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Quad ERA-1
2018年発売


参考比較(5段階評価)
高音……★★★★★
中音……★★★★★
低音……★★★★★
総合……★★★★★+α

EarPods
高音……★★★★
中音……★★★
低音……★★★
総合……★★★

MDR-CD900ST
高音……★★★★
中音……★★★★★
低音……★★★
総合……★★★★★


深田あり最後のオデオである。
本当はD6000を最後にしたかった、finalのね。
しかしD6000が発売する気配が全くなく、このままではいつまで経っても沼から抜け出せない。
そんなわけで急遽代替品としてこいつでオデオを終わらせることにした。

こいつを選んだ理由は以下の通り。
・D6000と同じ平面駆動であること
・D6000よりも音が間違いなくいいと断言できること
・ブランド的価値があること
・ハイエンドヘッドホンであること

ちなみにハイエンドには違いないが、日本価格でこそ15万8000円とイーリアたんより高いのだが、イギリスだとこいつ定価800ポンドなんだよな。
ちなみにイーリアたんは1000ドルだ。日本価格で13万円(かつては17万円)だけど。
明らかに日本価格はぼったくりである。
そして後述するが、15万8000円の音はしていない。ていうかイーリアたんに負けている。
ただ、まあD6000がいずれ出ても負けるような音はしていないから許す。

ちなみに候補は他に
・EAH-TZ700
・Lab1
・FI-BA-SST
の3つがあったのだが、どれもそれぞれに問題があり、最終的にERA-1を選んだ。
一応上の3つよりはERA-1の方が音がいい(Lab1は聴いたことないけど、負けることはあるまい)

さて、聴く前にQuadというメーカーについてだが、これはイギリスのピュアオーディオメーカーであり、『コンデンサー型スピーカー』で有名である。

出た! ピュアオーディオ!
やっぱ深田ありはピュアが作ったイヤホンやヘッドホン好きなのよ。

で、Quadといったらコンデンサー型スピーカー、というほどコンデンサーが有名な会社で、Quad自身もコンデンサーには並々ならぬこだわりがある模様。

そんなQuadかヘッドホン参入……したら何故かコンデンサーではなく平面駆動だった。
へ、平面駆動??? 何故?
スピーカーは作れてもヘッドホン用のドライバーは自前では作れなかったからどこかのOEMにしたとか?
自前でヘッドホン用のドライバーも作れるFocalと比べて情けないなあ。
とはいえ証拠はないがね。


では、そろそろ聴いていこう。
我が最後のオデオを!!!

傾向はフラット。


高音……SONOROUS Ⅳ CTには劣るがイーリアたんには勝る。ただし超高音はイーリアたんの方が上。浅い高音はイーリアたん唯一の欠点なので、そこは超えている。伸びやかできらめきもあり、少々刺激的。サ行が少し刺さるが、あまり気にならんレベル。

中音……非常に近く、ボーカルはSONOROUS Ⅳ CTよりもイーリアたんよりも遥かに近い。厚みもあり、細い感じはしない。艶や生々しさもある。ただしイーリアたんのような妖艶なエロさはなく、しっとりした魅力は伝わってこない。非常に淡々とした感じで幾分機械的。

低音……平面駆動とは思えぬやたらパワフルな低音が炸裂する。SONOROUS Ⅳ CTよりずっと強い。イーリアたんと量は互角か。深さではイーリアたんが上回る。また質もイーリアたんのようなリッチな感じはなく、締まりもあって質はいいのだが『締まりがある』と評価してる時点でイーリアたんには勝てていない。ただそれでも平面駆動らしからぬ迫力の低音は素直に称賛したい。

解像度……SONOROUS Ⅳ CTよりは上だがイーリアたんには劣る。とはいえ基本的な解像度は十分ハイエンドのそれで、MDR-CD900STに負ける解像度ではない。つまり必要十分。

クリア……割とクリアな部類。イーリアたんよりはクリア。しかしSONOROUS Ⅳ CTよりは篭る。なので許容範囲というべきか。

音場……イーリアたんよりもSONOROUS Ⅳ CTよりも狭い。ハイエンドとしては狭い部類だろう。ただ開放型であるため抜けはよく、別に窮屈さはない。まあフツーか。ちなみに音は真横から来る典型的ヘッドホンの音。



全体的にはどの帯域においても過不足のない万能選手。
ただしどの帯域においても特別強烈な魅力はなく、地味。
音そのものは明るく、イーリアたんみたいな暗さはない。
しかしSONOROUS Ⅳ CTのような派手さもなく、淡々としている。
音場の広いSE846みたいな音。
ただしSE846と決定的に違うのは『響き』。
ERA-1はかなり響く。イーリアたんほどではないが倍音効果もかなりあり、響きと混ざって独特の香りを残している。

