音場は低音が離れてる感じだが、割と近め。 まさに先輩サウンドだったね! うん、すっげえ古臭い音というか、90年代のラジカセから聴こえるような音がする。 ラジオ用というか、ポータブルラジオから聴こえる音というか、とにかく古臭い音がするのだ。 お世辞にも高音質とは言えない。 まさに先輩サウンド……。 この先輩、ボーカルだけはやたらめったら聴きやすい。篭るんだけど。 流石ラジオ用というか、妙に高い解像度も相俟ってとても聴きやすい。 まさにラジオ用イヤホン。 先輩、すげえっスよ。 ちにみにこのノズル、とても太いのでイヤピは入りない。逆さしなら入るのかなあ……。 インナーイヤーの音がする。 流石っス、先輩。 ケーブルは当時のイヤホンらしくめっちゃ細い。ポタプロみたいなケーブルといえばわかるだろうか? 断線が心配である。 先輩、大丈夫っスか? しかし恐るべきは先輩は今でも製造販売されていることだ。 1994年の発売以来、ずっと作られているのだ。 イヤホンなんて数年でディスコンになるこの業界においてこの点は異端。 先輩マジパネェっす。 百均イヤホン(AT-ES11除く)よりはクリアで音もいいが、消費税込みで2100円と考えるとアホかといいたくなるほど音が悪い。 でもディスコンにならない。未だに売られている。これからも売られ続ける。 多分深田ありには及びもつかない魅力があるのだろう。 すげえっすよ、先輩。 正直先輩はあまりオススメできないのだが、音はまさしく90年代のイヤホンそのものなので、先輩時代の音を知りたければ買うのも一興か。 みんな先輩に敬意を払えよ! ていうか、先輩聴いて思うのはやっぱER-4Sはバケモノだわ。 先輩が全盛期の頃にER-4S鳴らされちゃ誰も勝てねえよなあ。 でも凄いのはやはりER-4Sは25年で歴史を終えたのに、先輩は生き残り続けてついにER-4Sの販売期間を超えたってことだ。 イヤホン史上最長販売記録を樹立したことだ。 マジパネェっす、先輩!! とはいえ、ヘッドホン含めるとポタプロとMDR-CD900STの方がまだ長いんだけどね、あいつらまだ売ってるし、発売も先輩より古いし。 ガンバです、先輩!!! 先輩にはこれからも期待している。 いずれポタプロやCD900STがディスコンとなり、先輩だけが無人の野を行くのを望んでいる。 幸いCD900STはM1STという後継機が出たからディスコンになる可能性がある。 先輩がCD900STに勝てる可能性があるのだ!! 先輩、やりましょう!!!! ラスボスはおそらくポタプロ。 ポタプロが現状最長記録保持者だから、ポタプロに勝ったとき、先輩は世界最強の先輩になるのだ。 期待してますよ、先輩!!!!!!! |
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2020年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★★★+α 中音……★★★★ 低音……★★ 総合……★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ こいつは別に買わなくてもよかったんだ。 ALPEXはHSE-A1000無印が一番音よくて、Rは高音が破綻した糞だったからだ。 有線ピヤホンはそんなHSE-A1000Rを、さらに高音よりにしたという。 ……正気か? いや、Rはすげえ高音ホンだぞ? 詳しくはれびうを見てくれ。 あれは完全に破綻した高音ホンだった。 音のバランスが崩れている。 しかし有線ピヤホンはそれよりさらに高音ホンだと? 中にはATH-CK51クラスと言う人さえも。 し、CK51!? 深田ありの持ってるCK52はCK51のケーブル長いバージョンだ。CK51はケーブルが短いのね。でも中身は一緒だ。 そしてCK52というのは、脳をえぐられるようなキーンとした高音をかき鳴らす伝説的な粗悪品……。 それに匹敵するだと!?!?!? 俄然欲しくなりましたよ、はい。 だってCK52に匹敵する高音ホンって正気じゃねーぞ? しかし説得力はある。あのRよりもさらに高音ブーストしたらしいからな。ありうる。 CK52の異常性については当該れびうを参考にしてくれ。 なんかイヤピを変えるとまともになるらしいが、バカ言ってんじゃねえ!! こちとらCK52級の高音が出ると期待したから買ったんだ!! 高音が減退したらただの安イヤホンだろうが!!! そんならHSE-A1000無印でいいんだよ!!! テメーに求められてんのは脳が破壊されるような高音なんだよ、脳が!!!!! んじゃ、聴いてみるか! 伝説的な粗悪品ATH-CK52クラスの高音サウンドというものを!!! 傾向は高音より。 高音……非常に強くえぐる高音。ただし意外とサ行は刺さらない。いや、音量上げると刺さるんだけど、ギリギリピークを反らしてある。鋭く刺激的で破壊的。HSE-A1000Rよりもさらに強い。とはいえ、ATH-CK52と聴き比べると高音は弱いし破壊力も劣る。また浅い高音がエグいだけで、高音そのものはもっと強い機種はある。ただそれでもこの高音はかなり強く、最大値の評価はやむなし。 中音……意外と篭らない。しかも結構前で聴こえてきて聴きやすい部類。これは意外でなかなかに悪くない。ちょっとおまけして★★★★やろう。 低音……低音めっちゃ弱い。てかアルペックスのイヤホンはみんな低音弱いね。ただCK52よりは強い。 解像度……んー、そんなに高い印象はないなあ。値段なりかなあ。 クリア……これはかなりクリアだが、CK52よりは若干篭る。しかしHSE-A1000Rよりはクリア。 音場……そこそこ広いんじゃないかな。 装着感が地味にHSE-A1000シリーズで一番いい。 すぽっと入る。 個人的にはHSE-A1000Rよりはバランスがよく出来がいいが、HSE-A1000無印よりはバランスが悪い。 やっぱ高音強すぎるんだよな、こいつ。 Rと比較するとボーカルがよく聴こえてしかもクリアな分、Rよりも高音強くても許せるってだけで高音の強さというかエグさはかなりおかしい。破綻してるレベル。 ただ、意外と聴ける。 それはサ行刺さらないのと、高音の強さがある種の強すぎさがないためだ。 高い高音が弱いんだよこいつ。浅い高音がエグいだけ。 単純な高音の強さならFI-BA-SSやFocal Sphear Sの方が上。 装着感もいいし、個人的にはそんなに嫌いではない。 たたCK52ほどの麻薬性はないな。 これ聴いた後CK52聴くとビクッとなるからね。高音強くて。 CK52の方が10%くらい高音が強い。 たかが10%だが、その10%がエグさの決め手。 しかしこれスタジオリファレンスにするのは無理だろ、絶対に。 高音もそうだが低音が弱すぎる。 非常にバランス悪いもんこいつ。 モニター性は皆無ですよ? このイヤホンは賛否分かれるが、気持ちはわかる。 個人的には嫌いではないが……ぶっちゃけP908でいいよね? これ聴くならさ。 てかHSE-A1000は無印が一番バランスいいよ、うん。 |
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ヒッコリー、ナッツ、バニラ、シナモン着香という、中々欲張りセットな着香系である。
葉組的にはフツーのダニッシュっぽい。 ラットレーの数少ない着香系。早速吸ってみませう。 使うのは勿論コモイ・ゴールドバーク。 では一服。 中々独特な香り。 味そのものはフツーのダニッシュで、油分多めなのはラットレーらしい。 ナッツとバニラの薫りが一番強く、後味にシナモンを感じる。ヒッコリーはわからん。 喫味は結構スパイシーで、割かしピリリとくる。 ラットレーらしさはあるが、油分が多過ぎてバージニアが少々ボヤけているな。 全体的にやはりスパイシー。バニラは少しトロッとしてる。 火付き、火持ちは良好。 甘味はそんなでも。香りと油分で勝負って感じ。 そう、とにかく油っこい。 まあこれはこれでありかもしれないけど、やはりちょっと甘味が足らない。 油っこいし。 吸いやすいんだけどね。 |
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2011年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★★ 低音……★★★★★+α 総合……★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 深田ありは元来低音厨である。高音ホンやドンシャリも色々持っているけれども、本来は低音ブリブリ界隈の人間なのである。 さて、伝説的な低音ホンというと諸兄らは何を思い浮かべるのかな? 今だとZS7とかになってしまうのだろうか? しかしあれは後世に名を残す低音ホンか? 真に伝説となった低音ホンは何年経っても伝説のままだ。 5EBちゃん RP-DH1200(ヘッドホンだが) THE PLUG SPARK PLUG DURA BASS あたりは深田ありも所有しておる。 他には イーリアたん DORADO AH-C820 CLASSIC BASS i Sound 3D(ロック) ダイソー300円イヤホン Adagio Ⅲ Adagio Ⅱ SE-CL721 クラッシャー(ヘッドホンだが) なんかも持っているがこれはあまり伝説とは言えないな。i Sound 3Dの低音は5EBに匹敵するのだが……。 深田ありが持っていない低音ホンで伝説級というと Miles Davis Tribute SE-CL751 が挙げられるだろう。 しかしこの2つ入手が非常に困難で、どうしても手に入らぬ。 いや、昔トリビュートは3万8000円で売ってたけどね、中古で。 高くて買えねー……。 あとはSTOM BOLTなるものがスゴいと聞くが、日本で販売されなかったからどうすごいのかわからん。 さて、話が長くなったが、そんな『伝説的な低音ホン』は他にもある。それを今回手に入れた。 それが、Soul SL99である。 このSoul SL99はメーカー的には低音ホンとしては認識していないように見受けられる。 しかしその圧倒的な低音は瞬く間にオーオタ界隈を駆け巡り、伝説となった。 欲しかったのよね、これ。 逆に低音ホンを売りにしてる割にはさほどではないAH-C100なんかも持ってはいるが、それとは対極。 果たしてどんな音がするのであろうか? もう気になって気になって仕方がない。 だって『伝説の低音ホン』ですよ? 深田ありはね、THE PLUGとSPARK PLUG、どっちも新旧両方持ってるんだよ!(新と旧とでは音が違う) もう低音厨なんですよ低音厨!! 『まさに大低音』とかいう変態三段弁当持ってるし!(DAPイコライザー低音最大+ブリュッタ+M Audio Bass travelerという構成。ミニミニはモンスターケーブルを使用) さあ、そろそろ聴いてみようじゃないか! かつてオーオタ界を席巻した伝説的な低音ホン、Soul SL99を!!! 傾向は低音より。 高音……結構きらめく感じの高音。ちょっと弱いけど必要十分は出ている。まああまり語ることはないが、フツーではある。ただ5EBちゃんより高音弱いんだよこいつ。 中音……かなり近い。