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ベルトラムパイプの喫煙世界
みどり社長ことローランド・プレジデントのグリーンカラーを手に入れてから早4年……。
4年ぶりにパイプを買った。
理由は簡単、幻と呼ばれるほどにレアなパイプがまさかの1300円だったからだ。
マウスピースはなかったけど。
あれを見た瞬間、ポチっていた。
もう条件反射以外ありえなかった。

そのパイプはベルトラムという、アメリカはワシントンDCのパイプだ。
1927~1977年と、ちょうど50年間販売していたパイプで、生産数が少なかったらしく日本には輸出されなかった。
たまーーにオークションに流れるが、まあどんなに安くても1万円は超える。
そもそもレアすぎてまず出ないんだけどね。

さて、このベルトラムなんだが、深田ありはかつてこれが非常に欲しいと思った時期がある。
理由はミーハーで、このベルトラム、とある人物が愛用していたパイプなんだよ。

それはマッカーサーであり、スターリンであり、ルーズベルトだ。
つまり超大国の要人が愛用していたパイプこそがベルトラムなのである。
まあワシントンDCのパイプなんて他にないしね。
で、そんな国家の要人が使っていたパイプ!!!
凄い欲しかった。

しかしとにかくこのパイプはレアで中々出てこない。
出てきても高い。
そして最近はパイプなんか調べもしない。
たまたまなにげなーくテキトーに検索しただけだった。あるなんて思わなかった。あったためしないし。

あったよ。
しかも毎度毎度1万円超えてたのにまさかの1300円だったよ。

マウスピースはなかったけどこれ買わない選択肢あるか!?


ちなみにベルトラムは国家の要人が愛用し、喫味の評価もスゲー高いのだが、実は定価は異様に安い。
ベルトラムにはランクがあって、10~80まであるんだったかな。深田ありのは25。
で、これ値段を表していて、10は1ドル、80は8ドルなんだ。
これ、信じられないほど安い。
当時の物価でも現在価値に換算すると……まあ50年の開きはあるけれど、25……つまり2ドル50セントだと50年代くらいまででだいたい3000円前後。70年代だともっと安くなる。現在価値に直してな。
凄く安い。
深田ありのドクターグラボウ(1950年代)は箱つきで箱に値段があり、5.8ドルとある。
仮にこのベルトラムが50年代の代物でも半額以下だ。信じられないほど安い。
当時のパイプは安いのかというとそうでもなく、ダンヒルに買収される前のチャラタンは100ドル超えは当たり前だし王冠のある最高グレードは1000ドルだった。
70年代のTHE PIPEは200ドルだ。
……そう考えるとベルトラムさん、国家の要人が使ってたパイプにしちゃ安すぎません!?
なんでこんな安いの!?

でも工作精度はとてもいい。煙道は底にあるし左右のズレもない。ドローも極めて良好でモールもすんなり通る。

……なんでこんな安いの!?
てかなんでこんな安いパイプを国家の要人が買うの!?
メイドインワシントンDCだからか!?

あ、ちなみにブライヤーはセンチュリーオールド地中海ブライヤーだそうだ。
……ブライヤーは元より地中海でしか取れねえ。
ギリシャなのかイタリアなのかアルジェリアなのかわかんねーよ!

ちなみにマウスピースはなかったので手持ちの余ってたマウスピースつけようとしたらダボが合わねえ……。
探したらチェリーパイプのマウスピースとピッタリ合った。
デザイン的には不恰好だが仕方ない。将来的にマウスピースはどこかに作って貰おう。
チェリーパイプはめったに使わないから代用して問題ないし。

ちなみに低グレードだけたって木目は控えめに言って糞です。
味には影響しないけどね。


まあ色々気になる点はあるが、そろそろこいつのれびうをしていこう!


煙草はかがやきをチョイス。なんでもベルトラムはバージニアが美味いらしい。
……前の持ち主は臭い的にラタキア吸ってたみたいだけどな。
勿論自前でレストアした。レストアすんの久々だわ。

ちなみにベルトラムに敬意を表し、こいつの名前は『幻のベルトラム』とする。


んじゃ、幻のベルトラムで一服。


……!?
いきなり洋酒の風味……しかしそれはすぐに消える。
感じるのは圧倒的な肉の味。
鰹節のようなコクが染み出てくる。
かがやきの香りはちゃんとしてる。甘味はあまり出ないか。

ドローはギョッとするほど良好。
かなり煙が入る。ぬるぬる入る。するする入る。
こんな煙の入り方は初めてだ……。

甘味が強くなる。ビターも増す。味の解像度はすこぶる高い。
甘味がどんどん増してくる。
後味が塩気。
わずかに洋酒のテイスト。


これが……これが幻のベルトラムの喫煙世界だと言うのか。


な、なるほど、これは伝説になるだけはある。幻の喫味と言われるだけはある。
煙が水のように流れてくる。
小川のせせらぎが煙となって口に広がる。
しかし強く吸おうとすると防波堤が塞き止めし、ゴバッとは来ない。

キュアリングの味はしない。ノンキュアか。

一方で欠点もある。
辛味が思いの外出やすい。
味わいはかなりドライになるが、代わりに辛くもなりやすい。

ジュースは出にくい部類。吸水性がいい。
多孔質なのか、肉厚な割には放熱性もよく下手に吸うと熱くなりやすい。

それにしても煙の流れがなめらかだ。
ぬるぬると煙がやってくる……。こ、これが幻のベルトラム……。
今深田ありはスターリンやマッカーサーと同じ喫味を味わっているのか……。

これは安パイプの喫味ではない。
明らかにハイグレードの喫味。
煙が本当にぬるぬるやってくる。
モールもあっさり通る。

ボウルがデカい……というかアメリカンサイズなので味は薄め。
解像度は高いが、マイルドになるな。

しかし本当にキュアリングの味しねえな。オイルパイプのようなブースト感はなく、シンプルに煙草の味を引き出すタイプ。
工作精度が抜群にいいのは美点だが、オイルパイプ好きとしては少々物足りない。

アンティークなためか、少々古い木の味がする。
タンスの味というか。


なるほどなあ、これが幻のベルトラム……。
高い評価を受ける理由はわかった。
なるほど、これは評価される。

とはいえ、過大評価もあるとは思う。
幻のベルトラムはドローは確かに素晴らしいが、これがアシュトン殿下やダンヒル様、チャラタンやダビドフ、バーリング猊下や、デュポン陛下らと比較して、特別美味いパイプかと言われると少々疑問。
いや、美味いパイプではあるんだけどね?


やはり個人的に最高のパイプはアシュトン殿下だな。
でも幻のベルトラムもこれはこれで十分美味いパイプだよ。
吸水性いいし、なんてったってドローがとてもいい!
アシュトン殿下のスルッとやってくるドローとはまた違う、ぬるぬると入ってくる煙は中々面白い。


あとボウルがとにかくデカい。アメリカンサイズだ。
これ吸うの大変だわ。
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2021-10-16 Sat 22:56
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