低音も中音も高音も全て高水準で隙がないが、逆に言うと小さくまとまった感じで、ウルトラハイエンド特有の『凄い』という感覚がない。
なんていうか、一段レベルの低いところで器用にまとまった音。
かなりモニター寄りだが響きが強いのでリスニングになる。
そのためハイエンドによくある『スゲー魅力があるが隙もある』タイプとは違い『隙はないがスゲーと思う箇所もない』という形でハイエンドに位置する感じ。
アッパーミドルはスゲーと思わないくせに隙があるからな。

深田ありの感覚だと(あくまでヘッドホン。イヤホンは基準が違う)

ウルトラハイエンド……スゲー音で隙がない
ハイエンド……スゲー音だが隙がある
アッパーミドル……凄くはないし隙もある
ミドル……魅力はあるが隙だらけ
エントリー……値段を考慮すれば凄いのもあるが隙が多すぎる
ウルトラエントリー……隙のカタマリ。魅力を探すのも無理ゲー

こんな感じ。
しかしERA-1には隙らしい隙はどこにもない。
ただスゲーと全く思わない。ぶっちゃけアッパーミドルの音色。ただ、隙がないからハイエンドに位置してる感じ。
イーリアたんはウルトラハイエンドとも戦える魅力はあるが、隙があるからハイエンドなのとは対照的だ。

ちなみに平面駆動だけあって歪みはない。ここは平面駆動のメリットやね。
ただ平面駆動はあくまでDDなので、音はとてつもなくDD臭い。コンデンサーきある『絹のような音色』は一切しない。あくまでDDの音で歪みがない。


深田ありが本機に割と辛口なのには理由がある。
それはこいつ、SONOROUS Ⅳ CTより少しだけ音がいい程度なんだよ。
イーリアたんには太刀打ち出来ていない。

確かにSONOROUS Ⅳ CTよりは音いいんだよこいつ。
しかし、少しだけなんだよ。イーリアたんとSONOROUS Ⅳ CTとでは明らかにランクの違う音なのに、ERA-1とSONOROUS Ⅳ CTとでは本当にギリギリERA-1の方が音がいい音なんだよね。
それの何が気にくわないかって。
ハイエンドで
故障率が高く
しかもディスコン
のヘッドホンがこの程度なことに決まってる。
まあこいつイギリスでは800ポンドなので、そう考えると値段なりの音ではある。
そう、こいつはまさに800ポンドの音だ。値段なりなのだ。
イーリアたんは1000ドルだけど安過ぎィ!な音だからショックなあるんだな。
間違っても15万8000円の音はしていない。
いいとこ10万円の音。
イーリアたんは17万円時代ですら安いと言われていたのに(個人的には17万円くらいの音だとは思うが。隙があるので20万円の音はしていない)

とはいえ、腐っても800ポンドのヘッドホン。EAH-TZ700よりは絶対的に音がいい。
D6000に負けることはあるまい。
だからまあ、許す。

ちなみに平面駆動だけあって音量は全然取れない。
ER-4Sの6割増しくらいの音量を必要とする。

また音色はちょうどイーリアたんとSONOROUS Ⅳ CTの中間みたいな感じなのよね。
暗くて地味なイーリアたんと明るく派手なSONOROUS Ⅳ CT。
そしてこいつは明るく地味な音。
まさに中間だ。
割とモニターチック。まあリスニングだけど。


とまあ我が最後のオデオ。
最後を飾るには少々不満もあるが、元よりハイエンドはイーリアたん、SE846、DORADO、FI-BA-SSで十分だし、家ではイーリアたんとSONOROUS Ⅳ CT、外ではDK2001をZX100で聴くというスタイルでとっくの昔に完結していて、これは蛇足というか、オデオを終わらせるためにやったことだからね。
ちなみにこれ以上は買わない理由がある(それを買った理由もある)。

それはこれで深田ありのイヤホン、ヘッドホン、耳かけの合計がピッタリ100本なんだよ。
だから買ったんだ。100本という美しさのために。
そしてだから今後はオデオを『買えない』んだ。100本でなくなるのが嫌だから。

そんなわけで最後のオデオ、Quad ERA-1。
色々言いたいことも言ったが、でもこれでよかったんだと思うよ。
足るを知るってやっぱ大事だし、これ以上買っても使い道ないし。


今まで長々とオデオれびうをしていたけど、これにて閉幕です!!
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2020-11-26 Thu 21:18
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