この炸裂する低音に全く負けていない。非常に聴きやすく、よくある低音ホンとは一線を画す。5EBちゃんより遥かにいい。 低音……5EBちゃんと比べると重低音が弱い。量感も5EBちゃんの方が上。つまり最強の低音ではない。しかし基本的な低音はメチャクチャ強く、そのくせ締まりもある。DURA BASSっぽい低音。 解像度……まあ普通かなあ。そこまで高くはなさそうに見えて、意外とそれなりに解像度はある。EM5813より解像度は高い。 クリア……EM5813よりはクリア。とはいえこの凄まじい低音にマスクされてる感は否めない。 音場……そんなに狭くはない。割と広さがある。ただ広大ではなく、まあまあと言ったところ。団子ではない。 最強の低音ホンかと言われると、それは違う。 5EBちゃんの方が絶対的に上。 しかも高音も5EBちゃんの方が強いし。 まあここら辺はハイブリッド相手だからねえ。 しかし中音が綺麗で近くて聴きやすいのは気に入った。これは中々よい。 響きもあるし、バランスのいい中音で個人的には低音より中音を推したい。 勿論低音が一番強い。圧倒的に強い。でも、単なる低音ホンでは終わっていない。 ちなみにAdagio Ⅱよりはずっと低音強い。 流石はDD一発ながら定価1万5000円するだけはあるというか、単なる低音ホンで終わってないのは非常に好感触。 SE215speより音がいいんじゃないかな、これ。 なるほど、人気が出た理由がわかる。 もうちょい高音も頑張ってくれれば凄いことになってたかもしれないが、まあ当時のDD技術の限界かねえ。 少なくともエントリー帯の低音ホンとは一線を画す音で、総合的なクオリティは決して低くない。 まあSoulはこのイヤホンをそもそも低音ホンと認識してないんだが。 |
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2013年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★ 中音……★★★★★+α 低音……★★★★★ 総合……★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 今はもうほとんど見られなくなったが、2009年~2013年、つまりハイレゾブームが起こる前、イヤホン界の一部ではとある風潮が静かな盛り上がりを見せていた。 それはピュアの価値観をイヤホンに持ってくる、というものである。 スピーカーみたいな鳴りをめざすイヤホンがそれなりに盛り上がっていたのだ。 マランツも2009年に出したイヤホンはそんな感じだったし、finalも「ホームオーディオに圧倒的に勝てるイヤホン」をめざしていた。今は見る影もないが。 そんなピュア界のイヤホン進出のひとつに、カルダスがある。 ケーブルで有名なメーカーで、彼らは2009年よりゼロからスタートし、独自開発すること4年。2013年に発売されたのが、EM5813だ。 どこぞのOEMじゃないってことだ。 彼らはこれをイヤホンとは読んでいない。 イヤースピーカーと言っている。まるでSTAXだ。コンデンサーじゃないけどな。 そしてEMとはイヤーミラーを意味するらしく、鼓膜と同じサイズの振動板に(11.5ミリ)、蝸牛型のハウジングと、まさにイヤホンを超越することを目的に作られたと言ってもいいだろう。 なんせイヤホンじゃないから。イヤースピーカーだから。 深田ありはそういう『スピーカー的な鳴り』というか、『イヤホンを超えようとする』製品がとても好きでね。 なんっつーか、男気を感じるんだよね。 世間一般ではやはり今でも、 スピーカー>ヘッドホン>イヤホン の構図は変わらない。 しかしいいじゃないか、イヤホンがスピーカーめざしたって! いいじゃないか、イヤホンがスピーカーに勝ったと って! それの何が悪いんだ!! もうね、昨今はイヤホンはイヤホンで分を弁えちゃっててさ、「僕たちイヤホンは所詮イヤホンなんです……。だからイヤホンなりに最高の音を出します」とでも言わんばかりの音作りだ。 カーーーーッ! 情けない!! ひとかどの打倒スピーカーを掲げて頑張ってた君たちはどこへ行ってしまったんだ!? スピーカーに勝てよ!! スピーカーめざせよ!! なんでイヤホンで分を弁えちゃうかなあ!? てなわけで、昨今のイヤホンの基礎的な傾向に不満のある深田あり。 勿論例外はあるけどね、アルティオとか。 そんな中にあって、このイヤースピーカーは違う。 もう哲学からして違う。 イヤホンとは思えないぶっといケーブルが何よりの証。 外で使うこと想定してねーよな、これ。 素晴らしい!! それでこそイヤースピーカーだ!! しかもこれケーブル単品で6万円するらしい。 このイヤースピーカー定価5万円なんですけどね。 ケーブルの方が高価な謎。 流石ピュア、違うなあ……。 なんでもこいつは人間の聴覚器官を研究、聴覚とイヤースピーカーの関連性を各方面から突き詰め、音楽の楽しさを伝える、音楽家の芸術性を正確に伝えるというコンセプトで作られてる。 ほほう、楽しみだ。 ただ一方でこのイヤースピーカー、評価が完全に真っ二つである。 いや、共通する点はある。 それは『死ぬほど曲を選ぶ』ということだ。 どんだけ独特な音なんだろう……。 なんでもクラシックやケルトがいいらしい。 てなわけで、早速聴いていこう。 イヤースピーカーの実力やいかに!? こいつはイヤホンじゃないから、イヤースピーカーだから。 傾向は低中音寄り 高音……定価5万円と考えるとかなり弱い。一応最低限は出ているのだが、かなり丸く柔らかく、そして響きがある。刺さりは皆無。 中音……このイヤホンの生命線。非常にあま~い音がする。砂糖と蜂蜜を混ぜ合わせたような甘ったるい音が聴こえてくる。響きが凄い。エロいというよりは甘い。トロけるような音がして、これより甘くねっとりとしたイヤホンやヘッドホンは聴いたことがない。唯一無二の中音を鳴らす。奇跡のような中音。 低音……非常に強い。そこいらの低音ホンと余裕で張り合える強さ。パワフルで重みがあってある意味においてはスピーカー的な低音。勿論腹が震えるような低音ではないが、傾向がなんとなく似ている。 解像度……定価5万円と考えると物凄く低い。Adagio Ⅱ程度の解像度しかない。この値段でこんなに解像度が低いのも珍しい。今時のイヤホンなら3000円でもっと高解像度がゴロゴロしてる。 クリア……定価5万円と考えるとかなり篭る。完全なモコモコ、つまり10proほとではないにしろ、5万円でこんなに篭るのはちょっと珍しい。次にれびうすふSoul SL99より篭る。あれ定価1万2000円なのに。 音場……狭いとは言わんが特別広くもない。フツーというか。分離は……中音の響きがマスクしてる感がある。三次元感があるわけでもなく、空気感もさほどでも。 エロさや生々しさはそれほどでもないのだが、とにかく甘い音がする。 聴いているだけで虫歯になりそうなハイパーハニーサウンド。 陶酔しそうになる甘さで、この甘い音を許せるかどうかでEM5813の価値は定まる。 スピーカー的な鳴りと言われると、実はなんとなくわかる。 音場や空気感ではなく、音の構成が確かにスピーカーっぽい。イーリアたんに通ずるところがある。 女性ボーカルと管楽器のハニーさは尋常ではなく、衝撃的に魅力的な音を放つ。 曲によってはこいつに勝てるイヤホンもヘッドホンも存在しない。 こと『甘さ』という観点ならイーリアたんですら相手にならない。 しかし逆に言うとそれだけとも言える。 同じスピーカー的な鳴りをするイーリアたんの方が実は全てにおいて上。 クリアさも、音場も、高音も、低音も、解像度も、それこそ中音の生々しさ、エロティックさにおいても圧倒的にイーリアたんが上回る。 EM5813が勝ってるのは甘さだけだ。 この甘さは響きに由来するもので、非常に響く。やりすぎなくらい響く。 そこに価値を見いだせるかがポイント。 今時の音ではない。2013年発売だがそれでも当時としても異端。 2007年くらいの音。 高解像度でキレッキレのソリッドサウンドがもてはやされる現代においてこのイヤホンはかなり異端。 ちなみにDD一発の割には異様に能率がいい。 そして音が濃い。スゲー濃い。後にれびうするが4ドラのDK2001より遥かに濃い。 イーリアたんがあっさりに聴こえるくらい濃い。 この濃さは衝撃的。 個人的にはかなり好きな音。 このあまあまハニーサウンドはちょっと他では聴けない。 柔らかくて、暖かくて、トロけるような音。 この点においてこのイヤホンは間違いなく世界最強。 こういう特化型は大好きなんよね。 |
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Old Ironsides
それがこの煙草のスペルだ。 どー読んでもオールドアイアンサイズだと思うのだが、日本での商品名はオールドアイロンサイドである。 Ironをアイロンと読むのは……まあいいとしても、sidesをサイドと読むのには非常に違和感がある。 バルカンらしいので買ってみた。久しぶりの新しいパイプ煙草れびう。 ……れびう大変なんだよな。 まあいいや、葉組はパージニア、ラタキア、オリエントのオーソドックスなバルカンスタイル。 バルカンってことはラタキア強めなんだろうな? ああああん? 形状はフレーク。ラタキアの香りはそんなに強くないな。なんかカツオ出汁みたいな香りが強い。バージニア強めかな。 ……バルカン? まあいいや、吸ってみませう。 使うのは勿論ダンヒル様!! では一服。 ふむん。 かなりコクというか、出汁の味が強い。 旨味で勝負か。 ラタキアはないわけではないが、主役ではないな。 とはいえラタキアの主張がないわけではなく、それなりに強く香る。 バージニアが明らかに主役で、それもバージニアのコクで勝負するタイプ。 あまり甘味はない。ほのかに優しく穀物的な甘味が漂う程度。 麦感は結構強く、オリエントが割と利いてる。 ほのかに後味がスパイシー。タンバイトはそこそこ。 うーん。オーソドックスな味だなあ。特に奇をてらわない素朴な味。 個人的にはもっと甘い方がいいな。 ラタキアは意外と引っ込まない。 主張はかなりする。しかし主役ではない。 思うのはオリエントの味が非常に強いこと。とにかく終始オリエントの味を感じる。 非常に麦っぽい味で、甘味が少ない。 コクや出汁感がとにかく強烈で、そういうのが好きな人には受ける味かなあ。 やはり甘味が足らない。 油分はそんなでもなく、割かしあっさりしている。 悪いとは言わないけれど、別に悪い煙草ではないんだけれど……好みかと言われると、全然好みじゃない。 とにかく甘さ控えめなんだ。ジューシーなコクだけはやたらめったら主張するんだけど、とにかく甘くないんだ。 オリエント強すぎるんだろうね。 まあ、ここら辺は好みかなあ。 オリエント好きにはいいかもしれないね。 |
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2011年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★ 低音……★★★★★ 総合……★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 深田ありはAdagio Ⅲを持っている。しかも割と気に入っている。 だからⅡは本来買う予定なかったんだよ。買うならPiano Forte Ⅱの方がほしかったし。 しかしPF2はいかんせん中古市場に全然流れてこないし、新品はディスコン。 金属のPiano Forteは糞高い。 それにPiano ForteならDC1601の方が欲しいところ。 まあDC1601なんて売ってるの一度も見たことないけどな! ホームオーディオに圧倒的に勝てるイヤホンらしいぞ? さて、そんなわけで眼中になかったAdagio Ⅱ。 そもそもfinal自身もAdagioは好きじゃないみたいなのよね。本当はEシリーズみたいなの作りたいけど当時のグループの意向で仕方なく、みたいな。 まあ深田ありはEシリーズよりAdagio Ⅲの方が遥かに好きだけどね!! でもⅢに満足してたからⅡには興味なかった。 しかしまあ、巡り合わせっていうのかな、なんか、衝動的に、未使用品を、買ってしまった……。 Ⅲが一番変態と聞いていたのに、Ⅱの方がじゃじゃ馬みたいなレビューも多くて気にはなってたのもあるかな。 んじゃ、れびうしますか。 デザインはカラーリング以外は全く同じだ。 しかしⅢはBAM機構が搭載されている。 ……ハウジング同じなのにどう違うんだ??? BAM機構って早い話空洞ですよね??? わからん……。 HeavenのⅦとⅧもデザイン同じでBAMの違いで差別化してるわけだが……わからん。 傾向は低音より。 高音……あまり派手さのない高音。一応それなりに出てはいるのだが、解像度が低い。全体的に大人しく、Adagioらしからぬ高音。一応最低限は出ているが、明らかにメインではない。Adagio Ⅳ(通称)のあれよりは高音出てる。 中音……ちょっと遠い。しかしこれはAdagioの特徴だからまああまり言わんが、結構篭る。モコモコとは言わんが。 低音……一番いいところ。ⅢよりもⅣ(通称)よりも遥かに強い。なかなかにパワフルで重い低音で好感触。少し緩いがボワボワではないし、種類もわかる。深さもある。ここはかなりいい。 解像度……正直かなり低い。AT-ES11より低い。ここは誉められない。分離もあまりよくない。 クリア……篭ると言えば篭る部類だが、実はそこまで気にならない。Ⅲのよりもクリアじゃないかな。 音場……ちょっと団子気味か。音場そのものは決して狭くはないが、立体感がⅢやⅣ(通称)ほどはない。なんか普通のイヤホンって感じ。 い、意外とフツー……。 全体的に暗い音色で、ただの低音ホンって感じ。 Adagioらしい変態さは全然なくて、巷でじゃじゃま馬扱いされてるのが不思議なくらい制御されてる。 低音ホンと言っても全体のバランスは破綻してなくて、強い低音を楽しむイヤホンって感じ。 低音はAdagioシリーズではぶっちぎりに強い。その割にはあまり中音高音をマスクしてなくて、ここの分離はいい。 しかし個人的にこれはフツーの低音ホンだと思う。全然変態してない。 やはりAdagioはⅢこそ至高。 そう、あんまりフツーなので特に書くことがないんだな。 低音ホンってだけなら他にいっぱいあるからねえ。 良くも悪くも制御されてるから破綻を楽しむこともできない。 多少刺激はあるがⅢと比べると……。 まあ、とにかくフツー。 その分誰にでも薦めやすいけどね。 でも、今はEシリーズあるからなあ。 |
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2020年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★★ 低音……★★★★ 総合……★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 以前、AT-ES06のれびうをした。 百均イヤホンの革命となった伝説のイヤホンだ。 しかしあれは致命的な問題があった。 ローソン100かワッツでないと買えないのだ。他の百均には売ってない。 そしてローソン100やワッツは数が少ない。 そんな中、我ら百均イヤホンマニア待望の新作が『セリア』に上陸した。 セリア!!! ダイソーには負けるがそれでも店舗数はそれなりに多い。少なくともローソン100やワッツよりは多い。 その名もAT-ES11!!! 7~10が存在するのかもしれないが、どれかは知らない。 とにかく型番は11なのだ。 デザインはAT-ES06と全く同じ。 カラーリングくらいか、違うのは。 しかしその音は……06を超えた!!! 詳しく見てこう。 傾向は低中音寄り。 高音……結構刺激的な高音。かなり硬質で突き刺さるようなタイプの高音だが、ギリギリ不快にならないレベルで抑えてある。往年のオーテクみたいなやらかしはせず、サ行の刺さりも感じない。ただ据え置きの駆動力によるところもあると思われるので、DAPによっては刺さるかも。据え置きでもギリギリ『シ』は刺さる。 中音……ボーカルはかなり近く若干の重みがあるが、篭りはないという絶妙のバランス。高音や低音はどちらも頑張っているのに中音をマスクしない。これは凄い。数万円のイヤホンでもこれ出来ない機種はいくらでもある。流石は『人の声が聞き取りやすいイヤホン』である。 低音……AT-ES06よりは低音はあっさりしているのだが、かといって低音が弱いかというとそうでもなく、中々パワフルな低音が炸裂する。若干緩いがボワボワではなく、それなりに締まりもある。 解像度……かなり高い。分離もよく、一音一音がハッキリ伝わる。ただし音の実在感やリアリティはさすがに乏しく、いわゆる『生々しさ』というのは稀薄。とはいえそれなりに重みのある音で、響きもある。Adagio Ⅱより解像度が高い。 クリア……非常にクリア。篭りは全くとは言わないが、ろくに感じない。百均でここまでクリアな音が出るとはとても信じられない。音に重みがある分いくらかヴェールはあるが、十分クリア。AT-ES06よりクリア。 音場……ここは狭いかな。そんなに音場は広くない。ただボーカルが近いのと分離がかなりいいのでこれはこれであり。 このイヤホンを聴くとオデオがむなしくなる。 何万円も出して高価なイヤホンやヘッドホンを買うのがバカらしくなる。 みんなはこの神話は信じているよね? それは『値段の高いイヤホンは音がいい』という。 勿論ある程度はそうね。 しかし、このAT-ES11を聴くとその考えがむなしくなる。 最近巷ではA8000が凄い盛り上がりを見せているね。20万円もする。 深田ありはA8000を聴いたことはないけれど、AT-ES11を一時聴いてしまうと欲しいという気が微塵も起こらなくなる……。 何故ならAT-ES11は100円だからだ。 消費税をいれても110円だからだ。 100円出せばこれほどの音が聴けるのに、20万円も出すの? なにそのマゾ趣味。 音がいいといっても、多分AT-ES11を聴いた後だと「へー、音いいですね」で終わってしまうだろう。 つまりね、AT-ES11を聴いたらこの世のどんなイヤホンを聴いても『感動』しなくなるのだ。 何故なら100円出せばこの音が手に入るのに、何万円も出してこの程度しか勝てないようなものを出すなんて、むなしいじゃん? 諭吉さん何枚も捨てた自分はなんなのかと思うじゃん。 だってたった100円でこの音だよ!? 何万も金払うのアホみたいにじゃん!! イーリアたんと聴き比べて、それをとにかく感じた。 たしかに音はイーリアたんが圧倒するけど、「これ13万円……しかもヘッドホン……」と思わずにはいられなかった。 勝って当然。苦戦するだけでみっともない。 まるで悲鳴のようなサウンドだったよ。 これは値段が高いイヤホンを聴くほどより顕著に感じる。 何万も出した自分が恥ずかしくなる。 AT-ES11はオーディオを破壊するモノだ。 金を払うことにむなしさを感じさせる、悪魔のようなイヤホンだ。 買ってはいけない。 君たちがまだオーオタでいたいなら、このイヤホンは買ってはいけない!! これを買ったらもうオデオは楽しめない!! ただただむなしさだけがつきまとうであろう!!! 逆にオーオタでないならイヤホンはこれだけ買え。 他は何も買わなくていい。 ぶっちゃけこいつ3000円くらいの音は平気でするから。 ダイソー300円イヤホンなんてこれと比べるとゴミですよゴミ。 RP-HJE150なんてハナクソ以下だね。 HSE-A1000無印やP908を相手にしても、むしろこいつの方が好かれるんじゃないかな。 こいつと戦おうと思うならSpaceShipか碧lightを持ってくるしかない。 そう、AT-ES11より20倍も30倍も高い金を支払ってな!!! たった百円のイヤホンに勝つために野口英世を3枚捨てるんだぜ? ただ、勿論百均イヤホンらしい欠点はある。 ケーブルが死ぬほど細い。断線こええ。 でもそれは買い直せばいい。どうせ100円だ。ジュース一本より安いんだ。 問題は、ケーブルが1メートルしかないこと。 これはちょっといただけない。延長ケーブルつけないとかなり使いにくい。 でもそれくらいだよね。 わかったかい? オーオタは買うな。オデオがむなしくなる。 オーオタでないなら買え。これだけ聴いてりゃ全て十分だ。 |
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んー、麦の味が強いけど、ホップが弱くて全体的にあっさりして軽いビールだね。
後味はかなりモルト。 味の全体はサッポロ的だが、コンセプトとしてはモルツをさらに軽くしたような……。 悪くはないが、いや、限定だからまあいいか。 ちなみに日本酒の雪の茅舎を飲む。 こ、これは旨い! 香りがとてもいい! これは美味い!! 武勇も飲む。これも日本酒。 かなりねっとりして濃い味。アルコール感が強い。 個人的には雪の茅舎の方が好き。 |
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さて、もうひとつのPL88のれびうをしてしまおうか。
忙しくなるからな。今回を逃したらしばらくれびうは出来なくなる。 火を焚く前の香りは中々よい。 葉っぱはバージニア、オリエント、バーレーだったか。 では一服。 ふむ。バージニアの味はまさしくPL88。 あれより穀物感が強い。渋いというべきか。 ……かなりPL88の味。 バージニアの割合は割かし多いのか、それともバージニアブレンドでもオリエント感が強いのか。 味としてはバージニアブレンドよりあっさりしているようで味は暗め。 バーレー分若干違う程度か。 しかしバージニアブレンドより軽いのに重みがある。 ただ、どっちが好きかと言われると……うーん。 だってPL88の味だもん、これ。 非常に似かよっていて、甘味が少ないのも一緒。 アクロポリスみたいなるレビューを見たこともあるが、いや、全然違うだろう。 正直どっちでもいいというか。 穀物感があるとはいえバージニアの味かメインなのでオリエント好きが気に入るかというと、そうでもない。 穀物感が強いと言ってもバージニアブレンドと比べたらの話。 つまるところあっさり薄味で甘味が少ないのは変わらんのよね。 んー、まあ、良く言えば常喫向きというべきか。 悪く言うと、今後これを買うことはないな。 やはり手巻きはアクロポリスとチーターアフリカしか今のところ絶賛できぬ。 問題はどっちも廃盤ってことだが。 マジで今後手巻きどーすりゃいいんだ……。 |
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200g缶でしか売ってない異様な手巻き煙草、PL88ですの。
何年も前から買おうと思いつつも、200gのボリュームによるハズレた時の不安と、200g故の値段の高さがネックでずっと買わずじまいだった。 しかし、今回勇気を出して買ってみたぞ!!! しかもバージニアブレンドとヴィンテージブレンドの2つをな!! ……この2つで9000円近くかかったぞ。た、たけえ……。 400g……かなり圧倒的な量だ。吸いきるのに何ヵ月かかるんだ? まあいいや、吸ってみよう。 紙はOCBアルティメイト。 深田ありは紙はもはやこれしか使わん。 理由は一番『紙の味』がしないからだ。 例えば深田ありはスモーキングブラウンとかダメなのよ。紙の味が強すぎて。 RAWオーガニックも一時期使ってたけど紙の味がしたね、あれも。 現在OCBアルティメイトを使ってるのはこの紙の味が本当に稀薄だからね。 まあこいつも紙の味はするのだけど。 では一服。 うーん、バージニアらしいっちゃバージニアらしい味。 甘味はそんなに強くなく、鰹だしみたいなあじわいが強い。 どことなくオリエントを感じる渋味。 てかかなりオリエントっぽい味。 バージニアブレンドだよな??? ハーレー感はないな。バージニアとオリエントの味がする。 タンバイトは強め。 後味にふんわりとした甘さがある。 全体的に穀物っぽさ。 ツール、ニコチンはそこそこあるな。ピースよりはずっと軽い。 どうでもいいけど缶がスゴくデカい。 ぎょっとするほどデカい。 さすが200g……。 味そのものは割かし淡白で、ちょっと薄味だね。 特別美味いとは言わんが、悪くはない。 癖が全然ないから吸いやすい部類。 ただしタンバイトがキツめ。そこが欠点か。 味の変化はなく、終始同じノリ。 ……ゴールデンバージニアか、この味は? なんかアシュトンのゴールドラッシュを思い出す味。あれよりはオリエント感がある分ちょっとマシだが。 んー、なんか一味足らないなあ。 ちょっと単調すぎる。 しかし200gもあるんですよね……。 ま、まあ吸うけどさ。 |
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ソルトアダプターが中々いい構造が思いつかなかったので、新たに違うアイデアを考えてみた。
名付けてスパイラルカッパー!! これは銅線をぐるぐると螺旋状に巻いたものをボウルの中に入れ、しかるのち煙草を詰め、喫煙する。 銅線はボウルの上まででており、外気で放熱する。 タンパーワークが難しいので専用のタンパーも用意。 スパイラルカッパーは喫煙後洗うことで再利用が可能。 シート状ではなく螺旋状にしたのは煙草の吸水を邪魔しないためだ。 難関はやはりタンパーワークの困難さと再着火の難しさだろうね。 特許を取るにはここをどう解決するかだな。 |
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TAメソッド
果実メソッド マイクロウェーブキュアリング と、次々と個性あふれる独自の技法を発明してきた深田ありであるが、あくまで現時点ではアイデアまでだけど、 ソルトアダプター というのを考えてみた。 これはパイプの周りに塩を貼り付けることで塩の熱伝導率の高さを利用し、煙草の熱を奪い、効率的にクールスモーキングを実現する、というアイテムだ。 塩を張り付けるのをキャップにするか、シールにするか、はたまた仰々しい装置にするかは難しいところ。 最初はソルトパイプというのを考えたんだけどね、知人に「1922年にとっくに作られた」と言われたので、なら付属アダプターにしようと思い立って考案してみた。 まあ、まだあくまで机上の空論だがね。 最近茫漠サボりぎみだから記事にした。 うーん、設計図書いて特許申請しようかしら。 |
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2019年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★★★+α 中音……★★★★★+α 低音……★★★★ 総合……★★★★★+α EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ インナーイヤー型というものには長らくハイエンドという思想がなかった。 高級イヤホンというともっぱらカナルであり、それは多ドラブームが終わりシングルDD全盛とも言える今になっても変わらない。 そんな長らく不遇な扱いだったインナーイヤーに革命をもたらした傑作機がある。 Liebesleidというイヤホンだ。 なんでもMoondropの社長が「インナーイヤーでいいのがないから作った」と答えたらしく、恐ろしくシンプルで、それでいてディープな理由によって誕生したイヤホンである。 これが2017年。 それから2年、Liebesleidのさらに上位機種がMoondropによって発売された。 それがCHACONNEだ。 ちなみにシャコンヌと読む。Liebesleidはリーベスライトな。 そしてこのイヤホン、値段が3万8000円でリケーブルもできないのだが、物凄く評判がいい。 一部では神格化されるほど評判がいい。 ずっと気になっていた。 深田ありはインナーイヤーの高級機は持ってなかったのでひとつ欲しかった。 最初はLiebesleid買う予定だったんだよ。CHACONNEより1万円も安いし。 しかし何故かCHACONNEを買ってしまった……。廻り合いとは恐ろしい。 CHACONNEの箱はかなりデカイ。 SE846並にデカイ。 3万8000円のイヤホンでこんなデカイ箱は見たことがない。気合いの入り方が違う。 イラストの女の子はかわいい。 そしてCHACONNEはチタン+黄銅筐体なためか、インナーイヤーとは思えないほど重い。 デザインは高級感に溢れ中々にゴージャス&ビューティー。ちょっと中華らしさはあるけどな。 LRの表記がなく、チタンブーツ(棒)の凹みでのみLRを判断する。最初これ気づかないで必死でLR探したよ……。 装着感はまあフツーかなあ。Liebesleidは悪いらしいが、CHACONNEはそんな悪くはないと思う。 ただ重いからこれつけて歩くと落ちるかも。 音漏れは……まあインナーイヤーだからこれはしょうがない。 で、音なんだけどね、もうね、絶賛しかしないからね。言っとくけど。 では聴いていこう。 傾向は中高音より。 高音……このイヤホンの最たるところ。高音は伸びやかで品がよく、とてもとてもとても綺麗な高音が響く。刺さりは微塵もないが弱くはなく、限界を感じさせない透き通る高音が物凄く心地いい。ただしFI-BA-SSと比べると、FI-BA-SSほどのきらめきはない。刺さりを抑えるためにキラキラ感を少し落としてる感がある。とはいえ篭りは一切ないし伸びも抜群。FI-BA-SSより伸びる。 中音……かなりボーカルが近く、やはりクリア。結構濃いめの中音で響きもある。ピアノとかかなり綺麗。少し硬質な感じはあるが、非常に素晴らしい中音。これはFI-BA-SSをも上回る。 低音……タイトではあるが量感はさして不満はなく、しっかりと芯のある低音を鳴らす。とはいえインナーイヤーだから重低音は弱いし、根本的な低音の量感は大したことない。質においてもFI-BA-SSの方が上回っている。量はFI-BA-SSと互角か、わずかにFI-BA-SSの方が上。とはいえ個人的にはこれは欠点とは思わない。全体的に綺麗なCHACONNEサウンドとよく合ってると思うし、別に低音スカスカでもないからな。 解像度……すこぶる高い。FI-BA-SSより高い。音が抜けやすくしかもシングルDDのインナーイヤー型とは思えぬ超高解像度で、なんでこんなに解像度高いのか理解できねえ。 音場……これはフツー。別に広くも狭くもない。またFI-BA-SSほどの空気感はなく、べちゃっと平面的。ただ分離はべらぼうによく、FI-BA-SSよりも分離がいい。 クリア……すっげえ超クリア。こんなにクリアな音は聴いたことがない。FI-BA-SSよりクリア。これと比べるとFI-BA-SSは中音が篭る。この世にこんなクリアな音あったのかと驚愕するレベルでクリア。 これ3万8000円という値段は明らかにおかしい。 音がとんでもなくいい。 メチャクチャいい。 FI-BA-SSとトータルでは互角の音質で、つまり11万円の音がする。 3万8000円とか安すぎて理解不能なレベルで音がいい。 少なくとも5万円以下でこれに勝てるイヤホンはこの世には存在しない。断言してもいい。 いや無理だってこれに勝つの。 絶対無理だね。 そもそもインナーイヤー型はクリアになりやすいイヤホンだ。 しかしそれにしてもこのクリアさは衝撃的すぎる。 あまりにも音がよすぎてどうしていいかわからない。 LCP振動板だったかな。 それとチタン&黄銅……ぶっちゃけ真鍮のことなんだけど、そのコンビネーションが完璧に作用している。 凄まじく音がいい。ずば抜けて音がいい。 3万8000円にしては、ではなくあらゆるイヤホンの中でも上位に位置するほど音がいい。 とはいえ欠点はある。 低音じゃないぞ。 それはこのイヤホン、個性が非常に乏しい。 なんていうか理論的に最も音がいいであろうサウンドを作っただけって感じで、CHACONNE特有の個性というか色が見えてこない。 非常に冷徹で淡々としていて、無個性的な音。 ハイエンド勢と比べた場合、この個性のなさ故に決して一番にはなれないイヤホンといえる。 実際深田ありは音質的には互角でもFI-BA-SSの方が好きな音だ。 これは音色の個性が乏しいがゆえに出てくる差で、つまるところ好みの差だ。 良質なハイエンド勢と比較した場合、この個性で好き嫌いが出てくる。 そういう意味では凄い中華なんだよこれ。非常に合理的でね、単純に高音質だけを追求した機械的なサウンドは、ZS10proと通じる所さえある。 とはいえ無個性が悪いわけではなく、癖がないので誰にでもオススメできる。 というか、買え。 これ買って音が悪いというなら、それはリスナーに問題があるんだ。 好みはあるけどな、勿論。 何度も言うが強烈な個性というものが全然ないので、味気ないと感じることはある。 でもそれくらいだぞ? こいつの欠点。 まあ、敢えて個性を言うならクリアさだろうか。 クリアさだけは唯一無二のクリアっぷりを誇る。それは個性だと思う。 そう考えると欠点ないかもしれん……。 あ、言い忘れたけど音色はかなり硬質。 非常にカッチリした音。 とはいえ響きがあるからあんまり気にならん。黄銅筐体がうまく作用している。 イーリアたんと比べた場合、やはり中音のエロさや生々しさではイーリアたんが上回る。 またCHACONNEは音場は大したことなくて、イーリアたんを聴くとイーリアたんの立体的で広い音場に圧倒される。 低音は質も量もイーリアたんの圧勝だしな。 とはいえCHACONNEの方が3倍くらいクリアで、CHACONNEと比べるとイーリアたんは篭る。 ていうかCHACONNEクリアすぎてこいつに太刀打ちできる機種ってないんじゃないかな。GRADOのSR325eよりクリアだぞこいつ。 あもやはり高音はCHACONNEの勝ち。イーリアたん高音大人しいから。 とはいえトータルではやはりイーリアたんの方が音がいい。 まあね、でもね、イーリアたん13万円のヘッドホンですよ? なんで3万8000円のイヤホンがここまで張り合えるんですかね……。 おかしい。 取り敢えず買え。 いいから買え。 絶対後悔はしない。 すっげえ音いいから。 物凄く音いいから。 11万円の音がするぞ。 勿論11万円の音と言ってるように、こいつに勝てるイヤホンやヘッドホンはいくらでもあるよ? 実際イーリアたんなら勝てるし。 世界一音がいいイヤホンではない。そのレベルではない。 あとやはりインナーイヤーだから低音は弱い。特に重低音はかなり弱い。 でも低音厨な深田ありでもこの低音は好きなんだよね。だからあんまマイナスとは思わない。質はいいし。 でも、それでもクッッッッソ音いいからね。 あとトータルはともかく『クリアさ』だけならCHACONNEは世界一かもしれない。これよりクリアなイヤホンは聴いたことがない。 しかもたったの3万8000円ですよ? え? 高い? リケーブルできないし? とんでもない! いや、リケーブルできねーし3万8000円が大金なのもそうなんだけど、でもこの音だぞ??? これだけ鳴ってて3万8000円だぞ??? ありえないから! この音の良さは本当に尋常じゃないから。 いいから買うんだ。 追記 こいつの問題点を見つけた。 こいつは外で使うと2万円の音にしかならない。 何故なら音が抜けまくるからで、あまりにも抜けすぎて低音はスカスカ、高音も野暮ったくなり、心なしか篭りすら感じてしまうほどだった。 対処法は音の抜けがわからなくなるまで音量を上げることだが、インナーイヤーなので音漏れがヤバイことになる。 そういう点でちょっとオススメしにくくなったな。 EarPodsもそうだがインナーイヤー型は家の中と外とでは丸っきり音が違うんだよね。 |
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以前深田ありのTAメソッドに意味不明な妄想を垂れ流して難癖つけてきた輩がいた。
だが深田ありは彼らの名誉を重んじ、その言い分を聞くため科学的な説明を要求した。 まあ当然だよな。人の理論にケチをつけるのであればケチをつける側が1から10まで説明するのは当然の責任だ。 人にケチつけるってそういうことだからな。 敢えて言うことではない。 しかるにだ、彼らはこれに対して沈黙するという、あまりにも無様な醜態を晒した。 まあこの時点で深田ありの理論が1から10まで全部正しいことは疑いの余地すらないのだが(文句あるなら科学的に説明しろ)、一方で深田ありの知的探求心が刺激されたのも事実。 彼らに説明できる脳みそもないようなので、ちょっと塩について調べてみることにした。 まず無水エタノールの化学式は C2H5OH である。 塩化ナトリウムの化学式は NaCl である。 んで、塩化ナトリウムってのは塩素原子(Cl)とナトリウム原子(Na)に別れている。 そのうちイオン化、つまり電子を引き付ける力が弱いのはナトリウム原子の方だ。塩素原子は電子を引き付ける力が強いのでイオン化しにくい。 で、イオン化ってのは『電離』のことだ。 で、ここで重要なんだけどね、塩が電離するのは『水に溶ける』からだ。 水、つまりH2Oですな。 で、そもそも塩が溶けるとは科学的にどのような状態を言うのか。 それはナトリウムイオンと塩化物イオンがバラバラに分かれて水分子と混ざった状態のことだ。 そして水の分子は酸素の側がマイナス、水素の側がプラスに偏った電荷分布を持っている。 このため、イオンは水の中では、例えば陽イオンなら陽イオンの周りに水分子がマイナスの酸素を向けてくっつき、電荷を部分的に中和するわけだ。 で、無水エタノールは塩を溶かさないわけだが、化学式を見る限りエタノールにも酸素原子と水素原子が含まれており(OHがあるからな)、溶けないわけがない。 はて? 調べてみると無水エタノールでも水の26分の1は溶ける模様。 なるほど、溶けにくいってだけか。 とはいえそれでも1/26となるとほとんど溶けないと見ていいな。少なくともSAメソッドというのは塩が溶けないことを前提としている。 この3.84%は考慮されていない。 なんせ塩が溶けると言ったら大笑いしてたからな。 総括すると、だ。つまりイオン化というのは塩が水に溶けることを言うのか。 塩素原子とナトリウム原子が電離してH2Oと混ざることで塩は塩水となる。 ところが無水エタノールに塩は溶けない。 それはなぜかというなら電離しないからだ。 電離しない、つまりイオン化しない。 ん? んんん? あれれー。 無水エタノールと塩とではイオン化しないぞー。 塩がイオン化するってことは塩は溶けるってことだからな? 無水エタノールに塩は溶けないのだからイオン化するわけがない。 万一タールに塩がイオン化したとしたら塩は溶けてしまう。 イオン化するにあたってはナトリウム原子は電子をあまり引き付けず、塩素原子は逆に電子を引き付けるので分離してしまう。これを電離といい、つまりこれがイオン化なのだ。 だけど塩が溶けてはいけないし、実際エタノールがタールを溶かす際においても塩は溶けないのだからイオン化などするわけがない。 マテマテマテマテ。 つまり、だ。 A、塩がイオン化するということは塩が溶けるということ。 B、塩が溶けないのならイオン化していないということ。 彼らの主張、塩は溶けないけどイオン化している。 ??? なんだそりゃ。非科学的だ。 現実で考えよう。 塩は溶けてない。正確には3.84%溶けてるんだけど、SAメソッド考案者及び世界中のSAメソッド使用者は塩が溶けてないと認識しているのでここは塩は溶けてないと判断する。 そして塩が溶けてないってことはイオン化してないってこと。 エタノールがタールを溶かす状況において塩はなんら効果を及ぼしていない。万一及ぼしたなら塩は溶ける。しかし現実で塩は溶けていない。 つまり、塩は何の役にも立ってない!!!!! あれ? それってつまり深田ありが正しかったってことじゃね? ティッシュでも塩と変わらないってことじゃね? そして塩よりティッシュの方が楽、と。 あ、もしかしてからかわれちゃった? あー、そーかそーか。そりゃそうだよな。常識で考えて本気でイオン化なんていうアホがいるわけないもんね。 なんだぁ、ギャグだったのかあ。ごめんね気づかなくて。 キャー恥ずかしい! こんな基礎的な理科すら忘れていたなんて!! からかわれるのも当然でしたな。 あ、だから返信なかったのね。 説明したら深田ありが100%正しいってバレちゃうもんね!! だよねー、イオン化って塩化ナトリウムが電離することだもんね。塩が溶けたら一貫の終わりのSAメソッドにおいてイオン化なんて科学的にありえないよね!!! 化学式を考えれば当たり前でしたな。 NaClの成分が変わったら溶けちゃうもんね!!! かといって溶けなかったら塩である必要ないもんね!!!!! 騙される方がアホだったわ、いやー恥ずかしいなあ。 こんな初歩的なトラップにひっかかるかんて。 でも、ありがとう。 これでTAメソッドの正しさが科学的に完全に証明されたよ。 20世紀の古臭いエセ科学なSAメソッドではなく、21世紀の大発明であるTAメソッドがいかに画期的で正しいかってことだよね。 TAメソッドは正しかった。 100%正しかった。 科学的に絶対的に正しかった。 これからも自信と誇りを持ってTAメソッドを流布できるよ♪ |
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さて、水16種類のれびうが完了した。
やはり海洋深層水マリンゴールドが一番美味いという結論は変わらなかったね。 とはいえ新たな発見はあって、南アルプスの天然水はかなり水だと思う。 マリンゴールドは中々手に入らないし、しかも高い水だからオススメしにくいんだけど、南アルプスの天然水はどこにでもあるので割かしフツーにオススメできるわ。 サントリーの酒はこの水を使ってるんだったかな? 実際いい水だと思うよ。ちょっと褒めちゃうなあ。 まあマリンゴールドには遠く及ばないんですけどね! 水素水については前の記事でやったからいいとして、クリスタルガイザーは正直そこまでネットリとは感じなかったな。ただ岩のようなゴツさというな、硬さはあると思う。 ちょっとひっかかる。 この硬さは硬度とは関係がないな。エビアン硬水だけど飲みやすいし。 水道の水からは塩素……なんだろうなあ、あの味は。 多分塩素だと思うんだ。 そうでないなら鉄パイプの味だが……でもあれ塩素だよなあ。 まあこんなもんかな。 今回の水れびうは本当にキツかったわ。 何回小便したか覚えてねーよ。小便しまくったよ。 うんこも2回やったしな。 通じよくなりすぎ。 でも深田ありの舌はまだまだ衰えてはおらんことがわかってよかったよ。 まあ、この16種類のうちブラインドで当てる自信があるのは水素水とコントレックスとマリンゴールドくらいしかないけどな! あ、水道の水はわかるかもしれん。 でも他の水をブラインドで当てるのは多分無理。 南アルプスの天然水ですら多分ブラインドじゃわからない。 水って本当に難しいからね。 でも結構楽しかったよ水れびう。 いい思い出になった。 |
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水素水には思い出があってね、深田ありが2017年に通っていた職場で「これからの時代は水素水ですので、わが社でも水素水の製造を行いたいと思います」とか言ってきてね、ドン引きした覚えがあるんだよ。
あれは2017年3月だったかなあ。その2か月後に深田ありは辞めるんだけどね。 当時としてももう時代遅れだったんだよなあ。 水素水流行ったの2016年春だもん。一年遅れてる。 で、水素水って飲んだことなくてね、効果も知ったことではなかったんだけど、今回初めて飲んでビックリしたわ。 健康がどうとかは知らん。 ただ味がおかしい。 あれ水の味じゃねーよ! なんだよあれ! ヘンテコな味過ぎるぞ! いやあ、ドン引きですわ。 もう二度と水素水を飲むことはないだろうね、うん。 |
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1、アサヒ おいしい水 天然水 富士山
硬度30mg/L pH8 味 ★★★ 総評 水を舌で転がすとほのか甘味がじわあっとにじみ出てくる。ただし甘味そのものはあまり強くない。 後味にごくわずかな雑味を感じる。 硬度は低いが水にそれなりの硬さがあり、エグ味というほとではないが少しひっかかる感がある。 癖はなく柔らかさもあまりないので水としては割かしフツーの部類ではなかろうか。 特別美味いとは思わない。 2、キリン アルカリイオンの水 硬度59mg/L pH8.8~9.4 味 ★★★ 総評 アサヒの天然水よりもエグ味が少ない。硬度はこちらの方が上なのだが、こちらの方が飲みやすい。 ただし甘味はアサヒの天然水以下で、甘味の知覚は非常に困難。 飲み干すときのひっかかりはそこそこあり、ひょっとしたらアサヒよりあるかもしれん。のど越しはあまりよくない。 全体的にこちらも癖はなく、透明感の高い味。 ただし甘味が本当に希薄であり、味そのものは非常に薄い。 3、尾瀬のおいしい水 硬度53mg/L pH7 味 ★★ 総評 アルコールなどあるはずがないのだが、ほのかに酒の風味を感じる……。 アサヒやキリンと違い明らかに味を感じる。 水は結構硬く、のど越しもよくない。エグ味が少しある。 甘味はキリンのアルカリイオン水よりは遥かにあるが、それでも少なめ。 なんかエグいな。ひっかかりもあるし。 飲み比べるとアサヒの方が間違いなく柔らかい。 んー、あんまり美味い水とは言えない。 4、海洋深層水マリンゴールド 硬度15mg/L pH不明 味 ★★★★★ 総評 一口目からまるで違う。ぶっちぎりで美味い。 非常に柔らかい飲み口であり、甘味も強烈。かなり甘口な水である。 喉へのひっかかりは微塵もなく、ねっとりと粘着的な質感を伴う。 エグ味は皆無。透明なスライムのような味である。 さっぱりした味ではなく濃厚な味で、水の旨味というものが凝縮されたかのような『濃い味』を堪能させてくれる。 後味には柔らかく優しい甘味が春風のように広がっていく。広がっていく広がっていく広がっていく……。 水の味としてみた場合、これより美味い水は存在しないだろう。 5、コントレックス 硬度1468mg/L pH7.4 味 ★ 総評 伝説の超硬水。美味いか不味いかで言うならハッキリと不味い。物凄く不味い。 一口目から「ウッ!」となるほどのエグ味がやってきて、後味もこのエグ味がまとわりつく。非常にエグい。 舌で転がしてみてもなんか鉄分を含んだような味が広がるだけで甘味は皆無。 どことなく牛乳みたいな味がする。そう、『甘くない牛乳』低脂肪乳というか、牛乳から一切の甘味を除去したらこんな味になるんじゃないかな。 喉へのひっかかりは半端ではなく、鼻から抜ける空気さえも鉄分を含んだようなエグ味がある。 ブラインドでもマリンゴールドとこれは当てられる自信がある。それくらい極端に味が違う。 6、サントリー 南アルプスの天然水 硬度30mg/L pH7 味 ★★★★ 総評 スッキリとして飲みやすい水というのが第一印象。 エグ味が全然なくて非常に飲みやすい。喉にひっかはからなくてサラサラ飲める。 マリンゴールドみたいなネットリ感や甘味はないが、それでも爽やかで透明な味わいがあり、フツーに美味い水だと思う。 これと比べるとアサヒやキリンは凄くエグい。 これは全然エグくない。 惜しいのは甘味が稀薄なことだが、それにしても飲みやすいな。 これはオススメだな。 7、富士の恵み おいしい水 硬度46mg/L pH不明 味 ★★★ 総評 少々ネットリ感がある。しかし岩肌を突き破って滲み出る透明な雫を思わせる力強い透明感があり、非常に澄んだ味わいである。 後味に明らかな甘味があって、けれどその甘味そのものは弱く、むしろ塩気に近い。 南アルプスの天然水の方がサラッサラで飲みやすいな。こいつは少しひっかかる。エグ味は全然ないんだけどね。 マリンゴールドと比べるとマリンゴールドの方が柔らかくネットリとして、そして塩い。 そしてマリンゴールドや南アルプスの天然水と比べると多少のエグ味がある。 アサヒと飲み比べて……わかった。この水結構硬いんだ。ネットリとしてるんだけど妙に硬くてゴツい味がする。 好みの別れるところか。 8、ヴォルビック 硬度60mg/L pH7 味 ★★★ 総評 塩がないのに塩気を感じる? ネットリ感はそこそこ。エグ味もそこそこ。甘味もそこそこ。 総じて『そこそこ』な水と言った感じ。 少し灰のようなざらつきを感じる。 その割には喉へのひっかかりはあまりない。 味としては南アルプスの天然水の方が美味いのだけど、こいつはなんかゴバッと飲めるといいましょうか。 9、天然水 ピュアの森 硬度27mg/L pH7.3 味 ★★★★ 総評 おっ。ネットリ感は少なめだが非常に柔らかい。ふんわりしていてエグ味がなく、水の甘味も割かし強め。 マリンゴールドより柔らかいな。 甘味もあるし、これは美味いなー。 ただ味そのものはちょっと薄めだろうか。 これは美味い。南アルプスの天然水と割かし互角。 10、エビアン 硬度304mg/L pH7.2 味 ★★ 総評 フランスの硬水。飲むといきなりとばかりにエグ味がやってくる。まあ硬水らしいっちゃ硬水らしい。 かといってコントレックスほどのエグさらなく、割かし飲める水。 喉へのひっかかりは結構あるし、味わいも硬いんだけと、一方で甘味はないな。 ほのかに甘くない牛乳感はあるが、それにも増して甘味がないな。 正直好みではない。 11、ポッカサッポロ 富士山麓のおいしい天然水 硬度63mg/L pH7.8 味 ★★★★ 総評 甘エグい。第一印象はそれだ。 この水かなり甘いんだけど、甘さの中にエグ味が混ざっている。 スッキリとしていて、それでいてネットリともしている。 個人的には悪くないんだが、やはりなんだろうな、甘味とエグ味が合体したこの味は少々独特であり、少し牛乳感があるんだよな。 微妙なところである。 とはいえ、清涼感のある味ではあるし、まあおまけして★★★★でいいか。 12、いろはす 硬度27 pH不明 味 ★★★ 総評 ネットリしているが甘味はない。 いや、うん、甘味はかすかにあるか。かすかにな。 だがそれと同時にエグ味も顔を出す。 後味にほのかな粘土感。 喉へのひっかかりはそこそこ。そんなにキツくはないが、ないわけではない。 うーん、やはり後味の粘土だな。この味がちょっと好みではない。 柔らかさはあるし比較的飲みやすい部類には違いないが、なんか後味が気に入らない。 13、クリスタルガイザー 硬度38mg/L pH不明 味 ★★★ 総評 ………………ん? 後味に穏やかな甘さ? かすかに甘い。かすかに。 しかしこれ……んんん? 味がない……。エグ味はないが味もない。 甘味は後味にかすかにあるにはあるのだが……しかしこれ……。 クリスタルガイザーはネットリしてると言われるが、こうして飲み比べる限りそんなでもない。むしろマリンゴールドの方がよっぽどネットリしている。 クリスタルガイザーは一方で喉にひっかかる。かなりひっかかる。 不思議なくらい味わいが硬くて『詰まる』感じがする。 14、セブン&アイプレミアム 天然水 硬度39mg/L pH7 味 ★★★★ 総評 かなり柔らかくネットリした水。 甘味が強くまろやかでエグ味も少ない。 喉へのひっかかりも少なくサラサラと飲める。 これは中々美味い。 適度な硬さもあり、少々筋肉質な味わい。 ガリマッチョな水というべきか。 マリンゴールドと比べるとやはりちょっと味わいが足らんな。でも癖がなくて美味しいよ。 15、カラダの中からキレイに 水素水 硬度71mg/L pH8 味 評価不能 総評 水素水である。 生まれて初めての水素水である。 とはいえ水に水素を入れただけで………………な、なんだこの味は!? み、水と水素しか入ってないはずだよな!? 味がする……明確にハッキリと味がする……。 コントレックス以上に味が強い……。ブラインドでもこれは絶対に当てられる。間違いなく当てられる。 味が濃いとかではなく、味がある。 どんな味かというと、牛乳の味だ。 これ牛乳の味がする……。 水素に味なんかあるわけないのに……そんな、バカな。なんだこの水は!? 水そのものの味がこれなのか!? 大分県鹿鳴越山の天然水だそうだが……えええええ。なにこの味。 いやおかしいだろこれ!? 変だよ、これ絶対に変だよ! 水の味じゃないよう! 美味いか不味いかでいうと……わからない。 美味いような、不味いような……。 16、深田ありの家の水道水 硬度不明 pH不明 味 ★★ 総評 鉄パイプの味というのだろうか。水そのものは全く癖がなく、柔らかくてエグ味……そう、エグ味が全くないのだけど、後味に妙な鉄臭さが伝わる。多分水道管の味。 エグ味はないが甘味もこれまた全くなくて、味というものは一番稀薄。本当に味らしい味が乏しい。 そのくせ後味には鉄の味がする。水道管の味がするんだ。いや、塩素かこれ? あー、これ塩素かもしれん。プールの水の味を思い出す。 んーこれは評価がわかれる水。 |
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普段煙草やビールのれびうをしている人間として、その舌にはある程度の精度がないといけないと常々思っていた。
そう、せめて水の味がわかるようではないと、と! そして今月は歯茎と歯と舌を休めるために煙草を吸わないことにしている。 ここ最近何故か歯に痛みが走り、数ヵ月間歯茎の調子も悪い。 多分煙草のお供のコーラが原因と思われるが、3月にコーラ断ちして幾分回復したとはいえ痛みはあるしこのままだと治る気配がない。 歯医者は知覚過敏だと言ったが、まあそうなんだろう。 てなわけで歯の負担を減らすため、今月は煙草を停止している。 ゴールデンウィークになったら煙草を再開するがね。 ついでにここ数年慢性的な舌焼けがあったからちょうどいい。 舌焼けって治るのに10日かかるんだよ。ここ8年くらいそんなに煙草を中断できてなかったので、舌の違和感がずっとあった。 また舌の新陳代謝は非常に早く、10.5日で完全に細胞が入れ替わる。 つまり煙草を停止して10.5日たてば舌は回復できるだけは出来たと考えていいだろう。 で、煙草を停止して11日目。 舌の調子はずいぶんよくなった。 またその間に毎朝舌苔の除去をしてますます味覚を鋭敏にしている。 そうなるとやりたいことがあるのよ。 何年も前からやりたかったんだ。 そう、それが。 水れびう である! 水のれびう! まさに超高難易度であり、こんなときでないととてもできない。 ハッキリと言うが煙草は味覚を鈍らせる。 煙草のアルカリの煙は舌を傷つけるからな。まかり間違っても煙草を吸ってるときに出来る芸当じゃない。 また濃い味に慣れると水の繊細な味はわからなくなるので、ここも留意した。 万全の体制で水に挑む!!! れびうする水は全部で16種類。 1、アサヒ おいしい水 天然水 富士山 2、キリン アルカリイオンの水 3、尾瀬のおいしい水 4、海洋深層水マリンゴールド 5、コントレックス 6、南アルプスの天然水 7、富士の恵み おいしい水 8、ヴォルビック 9、天然水 ピュアの森 10、エビアン 11、ポッカサッポロ 富士山麓のおいしい天然水 12、いろはす 13、クリスタルガイザー 14、セブン&アイプレミアム 天然水 15、カラダの中からキレイに 水素水 16、深田ありの家の水道水 以上である。 これだけの水を用意するのは大変だったぞ。 重いし金かかるし……。 しかし! ついに水のれびうをする時が来たのだ!! 深田ありの舌が、今、試される!! |
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2013年発売
参考比較(5段階評価) ブライト 高音……★★★★ 中音……★★★★★+α 低音……★★★★ 総合……★★★★★ バランス 高音……★★★ 中音……★★★★★+α 低音……★★★★★+α 総合……★★★★★ ウォーム 高音……★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★★★+α 総合……★★★★ aune BU1+鬼丸改S+Spinfit+バランス 高音……★★★★★ 中音……★★★★★+α 低音……★★★★★ 総合……★★★★★+α 深田ありのオデオがついに終わった……。 長い道のりであった。 2014年10月から沼にはまり、2019年11月にようやく終わったのだ。 その間、実に5年1ヶ月!! walkmanを初めて買ったのが2008年9月だから、それを考えると11年2ヶ月だ!! なげえ……。 でもやっと、やっと終わった。 長かったよ。本当に長かったよ! え? 2020年4月だろって? そうだよ終わらなかったんだよ畜生!!! とはいえ流石にハイエンドはもう買わないよ? 流石にね。 てかヘッドホンは終わってるし、イヤホンも正直あも2本かなあ。3本……4本……5本……どーだろ。 取り敢えずDK2001は最後のイヤホンとして確定している。 Libeslaidは高確率で買う。 問題はこの2つで割かしイヤホンは終わりにしていいんだけど、他に何か買うかどうかはまだわからぬ。 DK2001が取り敢えず正式にラストだと決めたのでこれを買ったらもうイヤホンは買わない。 深田ありはSE215speを買ってオデオ沼にハマった。 SHUREから深田ありのオデオは始まったんだ。 だからSHUREで終わるんだ。 SHUREに始まりSHUREに終わる。 深田ありはずっと前からそうしようと決めていた。 ……SE846買ってもオデオ終わらなかったけどな!!! まあ、仕方ない。オデオを終わらすって大変なんですよ……。 とにかくもうちょっと続くんじゃよ。 KSE1200でもよかったけど、あれクッソ高いし、BA枠を埋めるためにもSE846が一番良かった。 深田ありの所持BAは1BA~4BAまでリスニング、モニターを1本ずつの計8本!! 美しいだろう? 狙ってやったのさ。 だからSE846でないとダメだったんだな。 さて、今回のれびうだが、深田ありが見つけた究極の組み合わせで行う。 それはaune BU1+鬼丸改S+Spinfit+バランスノズルというものだ。 この状態は据え置きで聴くよりも音が良く、EAH-TZ700と張り合えるサウンドになるのである。 この組み合わせじゃなきゃダメなんだ。どれか1つでも違うとこの音にはならない。 aune BU 1+鬼丸改S+Spinfit+バランスノズルは今後『SE846 Perfect Edition』と名付ける。 今回は比較はしない。レベルが違いすぎて相手にならんからね。 正直Legend Xに負けない音してるし。 もう一度言うが今回のれびうはSE846 Perfect Editionによるものだ。 傾向は ブライトがフラットよりのかまぼこ バランスが低中音より ウォームが低音より SE846 Perfect Editionが低音中音高音全てがパーフェクト 高音 ・かなりキラキラする。しかも全く刺さらない。その上かなり近いところで鳴る。べらぼうに質がよく、量もいい。文句のつけようがないな。 中音 ・至高のボーカル。ピアノも心地いいし、かなり近いところから生々しく鳴ってくれる。少々ソリッドだがBAらしさのある中音で、質は非常にいい。めっちゃクリアだし。艶かしさやエロさではイーリアたんには勝てないが、あれと比べるのがそもそも間違っている。イヤホンでは他を圧倒するレベル。 低音 ・★★★★★ではあるが量感がそこまでバカスカでるわけではない。重低音がストンと来る感じやしっとりとした質感、締まりなんかを考慮している。量感に関してはFI-BA-SSとちょっと上くらいで、FI-BA-SSの方が締まってる。でも2つドライバー使ってるだけあって量感に不満はない。ぶっちゃけ★★★★でもいいかもしれない。ちょっと贔屓目。 解像度 ・非常に高い。イーリアたんより高い。ここら辺は流石モニターといったところ。非の打ち所がない。 クリア ・結構クリア。バランスノズルだから若干ヴェールを感じないでもないが、よほどクリアな機種と比べないと気にならんレベル。だいたいイーリアたんと互角くらいだろうか(つまりやっぱりヴェールはかかってる)。特に中音のクリアさは素晴らしい。 音場 ・ここは明確に狭い。まあモニターだからね? aune BU1も音場は狭いため、SE846唯一の欠点がここだな。本当にここは評価できないけど、まあモニターだからね? 基本的に据え置きとSE846の相性はあまりよくなく、ノズルを変えても音質についてはまあそれなり程度のものでしかない。 篭るからな、据え置きだと。 しかし鬼丸改Sにリケーブルし、イヤピにSpinfitをつけ、ノズルインサートをバランスにしたSE846をaune BU1で鳴らしたとき、奇跡が起こる。 低音中音高音全てがパーフェクトとなり、全く非の打ち所のないイヤホンになる。 アンドロメダやLegend Xで味わった衝撃をSE846から感じとることが出来る。 最後のイヤホンに相応しい恐るべきサウンド。 基本的に深田ありは上記の組み合わせで完全に安定しており、これをもってオデオを終了する。 ちなみに上記の組み合わせだが、ブライトにすると高音が刺さりまくるのでダメだ。据え置きだとブライトでないと篭るのだが、aune BU1だとバランスでないと音が壊れる。 バランスでこそ完全無欠のサウンドになるのである。 据え置きでブライトだと低音がストンとこないんだよな。 だからSE846 Perfect Editionはこの組み合わせでなければいかん! 長い道のりであった……。 さて、最後にSONOROUS Ⅳ CTおよびイーリアたんと聴き比べるか。 SE846クラスのイヤホンなのだ。贅沢にこいつら二人と勝負させよう。 勿論勝負に使うのはaune BU1+鬼丸改S+Spinfit+バランスノズルによるパーフェクティング・コンビネーション。 SE846 Perfect Edition!!! いざ! SONOROUS Ⅳ CT。 まあ当然というか、SONOROUS Ⅳ CTの方がクリアで奥行きがあって三次元的で音場が広いね。 てかSE846は音場の狭さだけはどうにもならんね。 特にSONOROUS Ⅳ CTと比べるとやっぱ篭るね。まあSONOROUS Ⅳ CTはFI-BA-SSやSR325e並にクリアなわけなんだが……。 低音の量感さらに質においてもSE846の方が上だと思う。とはいえSE846ってそこまで量感はないんだよね。実はね。質はいいんだけど。 ボーカルは非常に近く、しかもSONOROUS Ⅳ CTより艶がある。ただSONOROUS Ⅳ CTの方がリアルで生々しいね。SE846の中音は響くしツヤツヤで近いんだけど、ちょっと嘘臭い。 高音は割かし互角か。いや、SONOROUS Ⅳ CTの方が明るく伸びがある。 音の分離がいいためか、音の濃さはSE846の方がちょっと濃い程度。 全体的にSE846は暗くて大人しいがSONOROUS Ⅳ CTは明るく派手ってのはあるね。 解像度は……SE846の方が上かなあ。微妙なところ。 んー、トータルで見た場合、やはりSONOROUS Ⅳ CTの方が上と言わざるを得ないね。 確かに個々の分野ではSE846にも優位な点はあるが、総合的にはSONOROUS Ⅳ CTが勝る。 ここら辺はやはりSONOROUS Ⅳ CTすげえというべきだろうね。 ていうかね、最近でこそイーリアたんに押されてるけど、SONOROUS Ⅳ CTだって7万円のヘッドホンと同等の音質は持ってるんだ。具体的に言うとD7200とタメ張れる音だ。 SE846に負けるような音はしてない。たとえSE846 Perfect Editionが完璧な音だとしてもなお、そこには越えられない壁があるのだよ。 イーリアたん。 やはり個々の音質でもイーリアたんには敵わない。 低音の量も質も完敗であり、中音の生々しさ、艶、エロさは圧倒的にイーリアたんが上。 高音はSE846のが上だけど。 解像度は互角くらい。 空気感や音場、抜けのよさは比べるのもおこがましいくらいイーリアたんが圧倒している。 流石にイーリアたんには勝てないね。 でもイーリアたんに勝てるイヤホンなんて、多分この世には存在しないと思う。 いや無理だって絶対。 KSE1500でも勝てないと思うよ。 イーリアたんスゴすぎる。 確かにイヤホンとしては頑張ってる。物凄い頑張ってる。 特にこの組み合わせは本当に素晴らしく、他のハイエンドを圧倒的できる力を持つ。 が、欠点がないわけではないのだ。 それはやはり音場の狭さ。 とにかくこいつ音場が狭い。非常に平面的でべちゃっとしてて、まさにモニターのそれ。 まあね、SE846は元々音場狭いのに、aune BU1がこれまた輪をかけて音場の狭いポタアンなので本当に窮屈な音がする。 抜けもよくないし三次元感もない。 個々の音質や響きはとてもいいんだけど、空気感が絶望的にないため、他のハイエンドイヤホンやヘッドホンとはそこで水を開けられるところはあるねー。 とはいえ、個々の音質はやっぱり非常によくて、EAH-TZ700と互角に渡り合えてると思う。低音の量感がちと物足りないが。 Legend Xより繋がりもいいし濁りも少ない。 特にこのPerfect Editionはボーカルが控えめに言って神だからね。 神のかまぼこ。 まあイーリアたんなら勝てるけどね。SONOROUS Ⅳ CTの方がリアリティはあるし。 だからやっぱりハイエンドイヤホンの限界っていうの? そーゆーのはあると思う。 特にSE846の欠点はわかりやすいしね。 とはいえ、とはいえ。 こんだけ鳴ってりゃ十分だろ? 個性豊かなハイエンドならFI-BA-SSとDORADOがあるわけだし、ここは王道に決めて正解だったと思うよ? 実際もうハイエンド買う気ないし。 そもそもね、SONOROUS Ⅳ CTやイーリアたんに負けるってね、比較対象がおかしいからね? それでもかなり頑張ってるしSE846。 やっぱ流石だと思うよ。 |
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2019年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ バイノーラル録音用イヤホンなる、かなり特殊なイヤホンである。 少なくともバイノーラル録音用イヤホンなぞ他にはER-4Bしか知らん。 あれはER-4Sより高音がキツいらしいのだが、聴いたことはない。(視聴機見たことねえしケーブル単品でも売ってねえ) しかしこのE500は逆に高域を落としているらしい。 ふむふむ??? finalはそのフィソロフィーがとても明確だ。 原理的に正しい音を徹底的に追求する。 これだ。 つまりかなりの努力家的なメーカーで、徹底した理詰めにより高音質を実現する。 ……少なくともFシリーズ以降は。 finalの理論はD8000でその頂点に達したな。 視聴したことあるが、確かにあれはスゴい。 あらゆる箇所において全く隙がなかったね。 強いていうなら低音が少し緩かったが、シルバーコートケーブルぶっさせば無敵になるだろう。 ただ音は真横から来る。 いわゆるスピーカー的な鳴りは一切しない。 『ヘッドホンの中の最上位』って感じの音だ。 このイヤホンならイヤホンの、ヘッドホンならヘッドホンの枠組みの中でトップを目指そうとするのはFシリーズからだろう。 個人的にはこの傾向好きじゃない。 昔みたいにさ「ホームオーディオに圧倒的に勝てるイヤホン」を目指して欲しかったな。 だから深田ありの所持するfinal製品って全部昔のだったんだよ。 SONOROUS ⅣにせよFI-BA-SSにせよAdagio Ⅲにせよ、昔の、空気感をとても大切にしていた頃のfinalが好きだった。 一方で音はどの機種もかなり癖があるんだけど、その癖も個性として好意的に受け止めている。 だから上記3つは全部好きなんだ。 しかしFシリーズ以降、そのスタイルを止めてあくまでイヤホンならイヤホンの枠組みの中でいい音にしようという路線は、正直好きじゃなかった。 でもこのE500はそんなfinalが久々に出した変態機種というか、昔のfinalっぽくてずっと気になってた。 しかも今のfinalらしい徹底した理詰めを搭載している。 音響工学、音響心理学、空間音響学を駆使しているからな。 ……音響学ってそんなに色んな種類あったんか。 まずそこにビックリだよ。 世界でたった2つしかないバイノーラル録音用イヤホンのひとつ。 気になるじゃないか。 ……深田ありはバイノーラル音源といえるのがごくわずかの耳かき音声しかないという点は置いといて。 そう、買うのを悩んでたのはここだ。 深田ありは耳かき音声がほんの少ししかない。普段聴かないからな。 今だとASMRというらしいね。 まあ今回のれびうはそんなわけで少し特殊だから、耳かき音声と音楽、ふたつの要素かられびうしていく。 ちょっと変則的だね。 では聴いていこう。 傾向はフラット。スーパーどフラット。 高音……量感は乏しいんだけど実は低音や中音と量感はほぼ均一である。このイヤホン能率が悪いからわかりにくいけど、音量上げるとフツーに刺さるよ? 別に高音が引っ込んでるわけじゃない。 中音……かまぼこと勘違いされやすいが、これはかまぼこではない。何故なら中音が際立ってないからだ。低音や高音と同じレベルの大人しい中音であり、別段中音が目立つわけではない。響きはない。 低音……かなり大人しい低音。量感は乏しい。締まりもあるにはあるがギチギチではない。ただとにかくすげえフラットなので低音は低音ではっきりわかる。 解像度……値段なりか。決して解像度は高くない。 クリア……2020円と考えると非常にいい部類だが、篭ることは篭る。オーディオ的なクリアさは乏しい。ただスーパーどフラットなのでどの帯域が篭る、というより全体的に篭ってる感じ。 音場……音場はそこそこ広い。左右に広い感じで前には広くない、というか狭い。空気感はある。 定位……80点かな。悪くはないんだけど、やはり前の定位は正直よくないと思う。分離がそんなによくないんだな、こいつ。 立体感……まず左右と後ろは割かし完璧。かなりわかりやすい。距離感も立体感もある。上下は少し苦手だがそれでもそこまで違和感はない。しかし前はダメだ。左右や上下、後ろの距離感と違って前の距離感はさっぱりわからない。かなりわかりにくい。前方定位感が根本的にないので前から聴こえない。後ろから鳴ってると言われても納得できるくらい前からはわからない。 ASMR感……耳かき聴くと割かしゾワゾワする。リアリティのある心地よさがあり、流石にASMR、VR用を謡うだけはある。 とにかくこのイヤホン、フラットである。 ドン引きするほどフラットである。 今にも 「フラットなんてやろうと思えば僕にだって出来るんです」 と手塚治虫みたいな声が聞こえてきそうなくらいフラットである。 YAMAHAのHP-50に匹敵するフラットさで、音楽的感銘とか、音の楽しさとか、音のよさとかは眼中にない、遠い次元に置いてきたような、徹頭徹尾フラットを突き詰めたような、『極端なフラット』を感じる。 ER-4Sより絶対的にフラットだぞこれ。 深田ありはHP-50と出会うまで、ある種の高音ホンをフラットと思っていた。 しかしHP-50との出会いによって本当のフラットを知った。 そしてE500は間違いなくその路線にある、正真正銘のフラットである。 かまぼことは違う。 finalの社長がE500はEシリーズの名を冠しているが中身は別物と言ったが、なんとなくわかる。 だってこれ、finalらしくないもん。少なくともEシリーズらしくはない。 手塚治虫が水木しげるの妖怪シリーズに対抗するようにどろろを描いたように、これはfinalの音ではない。 明らかにバイノーラル録音に焦点を合わせ、全く独自の理念から作られている。 finalはなんだかんだどのイヤホンも味をつけてリスナーを楽しませようとする工夫が見られるのだが、こいつは全く見られない。 あまりにもフラットで、あまりにも味がない。 前方定位感がなく、マランツのHP101の方が定位はよい。HP101の方がクリアだし分離もいいし音場も広いし、何より響く。 ただマランツのHP101は音の焦点が存在しないので、音の焦点がしっかりしているE500と比べると違和感がある。 この前方定位感の無さゆえに立体音響に向くかどうかは難しいところ。 空気感はあるんだけどね。 ただ耳かき音質のようなASMR系を聴くとかなりゾワゾワするので、やはりそういう用途では非常にオススメだと思う。 ちなみに音はもんのすごくつまらない。 味付けらしい味付けが皆無であり、音を楽しませる気が微塵もない。 ある意味リファレンスに使える。 ここまでフラットなのは本当に珍しい。 |
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2016年発売
参考比較(5段階評価) 本機 高音……★★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★★★ 総合……★★★★ EarPods 高音……★★★★ 中音……★★★ 低音……★★★ 総合……★★★ MDR-CD900ST 高音……★★★★ 中音……★★★★★ 低音……★★★ 総合……★★★★★ 正直買わなくてもよかったんだけどね。 ただウッドホン枠であるATH-CKW1000ANVは背面だけウッドで他はチタンのハイブリッド構造な上、どうも背面だけ木だと木の音を出しきれないためチューニングを変えて木っぽくしているらしく、将来的にウッドへの不満が出そうだったので、ちゃんとオール木のイヤホンをひとつ用意した。 デザートのあれかたのしいかいしゃのあれを狙ってたんだけど、こいつが格安だったから(1800円だ) 定価としては8800円なので上記2機種よりぶっちぎりに高いし。音がよかろうと。 それにDURA BASSとの比較もしてみたかった。 木らしさがより伝わるだろうと。 木はサペリ材。 家具では見かけるがオーディオだと非常に珍しい。 どんな音になるのやら。どきどき。 ケーブルは布巻だが木っぽいカラーに統一され、プラグの筐体も木になっている。 デザインは中々よい。 サイバードライブらしいデザインだ。 例によってイヤピは糞なのでfinalのEに変えてある。 では聴いていこう。 傾向はドンシャリ。超ドンシャリ。 高音 単品印象……非常に強くキラキラする。低音よりも目立つ。かなりキツい高音。 DURA BASS……全く同じ。少なくとも違いはわからん。 中音 単品印象……低音高音の後ろに引っ込んでおり、質も良くないが、不思議な空気感がある。 DURA BASS……基本的な音は全く同じ。ただClassic BASSにはある空気感がない。 低音 単品印象……非常に強い。凄まじく強い。締まりも深さも量感も非常に凶悪で、まさにサイバードライブの低音。 DURA BASS……ほとんど同じだが、若干DURA BASSの方が強い。 解像度 単品印象……基本的には低い部類。解像度よりもノリで押しきるタイプ。 DURA BASS……Classic BASSより抜けが悪い分幾分低いか。 クリア 単品印象……割かしクリアな部類。細いDD一発の音だがクリアさは確保している。 DURA BASS……ここはClassic BASSより明らかに篭るね。間違いなく。低音が強くて音場が狭いためだろう。 音場 単品印象……特別広くはないが、不満があるレベルではなく、抜けもいい。木の多孔質が抜いてくれているのだろうか? DURA BASS……かなり狭い。Classic BASSより明らかに狭く抜けも悪い。 ち、違いがわかりにくい……。 ないわけじゃないんだが、あまりにも音が似すぎていて間違い探ししている気分。 音色はまさにサイバードライブであり、衝撃のアメリカンサウンド。 ハイレゾは証明された。 DURA BASSとの違いが全然わからんレベルで、聴き比べてやっとのこと分けてるような感じ。 あまりにも似すぎていて使い分け出来ない。 ほとんど同じ音がする。 ドライバーは間違いなく同じ。 ただビルドクオリティにおいては大きな差がある。 Classic BASSはDURA BASSよりもケーブルが細く、ブーツが小さく、プラグの保護もショボい。 なんかここに明らかなコスト差があって、なんで定価同じなんですかね??? Classic BASSは「断線? あーそーだろうね」とでもいいたくなるくらいおざなりで、非常に不安を誘う構造なのに対し、DURA BASSはしっかり断線対策のブーツがなされており、ケーブルも太い。 なんでこんな違うんだ??? 木だからその分高くついたのか? 音がいかんせん同じ過ぎてあんまり語ることがない。 強いて言うならClassic BASSの方が音場が広く、音が細く、低音が大人しく、抜けがいい。 だけどそれは『強いて言うなら』であって、音の違いは5%くらいだ。 95%同じ音がする。 あまりにも音が似すぎていて使い分けできない。 ケーブルの太さで低音に差があり、ウッドハウジングによって音の抜けに差を作ってる印象。 それも微妙にな。 ただ取り回しはClassic BASSの方がいい。 ケーブル細くてハウジングも軽いからな。 finalは同じドライバーでもハウジングの違いで露骨に音が違うけれど、サイバードライブはハウジングはおろかケーブルの太さまで違うのに音がそっくりだ。 ……これ分けて販売する必要あったのか??? DURA BASS所有者はClassic BASSを買う必要はないと思う。 音の95%が同じだからな。 ハウジングが木で、ケーブルも細いからそこに微妙な違いはあるのだけど、本当に微妙です。 どっちが好きかは好み……というレベルですらない。 どっちも同じだから安いの買っとけ。 それにしてもDURA BASSのレビューはそこそこあるのに、Classic BASSのレビューって全然ねーのな。 ……売れなかったのか。 まあDURA BASSは尼で3000円の時話題になったもんな。あとヤマダで大安売りしてたから。 Classic BASSはそういう点で話題にならなかったもんな。 ……大安売りしてたんだけどね。 |
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